それでは「品位」というものを詳しく掘り下げてみましょう。
品位の意味
「品位」とは「気高さ」「上品さ」「尊敬に値する」ということで、人やものに備わっているものであるのです。
つまり己の欲望だけで動いたり発言するのではなく全体を尊重し周囲に対して礼儀を尽くし、他者の意見や人格を敬い、決して批判したりしない姿勢。
多くの人が模範としたくなるような振る舞いや行いを総じて「品位」と呼ぶのです。
ある時は自身を犠牲にしてでも組織やチームのために自分を律する。
これが品位ある人のスタイルだといえるでしょう。
「俗っぽい」の使い方
それではここからは「俗っぽい」の使い方についてみていきましょう。
「俗っぽい」を間違いなく使い分けてボキャブラリー量を増やしていきましょう。
物事を形容する言葉
「俗っぽい」は物事を形容するときに使います。
形容とは「~のようだ」というように他のものを引き合いに使って伝える方法です。
それでは「俗っぽい」の使い方について説明していきましょう。
人に対して使う「俗っぽい」
「俗っぽい」は人を形容する時に使います。
この場合、形容される人はあまり偉人でもなくヒーローでもない。
世の中のどこにでもいそうなごくありふれた一般の人、という意味を持ちます。
要するに「喜怒哀楽」を億尾にも出さず表現している人のことですね。
お腹が減ったら何か食べたい。
好きなアイドルや歌手がテレビに出て来たらかじりつく。
このような行動などを人に当てはめて使うのです。
作品批評などの「俗っぽい」
小説や絵画のような芸術性のある作品、あるいは音楽や陶芸などある専門分野に属する作品の出来栄えを第三者がチェックして評論する際に用いる使い方もあります。
そしてこのような場合に「俗っぽい」と使ったならば「ちゃちな」「並みの作品」というようにあまり秀でていないもの。
といった解釈になります。
作品批評で「俗っぽい」と判断されるということは金品的に値打のない、どこにでもあるような大量生産品、という評価だということです。
褒め言葉としての「俗っぽい」
「俗っぽい」を褒め言葉として使う場合もあります。
人は自分を飾らないためにわざと俗っぽいこと、下世話な話し、芸能ゴシップなどを話して自分の性格は裏表のないありのままの姿なのですよ、という部分をアピールしようとすることもあります。
そのような人を相手取って、わざと「あの人は俗っぽく自分を装っているね」などという感じでわざと謙遜したような言い方に使われる時もあります。
ただ、このような褒め方で使う時は相手の人格、人間性、素の部分をよく吟味して失礼のないように言うことが求められます。
相手の人となりを見もしないでいきなり使ったら後味の悪さを残してしまうかもわかりません。
基本的にネガティブな意味を持つ
「俗っぽい」という言葉。
基本的にはネガティブな意味で使われることも多いでしょう。
つまり低級な芸能ネタや他人の隠し事やもめ事などを好んでいる人間に使われてしまう言葉だということです。
他人の不幸やもめ事に興味を覚える行為。
とてもポジティブな発想とはいえませんよね。
「俗っぽい」は人間としてのレベルを格下扱いしている要素も多分に含まれているのです。