「ホテルのコンシェルジュ」「マンションコンシェルジュ」など、最近はよくコンシェルジュという職業が日本でも聞かれますよね。

このコンシェルジュとは、どのような職業で、どんな仕事内容なのか、詳しくは知らないという人もいるでしょう。

そこで今回は、コンシェルジュとは何なのか、言葉の意味や仕事内容、さらにはコンシェルジュに向いている人の特徴などをご紹介します!

コンシェルジュへの道を探ってみよう!

近年、某芸能人の住むマンションに勤めるマンションコンシェルジュが、某芸能人の自宅に侵入するという事件がありました。

その事件をきっかけとして、コンシェルジュという名称を初めて知った、という人もいるのではないでしょうか。

コンシェルジュとは、言わば人の世話をするプロフェッショナルのことです。

そのため通常のサービス業よりも、さらに顧客に対する接客サービスや細やかな気配りが求められます。

人の世話のプロと言えば、介護や看護などの仕事を想像する人も多いですが、コンシェルジュの仕事はそれらの職業とは大きく異なっています。

では、コンシェルジュとはそもそもどのような職業でどんな場所で働いているのか、まずはそこから詳しく見ていきましょう。

コンシェルジュに対する知識を深めて、コンシェルジュへの道を探ってみましょう!

日本でも増えてきたコンシェルジュ

コンシェルジュという言葉の響きからも分かるように、コンシェルジュは元々海外で始まった職業です。

日本ではおもてなしの接客サービスを昔から行っていますが、海外ではおもてなしの文化がなかったため、それに代わるものとして、人の世話をするプロフェッショナルの仕事が生まれました。

そして現在では、コンシェルジュの仕事は日本でも増えてきています。

コンシェルジュの仕事は、通常の接客業よりも、さらにお客と密なコミュニケーションを取りながら仕事をすることになります。

そのため、公的な資格は必要ありませんが、接客業が苦手な人や、人の世話をするのが不得手という人には、勤めるのは難しい仕事と言えるでしょう。

反対に、人の世話をするのが大好きな人や、人の役に立ちたいという気持ちの強い人ほど、向いている仕事かもしれません。

日本風に言えば、「最大限のおもてなしをする仕事」が、コンシェルジュの仕事です。

ホテル


コンシェルジュの仕事と言えば、ホテルの仕事を思い浮かべる人も多いでしょう。

ホテルコンシェルジュは、ホテルでお客に観光スポットの案内をしたり、チケットの準備をしたりと、お客の多くの要望を叶えるのが主な仕事内容です。

「チケットの手配まで!?」と驚く人もいるかもしれませんが、ホテルコンシェルジュともなれば、そうしたお客の個人的な要望まで叶えるために日々働きます。

よく観光地などでは、観光スポットの場所を観光客に教える案内係の人を見かけますが、ホテルコンシェルジュの場合には、そうした案内のみでなく、お客がどのように観光スポットを巡れば最も効率的に楽しめるのかを、一緒にプラニングすることもあります。

1人ひとりのお客に対して、最大限にサポートをするのがホテルコンシェルジュの務めです。

高級マンション

冒頭でも挙げたように、最近ではマンションコンシェルジュという仕事もあります。

通常のマンションではコンシェルジュを雇うことは滅多にありませんので、基本的にコンシェルジュの常駐しているマンションは多くが高級マンションです。

芸能人やセレブなどが住んでいるマンションでは、大抵マンションコンシェルジュがいることも多いです。

マンションコンシェルジュはマンションの総合的な管理を任されています。

マンションの清潔さを保つのはもちろん、フロントに選任スタッフが常駐していますので、タクシーの手配や宅配便の取次など、ホテルコンシェルジュのような細やかな気配りをマンションの住民に対して行っています。

その他にも、マンションを訪れたお客の案内係としてマンションコンシェルジュを配置しているところもあります。

コンシェルジュって英語?

