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モーレツ社員の5個の特徴。社畜とは...(続き3)

プライドが高い

モーレツ社員の世代は、とにかく一生懸命に働いて上を目指すのが当たり前でしたので、ライバルは蹴落として、自分が上にのし上がろうという野心も人一倍強い人が多いです。

また、バリバリ仕事をしてきたという自負から、仕事に対する自身のプライドもかなり高いです。

時々中身が伴っていないのにプライドだけは高い人がいますが、モーレツ社員の場合には、「自分はこれだけやってきたんだ!」という確固たる自信を持っています。

それがプライドになっているため、仕事でも自分のやり方を通そうとしたり、自分の意見で何でも進めようとしたりします。

それが悪い方向へと向かってしまうと、時代の流れに対応できなかったり、変化を受け入れる柔軟性が身につかなかったりして、周囲からは「時代遅れ」だと陰口を叩かれてしまうこともあります。

よくパソコンにデータを打ち込めばすぐに作業が終わるところを、わざわざ手作業でやることにこだわっている人がいますが、モーレツ社員の中にはそのように、昔ながらのやり方にこだわってしまう人もいます。

周囲の目を気にする

モーレツ社員の多くは、「自分が稼ぎたい・出世したい」という気持ちが人一倍強い傾向があります。

他人よりも自分の仕事を優先したり、他人を認めるよりも自分を周りに認めて欲しいと思ったりしますので、自己顕示欲が強い人が多いです。

自己顕示欲が強いということは、常に自分が周囲からどう思われているのかが気になるということですので、事あるごとに周囲の目を気にします。

「できる男と思われたい」「格好いい上司って思われているのかな」など、とにかく周囲からの自分に対する気持ちや評価に敏感です。

そのため、周りからおだてられればその気になりやすいですし、反面無関心な態度を取られると不機嫌になることもあります。

部下にとっては、面倒な上司である一方で、扱いやすい上司でもあると言えるでしょう。

忠誠心が強い

モーレツ世代に育った人は、会社に対する忠誠心が強い傾向があります。

自分が「会社に雇用してもらえている」ということにしっかりと恩義を感じていますので、多少自分が無理をしてでも会社のために尽くそうとします。

今の若い世代の人にとって、会社とはあくまでも自分が収入を得るための手段に過ぎず、会社そのものに対してはそこまで強く思い入れがないことが多いため、モーレツ社員のように会社に対する熱心な忠誠心は理解できないかもしれませんね。

モーレツ世代の上司が、「会社のために必死で尽くすんだぞ!」といくら熱弁を振るったところで、今の世代の人たちにはその気持ちが理解できないため、共感もできず、「何であんなに熱くなっているんだか」と呆れてしまうこともあるでしょう。

会社に対する思い入れの温度差が、大きく開いていることも少なくはありません。

家族や自分よりも仕事や会社が最優先

モーレツ社員にとって、会社で仕事をすることは、自分の中での何よりの最優先です。

妻が産気づこうとも残業し、毎週のように付き合いの飲み会に出かけ、子どもから冷たい父親だと思われようが気にせず休日出勤をし、また体調を崩していても無理して出社するなど、家族や自分よりも仕事や会社を最優先にします。

会社からすれば、会社のためによく尽くし、働く社員の存在は有難いかもしれません。

しかし、家族や自分のケアもまともにできずに無理して働いたところで、いずれガタがきてしまうというものです。

それでも、モーレツ社員の中には「体調が悪くても頑張って出社する自分」に酔いしれている人もいるのです。

そこまでいってしまうと、単なる独りよがりになってしまうのですが、本人はそれに気づいていないことも多いです。

現代ではモーレツ社員は嫌われる

モーレツ社員が活躍していた時代には、頑張れば頑張っただけ昇級や昇進がありました。

また、社会全体が「上を目指して頑張ろう!!」という気迫に満ちていましたので、社員一人ひとりに活気があり、会社で働いていれば自然と「モーレツ状態」になることも多かったです。

社会全体が、モーレツ世代を「そういうもの」だと認識していましたので、勢いもあり、ある意味無敵な状態と言えましたが、時代は変化していくものです。

少なくとも、今の時代では家庭よりも会社を優先すれば家族や恋人からは非難を受けやすく、どれだけ頑張っても昇進は望めないケースもたくさんあります。

ひたすらに上を目指して努力するのではなく、一歩引いたところから情勢を見極めて、冷静に進んでいくのが今の時代のやり方です。

そこにモーレツ時代のやり方を未だに当てはめている人は、今の世代の人たちからは嫌煙されてしまうことも少なくありません。

いわゆる、「ノリが違う」状態なのです。

家族を顧みないのはNG

モーレツ世代には、仕事最優先で家庭を顧みなくても、「それも仕方がない」と納得する家族は多かったです。

しかし、現代ではむしろ、「仕事よりも優先すべきは家庭の方だ」という考え方が主流になっています。

また、仕事とプライベートは両立すべきであって、どちらかだけを優先すべきものではないという考えも当たり前になっていますので、未だに「会社第一」の考えを持っている人は、家庭の中で孤立してしまいやすいです。

また、現代の社会全体がそのような考えになっているため、周りの人に「うちのやつが分かってくれない」と相談したところで、共感や賛同を得られないこともあるでしょう。