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モーレツ社員の5個の特徴。社畜とは...(続き4)

家族を顧みずに会社を優先にし続けていると、その内「三行半」を突き付けられてしまうかもしれませんね。

同僚や後輩が引いてしまう

同じモーレツ世代に育った人ならまだしも、今の世代を生きる人にとっては、モーレツ社員の勢いにはついていくことはできません。

「会社を何よりも優先しろ」と熱弁したところで、「何よりも優先させるべきは自分の生活だ」と反論されてしまいますし、そもそもモーレツ社員特有の熱血のノリにはついていけない人が多いでしょう。

モーレツ社員が会社の社長であれば、渋々でも部下は従うかもしれません。

しかし、ろくに昇級や昇進もないのに会社を最優先にしろと命じたところで、誰もがその会社で定年まで働きたいとは思わないでしょう。

モーレツ世代のままのノリと勢いを強要したところで、同僚や後輩は引いてしまうだけです。

終いにはモーレツ社員だけを抜いた飲み会で、「あの人のノリにはついていけないよ」「考え方が古いんだよなぁ、今は時代が違うんだよ」などと愚痴のネタにされてしまいかねないでしょう。

周囲の人が帰りにくい雰囲気になる

モーレツ世代に育った人が上司になると、上司になっても当たり前に残業をしようとしますので、周囲の人が気にして帰りにくい雰囲気になってしまうこともよくあります。

日本の会社では、未だに「上司よりも先に帰るのはNG」という理不尽な風習が残っています。

そのため、できる上司は定時になるとさっさと上がって、「お前たちも早く帰れよ」と部下や同僚の帰宅を促します。

もし残業をする場合でも、一旦上がったふりをして、他の社員が帰った後でこっそりと会社に戻るという上司もいるでしょう。

しかし、そんな気遣いのできる上司ではなく、モーレツ社員が上司になると、「さあ皆で残業しよう!」と周囲に残業を強要することもあります。

周囲の人たちは、例え自分に仕事が残っていなくても、何となく帰りにくい雰囲気になってしまって、結局は無理矢理に仕事を探さなければならなくなってしまいます。

ましてやそれがサービス残業であれば、馬鹿馬鹿しくてこの上ないと思えてしまうでしょう。

健康を害するから

モーレツ社員がバリバリ働いていた時代には、働き過ぎて体を壊すくらいがちょうどいいというおかしな考えを持つ人までいました。

むしろ、人によっては「体調を崩してないのなら、まだたいして働いていないんだ」などと、体調不良を仕事の頑張りの指標にしているケースもありました。

しかし、昔も今も、体を壊してしまったら仕事に支障が出てしまいます。

少なくとも現代では、仕事に支障が出ないように体調管理をするのが社会人にとっての常識とされていますので、働き過ぎで体調を崩す人がいれば、オーバーワークだとして社会問題に発展することもあります。

誰しも体調を崩すほどに働きたいとは思わないでしょう。

しかしモーレツ社員の中にはそれを求める人もいますので、「体を壊すくらいに働け」という人は周囲からは嫌われてしまうのです。

知らず知らず体を壊してしまう

モーレツ社員がバリバリの現役で働いていた時には、とにかく勢いがあり、体調を崩しても気合いで治せていたという人も少なくはなかったでしょう。

しかし、今となってはモーレツ社員の世代は60代前後になっています。

高齢になれば当然、無理をしたらその分だけ体に負荷がかかりますし、現役の頃のように直ぐに復活することも難しいでしょう。

体は老いてきているのに、気持ちだけ現役のままでは、本人も知らず知らずのうちに体を壊してしまうこともあるでしょう。

まとめ

時代は常に変化しています。

モーレツ社員が現役だった頃には、社会全体に勢いがあり、時代も活気に満ちていました。

しかし、時代が変化するのなら、人もそれに合わせて少しずつ変わっていかなければなりません。

それができているモーレツ社員は、今の時代でも上手に生き抜くことができ、また周囲とも良い関係を築けるでしょう。

しかし、時代の変化に対応できずにいると、会社の中で浮いてしまったり、家族に見捨てられたり、周囲から嫌われてしまうこともあります。

現役だった頃の良い部分は部下に受け継がせ、変わる部分は変わっていくことで、モーレツ世代の良い部分を会社に残し続けることもできることでしょう。