コンシェルジュを英語だと勘違いしている人も多いですが、コンシェルジュとはフランス語です。

本来は「集合住宅の管理人」という意味の単語であり、この解釈が徐々に広まっていったことにより、現在のコンシェルジュとして広く活用されるようになりました。

日本でもアパートやマンションなどに必ず管理人や、仲介の管理会社がいますが、コンシェルジュの場合にはマンションに常駐しており、マンションに関するあらゆることを日頃から管理していますので、より住民との距離が身近なのが特徴です。

ただしコンシェルジュのほとんどは、実際のマンションの管理人というわけではなく、管理人が雇ったプロがマンションの管理をしています。

とはいえコンシェルジュはマンションに常駐していますので、住民は頼れる反面、あまり問題は起こせずに行儀よくマンションで生活することを暗に求められます。

コンシェルジュの仕事とは?

コンシェルジュの具体的な仕事とは、どのようなものなのでしょうか?

私たちが普通想像するアパートやマンションの管理人と言えば、同じ建物内に住んでいたり、個人で休日に建物の手入れをしていたりと、比較的身近な存在であることが多いです。

もしくは、仲介の管理会社に建物の管理を任せている管理人の場合には、住民が入居から退去まで、一度も管理人(大家)に会うことなく全て管理会社を通していることもあります。

どちらのケースでも、住民から管理人に対してあれこれと要望をすることはそう多くはありませんよね。

それどころか、自分が借りている物件を追い出されないように、管理人には気を遣うことの方が多いでしょう。

せいぜい建物の設備に不備があった時に管理人に連絡を取る程度でしょう。

しかし、コンシェルジュになると住民との距離は実際の管理人以上に近くなります。

また、住民から個人的な要望があることも多く、コンシェルジュはその1つひとつに対して丁寧に対応することが求められます。

マンションコンシェルジュであれ、ホテルコンシェルジュであれ、お客や住民のニーズに応えるのが具体的な仕事内容になってきます。

お客さんのあらゆるお世話係という広義に

コンシェルジュの仕事は、お客や住民のあらゆるお世話係です。

それもデパートや会社の入り口で、受付案内だけを行うような仕事ではありません。

ホテルコンシェルジュの場合には、お客のチケットの手配から旅行のプランニング、観光スポットの案内をするなど、客側の多くの要望に応えるのが仕事です。

毎日大勢のお客の世話をするわけですので、その忙しさはまさしく目が回るほどでしょう。

また、ホテルには外国人も多く訪れますので、英語を始めとして、さまざまな国の言語を流暢に操れるスキルが必要とされることも少なくはありません。

また、マンションコンシェルジュの場合には、マンションの全体的な管理から、住民の個人的なタクシーの手配、荷物の取次、各種案内など、マンションに常駐して住民の要望に細かく応えていくのが具体的な仕事内容です。

他にも駅や病院、レストランや百貨店など、さまざまな場所でコンシェルジュは活躍しています。

向き不向きの大きい仕事

コンシェルジュの仕事は、通常のサービス業よりも向き不向きの大きな仕事です。

何故なら、一般的な接客業よりも、お客とのコミュニケーションがより密接で、かつお客からの要望も多岐に渡るからです。

例えばコンビニの接客業であれば、商品の販売や納品、品出しなどが主な仕事であり、お客と関わるのはほんの短時間に過ぎません。

しかしコンシェルジュの仕事では、1人のお客と接する時間が長く濃密である上に、1人のお客からの要望も少なくはありません。

また、同時に何人ものお客の要望に応じなければならないため、同時にいくつものことが出来る人でなければ、パニックになってしまうでしょう。

それでも人の役に立つのが好きな人や、器用に立ち回りが出来る人などには向いている仕事と言えます。

「人と接するのはあまり・・」というタイプの人にはまず向かない仕事です。

反対に、どんどん人と関わりたいと思う人にとっては、天職と言えるかもしれませんね。

コンシェルジュに向いている人の10個の特徴


コンシェルジュの仕事は、誰にでもできるわけではありません。

必死で努力すればできるかもしれませんが、どうしても性格上不向きな人などは、仕事を続ける内に精神的に病んでしまうこともあります。

コンシェルジュとはそれだけ接客に対して気配りの求められる仕事ですので、それならばやはり気配り上手な人や、世話好きな人が仕事をした方が充実感や楽しさを感じられるでしょう。

