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モーレツ社員の5個の特徴。社畜とは違う?


残業で午前様は当たり前。

企業戦士としてバリバリ働いていた「モーレツ社員」ですが、一見すると現代の社畜と変わらないのでは?と思う人もいるかもしれません。

しかしモーレツ社員には、社畜とは決定的に違う点や特徴があります。

その違いを理解すれば、きっとあなたの会社に残るモーレツ社員への理解も深まることでしょう。

モーレツ社員の特徴について詳しくご紹介します!

この記事の目次

まだまだ生息中?!モーレツ社員を解析!

モーレツ社員とは、家庭や個人のプライベートは二の次にして、とにかく会社のために働きまくる人のことを言います。

自分のプライベートを犠牲にしても、深夜まで必死に働いて会社のために尽くす、当時はそれが会社員の美徳とされていました。

もし現代の会社員がモーレツ社員の時代に存在したなら、会社からも家庭からも「怠け者!もっと働け!」と厳しく叱咤されることでしょう。

有給は消化するもので、仕事よりもプライベートの充実が大事という現代人にとっては、モーレツ世代の考え方は、もはや宇宙人のように理解不能でしょう。

しかし、そんな理解不能なモーレツ社員は、まだまだ会社には存在しています。

それも部長や副社長などの、平社員には頭の上がらない重役の立場にいることが多いです。

そのため、「昔の時代だから・・」と他人事で過ごすこともできません。

上役のモーレツ世代と上手くやっていくためにも、モーレツ世代を徹底解析して、攻略の糸口を見つけましょう!

高度成長期から急激に増えた

モーレツ社員は、高度成長期から急激に増えた世代の人たちです。

戦後の日本は、「アメリカに追いつけ追い越せ」の精神で、必死に働いて会社を急成長させてきました。

それが高度経済成長期であり、またこの時代には一生懸命に働けば、働いた分だけ必ず報われるという将来への希望もありました。

モーレツ世代の社員たちも、「亭主元気で留守がいい」の精神で、家庭よりも仕事を最優先にして必死で働いてきました。

そのため、日本の成長を大いに支えた存在であると言えるでしょう。

残業するのが当たり前


モーレツ社員にとって、仕事は何よりも優先させるべき重要な存在です。

そのため、毎日のように残業するのが当たり前ですし、午前に帰宅も頻繁に見られました。

朝早くに家を出て深夜に帰宅するため、家事はほとんど妻に任せっきりです。

現代では考えられませんが、当時は女性も夫がよく働いて稼いでくれればそれで満足という考えを持っていましたので、「仕事もいいけど家のこともやってよ!」と夫に訴えようものなら、周囲から非難されることの方が多かったでしょう。

妻の出産時に夫が仕事で立ち会えない、なんてことも珍しいことではありませんでした。

毎日の残業は、現代人からすれば社畜に思えることでしょう。

しかし、当時のモーレツ社員たちはむしろ、自分から進んで熱心に残業をしていました。

その点では、ネガティブな社畜と異なり、むしろモーレツ社員はポジティブに仕事に取り組んでいたと言えるでしょう。

昔はもてはやされたけど・・・

モーレツ社員は、日本が高度経済成長真っただ中の時には相当にもてはやされていました。

とりわけ自分や家庭を犠牲にしてでも会社のために尽くす人材は重宝され、「無理して働くことほど素晴らしい」と考えられていました。

もしも現代のホワイト企業に勤める会社員がモーレツ世代に行ったなら、ものの一ヶ月も持たずに体を壊してしまうでしょう。

一方で、すでに限界ギリギリで頑張っている社畜の人であれば、モーレツ世代でも何とかやっていけるかもしれません。

むしろ社畜からすれば、頑張った分だけ確実に得られるものがあるモーレツ世代の方が、まだ精神的な救いがあるかもしれませんね。

とはいえ、昔はもてはやされたモーレツ社員も、今となっては社会全体の考えにそぐわないため、会社では歓迎されないことの方が多いでしょう。

会社にとっては良い人材

会社は、社員たちに一生懸命に働いて会社を支えて欲しいと考えていますので、モーレツ社員のようにバリバリと働く人材は、むしろ会社にとっては有難い良い人材と言えるでしょう。

しかし現代では、労働基準法が厳しくなっているため、社員を一定時間以上働かせてはいけないことになっています。