汚部屋を脱出するためには、頭の中をすっきりさせてあげることも大事ですね。
物に優先順位を付けられない
大事なもの、必要なもの。
部屋にあるものに対して優先順位を付けていますか?
「これは私の生活に絶対必要なもの!」という、一番大切なものはすぐに出てくるかもしれませんが、それ以降の順位付けというのがなかなか難しいのかもしれません。
そのため、必要なのか、捨てて良いのかも自分で判断することが困難になりがちなんですよね。
“最低限必要なもの”から順に紙に書きだしてみると、本当に必要なものと、そうでないものが明らかになるのではないでしょうか。
「部屋にあるのは全部必要なもの」ゴミ屋敷の住人が口にしているのをTVなどで聞いたことはありませんか?
汚部屋を放置していると、いつの間にかゴミ屋敷に進化を遂げてしまいます。
そうなる前に、何が必要で、何が必要ではないのかをきっちり順位付けできるようになると良いですね。
優柔不断(捨てることを決められない)
汚部屋になりがちな方に多いのが、優柔不断な性格ということです。
“いるもの”“いらないもの”、の判断が自分で付けにくいため、物がどんどん増えてしまいます。
掃除のエキスパートの方は、判断が非常に早いんですよね。
パッとみて、いるのかいらないのか判断できるようになると、物が増えることを防げるはずです。
また、“誰かにとっては必要かもしれない”という思考もシャットダウンした方が良いかもしれません。
自分にとって必要なのか、そうではないのかを判断できるようになるのが、まずは第一歩となりますね。
汚いことに慣れてしまっている
慣れというのはコワイものです。
汚い部屋の状態に慣れてしまうと、“そのままでいいや”と思ってしまいがち。
そして綺麗だった頃の部屋の状態というのが思い出せないことが多いのです。
足の踏み場がなくなっても、自分だけの通り道は確保してあったり、埋もれた書類の中でも、どこに何があるのか把握できているという強者もいます。
そういう人こそ、汚い状態に慣れ親しんでしまっているため、“綺麗にしなければ”という気持ちが湧いてこなくなってしまうのです。
掃除をする、片づけをするということを後回しにしていくと、慣れがうまれてしまいます。
慣れてしまう前に手を打つのが、汚部屋とさようならをするキッカケになるのではないでしょうか。
綺麗な部屋の状態に慣れるように、意識改革をしてあげることが大切ですね。
今キレイでも急に荒れだしてしまうのが汚部屋の怖い所
汚部屋を脱出できた!と喜んでいる方も、油断は禁物です。
汚部屋はダイエットと非常に似ています。
油断をするとすぐ元に戻ってしまう、リバウンドしてしまうのです。
ダイエットが成功すると、始めのうちは体重の変化に気をつけたり、食べるものにも気をつけたりと、自分で管理をするようにすると思うのですが、何かをきっかけとして、ある日突然食欲がぶり返してきてしまうことがあります。
ダイエット中に食欲を抑えていた分、反動が凄まじいのです。
そこで自分を制御できればよいのですが、できないとあっという間にリバウンド…。
汚部屋も同じなのです。
一度書類を床に置いてしまったり、面倒くさい、後回し、ということを続けてしまうと、こちらもあっという間に汚部屋に元通り。
一度崩壊すると、元に戻るまでの期間が早いのが恐ろしいところなんですよね。
いかに綺麗な状態をキープできるか。
綺麗な状態にストレスを感じることなく生活ができるかがとても大事になってきます。
そのためにも、物を増やさないこと、ゴミを捨てることなど、自分の中で最低限のルールを設け、汚部屋に戻らないように工夫をしてみましょう。