とはいえ、コンシェルジュはただ世話好きならば出来る仕事というわけでもありません。

では一体どのような人ならばコンシェルジュに向いているのでしょうか?コンシェルジュに向いている人の特徴をご紹介していきます。

「ちょっとやってみたいかも・・」と考えている人は、自分がコンシェルジュに向いているかどうかを先に確認しておきましょう!

細かな気配りができる

細やかな気配りができる人はコンシェルジュの仕事に向いています。

常に周囲の様子を観察して現状を把握していますので、周りで何か変化があったときにはすぐにそれに対応することができます。

また、自分だけでなく周囲に対しても常に気を配って行動していますので、人を不快にさせたり、不安がらせたりすることはあまりないでしょう。

細やかな気配りができる人というのは、元々そうした性格をしていますので、周囲に気を配ったり、人に気を遣ったりすることをそこまで苦とは捉えていないことが多いです。

多少気疲れすることはあっても、少しすれば回復しますし、人から感謝の言葉をもらえれば疲れも吹き飛んでしまうようなタイプの人が多いので、一喜一憂していては中々やっていけないコンシェルジュの仕事でも十分に活躍することができるでしょう。

また、他人のスケジュールを組んだり、予定を管理したりするのもどちらかと言えば得意な方ですので、そうした一面からもコンシェルジュに向いていると言えるでしょう。

人の気持ちを理解できる繊細さが必要

コンシェルジュの仕事では、人の気持ちを理解できる繊細さが必要です。

お客が何時までにどこに行きたいのか、どこで何をしたいのかという気持ちを汲んだ上で予定を立てたり移動手段を手配したりしますので、常に相手の気持ちになって考えて行動できる人がコンシェルジュには向いています。

「自分だったらこうしたいから」という考えで仕事をするよりは、まず「このお客様はどのような性格の人なのか」を探り、その上で相手が考えるであろう行動パターンを推測して仕事をします。

その結果が違っていることもありますが、それはそれで経験として自分の中に積み重ねていけばいいだけの話です。

基本的に、何をするときでも「自分がこうしたいから」ではなく、「自分が相手だったらどうしたいか」と、相手の都合や事情を優先して思考を働かせることができる人がコンシェルジュには向いているでしょう。

結婚式や旅行のプランナーは、「お客様がどうしたいのか」という気持ちを考えて常に仕事をしています。

そのため、上手くいけばお客から「こちらの希望に沿ってもらえた」と感謝されることも多いでしょう。

コンシェルジュの仕事もそれと同じように、常にお客の立場になって仕事をする必要がありますので、相手の気持ちを理解できる繊細さや細やかな気配りの有無が仕事では強く求められています。

責められても落ち込まない

コンシェルジュの仕事をしていると、時には理不尽なことでクレームを受けたり、責められたりすることもあります。

例えばホテルのお客から、いきなり「今から〇〇へ行きたいから2時間後の飛行機の予約をしておいて。」と頼まれても、直近の便のチケットを確実に手配できるとは限りませんよね。

