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コンシェルジュの意味とは?コンシェ...(続き5)

「この人はこういう人だから」と上から目線になったり、諦めたりすることもなく、「どうすればこの人に理解してもらえるだろう?」と常に考えて相手の立場になりながら行動しようとします。

思いやりや真心があり、私利私欲とは関係なく人のために動ける誠実な人は、コンシェルに向いていると言えるでしょう。

上辺だけの誠実さはすぐに見破られる

客側の人は、自分に接客しているスタッフが本心から親切に接しているかどうかを、敏感に察知します。

笑顔で接客していても、気持ちがそこについていなければ目まで笑顔にはなりませんし、丁寧な口調でも纏う空気が不穏なら、「面倒臭いと思ってるんだろうな」ということは案外直ぐにお客には気付かれてしまいます。

コンシェルジュの仕事をしているときに、上辺だけ誠実にお客に接しようとしても、お客にはすぐに見破られてしまいますので、本心から誠実に接することができる人だけが、コンシェルジュに向いていると言えます。

語学力が高い

ホテルコンシェルジュのように、さまざまな国の人が集まる場所で働いている人は、日本語だけで仕事をしようと思っても難しいでしょう。

とくに観光地で働いているホテルコンシェルジュの場合、ホテルに海外からの観光客もたくさん訪れますので、最低でも英語は話せなければまともに接客をすることはできません。

もし英語が話せなくても、中国語や韓国語が喋れるなど、どこか一つの国の言語に秀でていれば、まだ自分の得意分野で仕事をすることはできます。

けれど英語すら話せない人は、まともにコンシェルジュとしては働けないことの方が多いでしょう。

そのため、語学力が高い人というのは、その時点ですでにコンシェルジュに必要な資質を一つ備えていることになります。

海外からのお客さんが急激に増えている

海外から日本に訪れる観光客やビジネスマンの数は年々増加しています。

それに伴い、電車などの公共交通機関を始めとして、ホテルやさまざまな店のあちこちで、当たり前のように英語や韓国語の表記を見かけるようになりました。

また、施設に勤める職員にも、英語が話せる人材が求められるようになっているため、コンシェルジュでなくとも場所によっては英会話ができることが必須の条件の仕事も増えています。

コンシェルジュの場合にも、勤める場所によって英語が必須なことがありますので、ある程度の語学力は必要となるでしょう。

コミュニケーション力、理解力が高い

コンシェルジュの仕事は直接人と関わることです。

また、自分のお客と接するだけでなく、お客の要望により、タクシーや観光地の職員など、さまざまな職種の人とも頻繁にコミュニケーションをとる機会があります。

その際に、お客ともそれ以外の関係者ともスムーズに円滑なコミュニケーションをとることが求められますので、人と接するのが苦手な人はコンシェルジュには不向きでしょう。

一方で、コミュニケーション力が高い人や、理解力が高い人は、素早くお客の要望を理解して、なおかつ円滑にコミュニケーションがはかれますので、コンシェルジュの仕事には向いていると言えるでしょう。

笑顔が素敵

コンシェルジュは接客業ですので、感じの良いサービスが基本中の基本です。

お客に良い印象を与えるのは、ハキハキした喋りや段取りの良さ以上に、笑顔の魅力です。

笑顔が素敵な人は、見ている相手の気持ちまで明るくしてくれますし、優しそうな印象だったり、話しかけやすそうな印象を与えたりします。

いくら能力が高くても、仏頂面のコンシェルジュには誰も近づこうとはしないでしょう。

一方で、能力は平均でも、笑顔が素敵なコンシェルジュには、お客も声をかけやすくなります。

嘘のない素敵な笑顔をしている人は、人と密接に関わるコンシェルジュの仕事にも向いているでしょう。

まとめ

コンシェルジュに必要とされるものは、コミュニケーション力と情報収集能力、そして真心と笑顔です。

調べものが好きな人は情報収集能力に長けていますし、また真心のある人は人に誠実に接します。

人に誠実に接することができる人は、大抵コミュニケーション力も身に付けていますので、話す内に自然と相手にも笑顔を向けることができるでしょう。

コンシェルジュになるためには、これらの内のどれが欠けていてもいけません。

しかしもし、これらのどの素質も持っているのなら、ぜひコンシェルジュの仕事を目指してみると良いでしょう。

コンシェルジュになることでしか味わえない充実感や喜びを、きっと得られることでしょう。