CoCoSiA(ココシア)

怒ることができない人の7個の特徴(続き3)

皆から好かれたいと思っている人にとって、そのリスクは自分の望みとは正反対の行動になります。

だからこそ、例え内心では怒りを覚えることがあっても、それ以上に「相手から好かれたい」という気持ちが優先して、相手に怒っているということを伝えることはしないのです。

八方美人な特徴を持つ人は、特にこの手のタイプが多いです。

誰とも無難な関係を築いておくためには、誰からもある程度好感を持たれていることが一番得策です。

そのためには、誰とも揉めてはならない、つまり自分が怒りを露にしてはならないのです。

確かに人を怒らなければ人から嫌われるリスクは減るかもしれません。

しかし、同時にこのやり方は自分に大きなストレスをかけてしまうことにもなります。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、怒れることがあっても、「自分には相手を怒るような資格はないかもしれない・・」と考えて、怒りをグッと堪えてしまうことが多いです。

どんなことで怒れるのかは人それぞれですが、どんな場合であれ、怒っている人には「自分には怒るだけの理由も資格もある」と考えています。

だからこそ顔を真っ赤にしたり、大声を上げたりして堂々と自分の怒りを解放できるのです。

一方で自分に自信がない人は、周りよりも自分の方が劣っていると考えがちです。

だから誰かにバカにされてムッとしても、「でも、この人よりも自分の方が劣っているかもしれない。それなら反論もできないかも・・」と考えてしまって、怒っても相手にそれをぶつけることができません。

自分に自信がないからこそ、自分の考えを棚に上げて他人を怒ることもできなければ、堂々と自分の怒りを相手にぶつけることもできないのです。

怒る人が嫌い

怒る人が嫌いな人は、怒ることで自分自身も嫌いな人と同じになってしまうため、ムッとすることがあっても自分の怒りを表に出そうとはしません。

怒る人に対して嫌悪感を覚える人は、過去に自分が怒られたことで何かしらのトラウマを持っていることが多いです。

例えば子どもの頃に両親から怒られてばかりだったという人は、自分を怒る人間に対してとてもネガティブな感情を抱くようになります。

そのため、例え自分に対して向けられた怒りではなくても、平気で怒りの感情を表に出している人を見ると、子どもの頃の思い出と重なって、相手に対して嫌悪感を抱いてしまうことがあります。

また、「子どものように怒りを露にすることはみっともない」という意識が強い人も、怒っている人を見ると、「いい歳してみっともないなぁ」と感じることが多いため、それと同じような行動を決して取ろうとはしません。

怒る人が嫌いだからこそ、自分は怒らないようにしようと意識することで、怒れることがあってもそれを素直に表に出すことができないのです。

怒られることにトラウマを感じている

過去に怒られたことでトラウマを抱いている人は、直ぐにカッとなって怒るタイプの人に強い苦手意識を持ちやすいです。

例えその人自身を嫌いではなくても、その人が怒っている姿に苦手意識を抱くため、結果としてその人のことが苦手、もしくは嫌いに思えてしまうことがあります。

特に幼少期に親から強く怒られたり、学校で先生から叱られたりする経験が多かった人は、大人が怒る姿に恐怖心を感じてしまい、それが大人になってからもトラウマとして心に残ってしまうことがよくあります。

そのため、例え相手が真剣に自分の意見を伝えようとした結果怒る形になってしまっても、相手の大声や態度に恐怖を覚えてしまって、相手の真意までは伝わってこないことが多いです。

相手が何を思って怒っているのかまでは考えが至らずに、ただ「怖い」と感じてしまうため、結局のところはお互いの意志が通じ合えずに、同じようなことを繰り返してしまうこともあります。

おおらかすぎる

おおらかすぎる性格の人は、何か嫌なことがあっても「怒る」というところまでには至らずに感情が落ち着いてしまうことが多いです。

例えば誰かに嫌味を言われたり、バカにされたりしても、自分で「そうかもしれない」と当てはまる部分があれば、怒ることなく「そうだねえ」とすんなりと受け入れたり、受け流したりします。

また、もし自分で納得出来ないことがあったとしても、「まあそういうことを言ってくる人も中にはいるよね」と自分なりに納得してしまうため、それ以上怒りの感情へと発展することがあまりありません。

そのため周りからは「こいつは何を言っても怒らない」と舐められてしまうこともありますが、その反面どれだけ嫌味を言っても通じないため、呆れてしまって終いにはバカにされることもなくなるでしょう。

怒れないことで起こるデメリットとは

怒らない人は、優しくて大らかなイメージがありますので、人から好かれやすいです。

人間関係においてもトラブルが少ないため、一見すると怒らない人は得のある人生を送っているように思えますが、実際にはそうでもありません。

「怒らない」と「怒れない」ことはまったくの別物ですので、前者の人は確かにその人間性から得をすることが多いです。

しかし、後者の人はどちらかというと、人生で損をしてしまうことも少なくはないでしょう。

では、怒れないことでどのようなデメリットがあるのでしょうか?詳しくご紹介していきます。

バカにされる

怒れないということは、自分が相手に何を言われたり、されたりしても感情を爆発させて怒ることができないということです。