オフシーズンなどでは飛行機もかなり混み合っているので、お客の要望に沿えないこともあるでしょう。

そのような時に、仕方のない事情であってもお客から責められたり、クレームを入れられたりすることがあります。

しかし、それで一々落ち込んでいるようではコンシェルジュの仕事は勤まりません。

1日の間で10件コンシェルジュに対する意見があるとしたら、その内の何割かはクレームであることもあるのです。

責められたことは反省すべきですが、いちいち落ち込んだり、いつまでも引きずったりしていては仕事になりませんので、気持ちの切り替えが早い人の方が向いているでしょう。

わがままや怒りを上手に受け止められる

お客や住民にはいろいろな人がいますので、親切で優しい人ばかりではないでしょう。

時にはわがままを言う人もいますし、理不尽に怒ったり、怒鳴ったりする人もいます。

そうしたわがままや怒りを上手に受け止められる人であれば、コンシェルジュとしてもやっていけるでしょう。

怒っている人にも笑顔で対応出来たり、常に冷静な判断ができたりする人であれば、お客のわがままに振り回されたり、怒られて萎縮してしまったりすることもないでしょう。

温和な性格の人や、オンオフの切り替えがしっかりとできる人もコンシェルジュには向いています。

反対に、ちょっとしたことで感情的になってしまう人や、仕事に私情が出てしまいがちな人には向いていないかもしれません。

ストレスの発散が上手い

コンシェルジュの仕事は、一般的なサービス業と比べればさらにストレスの溜まりやすい仕事です。

常にお客や住民の要望を叶え続けるわけですし、同時に何人もの要望に応える必要もあるため、1日の内で頭を使わない時間はないと言っても過言ではありません。

マンションコンシェルジュのように、通常接する相手や人数が決まっている仕事であれば、一通り住民の性質を把握すれば多少は精神的に楽になれます。

しかし、ホテルや観光地、デパートなどのコンシェルジュは、常にさまざまな人たちの要望に応えるため、とても大変ですし常に忙しいです。

そんなストレスの溜まりやすい仕事ですから、ストレス発散の術を上手く身に付けておかなければ、ストレスで自分自身が潰されてしまいかねません。

逆にストレス発散を日頃から上手くできている人であれば、コンシェルジュとしてもやっていけるかもしれませんね。

自分の中に溜め込まない

ストレス発散が上手な人は、鬱憤を自分の中に溜め込まないように、適度に吐き出しています。

例えば一日仕事で溜め込んだストレスは、夜にお酒を飲んだり、お風呂に入ってリラックスしたりして小まめに発散させますし、休日には思い切り好きなことをして充実した時間を過ごします。

そうすることで「また明日からも仕事を頑張ろう」と気持ちの切り替えができますので、いつまでもストレスを溜め込み続けることがありません。

一方で、ストレスを小出しにしたり、適度に発散したりできないタイプの人は、先週の疲労を今週も引きずってしまうことになるため、どこかで「もう無理」と限界がきてしまいます。

一度爆発してしまうと、一気に気力が抜け落ちてしまうため、仕事を続けるのも難しくなってしまうでしょう。

溜め込むタイプの人は、コンシェルジュの仕事は心身にとってきついかもしれませんね。

罪悪感や無力感を抱かない

誰でも自分が仕事をする中で、失敗したり周りに迷惑をかけたりすることがあれば、罪悪感や無力感を抱いてしまうことがあります。

しかし、時には自分は何も悪くないのに周囲から責められることで、不要な罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。

コンシェルジュの仕事でも、客側からのどう考えても無理な要望に応えられなかったときに、お客からクレームや叱責にあうことは少なくありません。

おすすめの観光スポットの案内をしたら、その日にたまたま天候が崩れてしまい、お客から「おすすめの場所に行ったらずぶ濡れになった」と文句を言われてしまうこともあるでしょう。

予め天気予報があればまだ良いですが、天気雨の場合にはコンシェルジュには予測することはできませんよね。

そうしたどうしようもないクレームがあった時に、余計な罪悪感や落ち込みによる無力感を抱かないでいられる人は、コンシェルジュとして働きやすい精神状態と言えるでしょう。

自分のせいではないということをしっかり理解している

もしも理不尽なクレームを受けたときに、それが自分のせいではないということをしっかり理解していれば、余計な罪悪感や無力感を抱かずに済みます。

コンシェルジュは毎日たくさんの人と接しますので、いちいちすべてのクレームや愚痴に対して一喜一憂しているようでは、とてもコンシェルジュの仕事は勤まりません。

自分に責任のある失敗のときにはきちんと反省をして、そうでないときには罪悪感を抱かないように気持ちの切り替えがしっかりとできる人であれば、コンシェルジュとしても向いているでしょう。

