当時はかっこつけることによって、「自分は人とは違う存在だ」ということを周りにアピールしようとすることが多いため、大人になって自分が周りに対してしていたことを思い出すと、とても当時の同級生たちとは顔を合わせられないと思ってしまう人もいるでしょう。
8.寝てない自慢
あなたの周りでも、「昨日は全然寝てないんだよねー」と寝てない自慢をする人はいませんか?
SNSをちょっと検索すれば、寝てない自慢をする人はわんさかと出てきます。
それほど寝てない自慢をする人は世の中に大勢いますし、それが黒歴史になるということにも気付いていない人は多いでしょう。
しっかりと寝て心身を休めることが健康の秘訣ですが、睡眠を摂るのが当たり前だからこそ、その当たり前が出来ていないことによって、「自分は他人と違ってちょっと特別」という感覚を味わいたいという人は少なくありません。
寝た、寝ていないという話題であれば、嘘を言っても他人にバレることはそうありませんし、また悪目立ちをすることなく、日常会話の中でちょっとした優越感や特別感を演出したい人にとっては、格好のネタになります。
また、大抵の場合「昨日はほとんど寝ていないんだよね」と言えば、相手が「そうなの?大丈夫?」と自分を心配したり、「寝なくていいなんてすごいねー」と軽い感心の言葉を返したりすることがあるため、それらの反応が欲しくて実際には寝ているのに、わざと「寝ていない」と自己アピールする人は少なくないでしょう。
しかし、そうした寝てない自慢をする人がかなり多いからこそ、最近では「寝てない自慢うざい」や「寝てないアピールむかつく。
だから何?」といった意見もSNSなどで多く聞かれるようになり、寝てない自慢をしたことがある人にとっては、それが黒歴史になってしまうこともあります。
勉強してない自慢も
若い頃には、「○○自慢」というのがよくあります。
寝てない自慢もそうですが、学生の頃は特に「勉強してない自慢」をする人も少なくはなかったでしょう。
本当はバッチリ勉強しているのに、努力していることが何だかかっこ悪く思えてしまって、友人には「今回は全然勉強してないよー」と言い回っていたという人もいるでしょう。
また、勉強していないと先に言っておくことで、実際に試験結果が悪かった時の逃げ口を作っておくという人も中にはいます。
学生時代に勉強してないアピールをする人はそれなりに多いため、周りはそれを聞いたところで信じないことも多いです。
また、歳をとってからも「武勇伝自慢」や昔の自慢をする人はいますが、そうした人はまだまだ自慢の振舞いを黒歴史だと感じるのに時間がかかるのかもしれませんね。
9.一人で歌の練習
若い頃には歌手やタレントに憧れていた人も多かったことでしょう。
特に歌手を目指していた人は、実際にボイストレーニングに通ったり、頻繁にカラオケに行ったりして、自分の歌声に磨きをかけていたことでしょう。
ある程度年齢が落ち着いてくると、現実的に自分の将来について考えられるようになるため、そこで歌手を断念して一般職に就く人は多いです。
歌手になりたくて歌の練習をしていた過去というのは、他の黒歴史に比べればたいしたことはないかもしれません。
しかし、人によっては自分にそんな過去があるということが黒歴史に感じられてしまうことがあります。
キャリア組で人から尊敬されることが多く、それを自覚している自尊心の強い人や、芸能の世界にはまったく無関心だと周囲にアピールしている人などは、自分がそうした存在に憧れを抱き、せっせと歌の練習をしていたという過去は決して知られたいとは思わないでしょう。
黒歴史…忘れたい。
黒歴史といっても、どんなことをどの程度の規模で、どの程度の期間やっていたのかは人によって大きく違います。
ちょっと空想の世界に浸っていただけという人もいれば、バッチリ外見や言動で周囲に振舞ってしまい、今となっては当時の同級生と恥ずかしくて会うことが出来ないという人もいるでしょう。
周囲からしたらたいしたことがなくても、本人が黒歴史だと感じていることがあるのなら、それを好んで人に暴露しようという気にはなれないでしょう。
また、他人から自分の過去の黒歴史について触れられることも、精神的なダメージが大きいため止めてほしいと強く思っている人も少なくはありません。
黒歴史は誰にでもあるものですし、例え黒歴史でなくても、他人に触れて欲しくないことの1つや2つは誰にでもあります。
自分の黒歴史を忘れたいと思っている人は、同じように他人の黒歴史を知っていてもそれをむやみにつついたり、暴露したりするのは止めておきましょう。