情報収集力と知識向上力が強い

元々最新の情報を仕入れたり、気になったことはすぐに調べたりする性質の人であれば、コンシェルジュとしても向いています。

コンシェルジュの仕事では、常に最新の情報を取り扱う必要があります。

ぼーっと受け身で情報が送られてくるのを待っているようでは、どんどん他のコンシェルジュに差をつけられてしまいますし、お客からも「あのコンシェルジュは役に立たない」と思われてしまいます。

反対に、常に積極的に最新の情報を入手して、いつでも鮮度の高い情報をお客に提供するコンシェルジュの場合には、お客から「あの人はいつも最新の情報を教えてくれる」と信頼を得やすくなるでしょう。

お客の質が上がるほど、求められるコンシェルジュの質も必然的に上がってきます。

そのため、元々調べものや情報収集といった分野が得意な人であれば、コンシェルジュとして働くのも苦ではないでしょう。

お客様のための向上心がある

コンシェルジュとは、ある意味サービス業における最上級の仕事です。

そのため、お客に対する意識も「たんなる接客」ではなく、「心からお客様のために尽くそう・役に立とう」という気持ちがなければなりません。

その気持ちがないとお客に対する接客の質が上がりませんし、また心から楽しんでコンシェルジュの仕事をすることができないでしょう。

「所詮は接客業だから」「とっとと仕事を終わらせよう」という気持ちで接客の仕事をしている人では、まずコンシェルジュとして上を目指すことはできないでしょう。

反対に、「少しでもお客様の役に立てるように精一杯働こう」という気持ちが強い人ほど、コンシェルジュには向いているでしょう。

ホスピタリティーが高い

ホスピタリティーとは、人に対する思いやりやおもてなしの気持ちのことです。

接客業でいえば、表面上だけは笑顔で仕事をするのではなく、心からお客様に対して尽くそうという気持ちを持って仕事をすることです。

顔では笑顔でも、内心で不満ばかり抱いて仕事をしている人は、どうしても接客に全力を注ぐことはできません。

そしてそれは、鋭いお客ほど容易にこちらの本心を読み取ってしまいます。

しかし心からお客に対し尽くそうと思って仕事をしている人は、行動も言動もすべてが真実ですので、お客からも大きな信頼を得ることができます。

コンシェルジュの仕事も、ホスピタリティーが高い人ほど、お客から信頼され、好まれます。

嫌々ではなく、心から人のために役に立ちたいという気持ちの強い人ほど、コンシェルジュとしても向いているでしょう。

自分よりも人のために、という気持ちが強い

ホスピタリティーには、奉仕の精神も含まれています。

奉仕とは、人のために心から尽くし、仕えようとする気持ちのことです。

それは何も、相手に服従しようという気持ちではありません。

自分のことも大切にしながら、なおかつ時には自分よりも他人を気遣って行動できる人には奉仕の精神があります。

自分よりも人のために、という気持ちが強い人ほどホスピタリティーも高いです。

よく介護や看護の仕事をしていて、「人のためになれるのが嬉しい」という職員の声を聞くことがありますが、それを本心から思っている人は、間違いなくホスピタリティーの高い人です。

そうした献身的な気持ちの持ち主には、コンシェルの仕事も向いています。

誠実である

誠実な人は、私利私欲を交えずに、真心を持って人に接します。

よく「真面目な人は誠実な人だ」と言われますが、ただ真面目なだけでは誠実とは言えません。

例え真面目でなくても、誠実な人は人や物事に対して常に自分の本心で向き合おうとします。

「この人はこういう人だから」と上から目線になったり、諦めたりすることもなく、「どうすればこの人に理解してもらえるだろう?」と常に考えて相手の立場になりながら行動しようとします。

思いやりや真心があり、私利私欲とは関係なく人のために動ける誠実な人は、コンシェルに向いていると言えるでしょう。

上辺だけの誠実さはすぐに見破られる

客側の人は、自分に接客しているスタッフが本心から親切に接しているかどうかを、敏感に察知します。

笑顔で接客していても、気持ちがそこについていなければ目まで笑顔にはなりませんし、丁寧な口調でも纏う空気が不穏なら、「面倒臭いと思ってるんだろうな」ということは案外直ぐにお客には気付かれてしまいます。

コンシェルジュの仕事をしているときに、上辺だけ誠実にお客に接しようとしても、お客にはすぐに見破られてしまいますので、本心から誠実に接することができる人だけが、コンシェルジュに向いていると言えます。

語学力が高い

ホテルコンシェルジュのように、さまざまな国の人が集まる場所で働いている人は、日本語だけで仕事をしようと思っても難しいでしょう。

とくに観光地で働いているホテルコンシェルジュの場合、ホテルに海外からの観光客もたくさん訪れますので、最低でも英語は話せなければまともに接客をすることはできません。

もし英語が話せなくても、中国語や韓国語が喋れるなど、どこか一つの国の言語に秀でていれば、まだ自分の得意分野で仕事をすることはできます。

けれど英語すら話せない人は、まともにコンシェルジュとしては働けないことの方が多いでしょう。

そのため、語学力が高い人というのは、その時点ですでにコンシェルジュに必要な資質を一つ備えていることになります。

海外からのお客さんが急激に増えている

海外から日本に訪れる観光客やビジネスマンの数は年々増加しています。

それに伴い、電車などの公共交通機関を始めとして、ホテルやさまざまな店のあちこちで、当たり前のように英語や韓国語の表記を見かけるようになりました。

また、施設に勤める職員にも、英語が話せる人材が求められるようになっているため、コンシェルジュでなくとも場所によっては英会話ができることが必須の条件の仕事も増えています。

コンシェルジュの場合にも、勤める場所によって英語が必須なことがありますので、ある程度の語学力は必要となるでしょう。

コミュニケーション力、理解力が高い

コンシェルジュの仕事は直接人と関わることです。

また、自分のお客と接するだけでなく、お客の要望により、タクシーや観光地の職員など、さまざまな職種の人とも頻繁にコミュニケーションをとる機会があります。

その際に、お客ともそれ以外の関係者ともスムーズに円滑なコミュニケーションをとることが求められますので、人と接するのが苦手な人はコンシェルジュには不向きでしょう。

一方で、コミュニケーション力が高い人や、理解力が高い人は、素早くお客の要望を理解して、なおかつ円滑にコミュニケーションがはかれますので、コンシェルジュの仕事には向いていると言えるでしょう。

笑顔が素敵

コンシェルジュは接客業ですので、感じの良いサービスが基本中の基本です。

お客に良い印象を与えるのは、ハキハキした喋りや段取りの良さ以上に、笑顔の魅力です。

笑顔が素敵な人は、見ている相手の気持ちまで明るくしてくれますし、優しそうな印象だったり、話しかけやすそうな印象を与えたりします。

いくら能力が高くても、仏頂面のコンシェルジュには誰も近づこうとはしないでしょう。

一方で、能力は平均でも、笑顔が素敵なコンシェルジュには、お客も声をかけやすくなります。

嘘のない素敵な笑顔をしている人は、人と密接に関わるコンシェルジュの仕事にも向いているでしょう。

まとめ

コンシェルジュに必要とされるものは、コミュニケーション力と情報収集能力、そして真心と笑顔です。

調べものが好きな人は情報収集能力に長けていますし、また真心のある人は人に誠実に接します。

人に誠実に接することができる人は、大抵コミュニケーション力も身に付けていますので、話す内に自然と相手にも笑顔を向けることができるでしょう。

コンシェルジュになるためには、これらの内のどれが欠けていてもいけません。

しかしもし、これらのどの素質も持っているのなら、ぜひコンシェルジュの仕事を目指してみると良いでしょう。

コンシェルジュになることでしか味わえない充実感や喜びを、きっと得られることでしょう。