低俗
「低俗」とは「下品」「俗っぽい」「程度が低い」「趣味が悪い」といった意味があります。
まさに「俗っぽい」と瓜二つの言葉といえるでしょう。
テレビの世界でも昔から食べ物を粗末に扱ったりむやみやたらに女性の裸を見せる番組は低俗扱いされてきました。
俗っぽいにも多分にその要素を含んでいるということになります。
卑劣
「卑劣」とは「人格的に低級」「品性や行動は下劣」という意味になります。
つまり人間として許されないような行為・行動を行う人のことをいいます。
「俗っぽい」にも「低級」という意味合いはあります。
そのあたりをもって「下劣」という扱いにされることもありますので、大義でみれば類語となってしまうでしょう。
洒落っ気のつもりで俗っぽく見せるとこういった判断をされることも忘れないようにしましょう。
はしたない
「はしたない」は「礼儀」や「慎み」に欠けた品格のない人のことを指していいます。
「俗っぽい」とは「慎み」「礼儀」の部分で共通項を見出してしまうでしょう。
つまりはしたないような行動・行為を好んで行っている人というように見られてしまう、ということです。
「俗っぽい」という言葉の範疇が広いことを表していることがわかるでしょう。
いやらしい
「いやらしい」は「様子や態度がいやみで不愉快な漢字を与える」や「好色性を伺わせる」といった意味になります。
つまり相手の嫌がることを面白がってやる行為全般を指して言います。
確かにいやらしい行動を日常的に行う行為は俗っぽい人物、という評価をもらってしまうでしょう。
「俗っぽい」が世間一般の人から忌み嫌われる理由の一端をみる思いですね。
賤しい
「賤しい」の意味は「身分や社会的地位が低い」という他に「品位に欠ける」「下品」「みすぼらしい」「さもしい」といった意味も含まれます。
「俗っぽい」にも「品位に欠ける」「下品」といった要素が含まれています。
そういった意味において「賤しい」は「俗っぽい」と類語扱いされるのです。
「俗っぽい」にはまだ多少なりともかわいさも感じますが、こういった見方をされていることも忘れないことです。
ありふれた
「ありふれた」とは「どこにでもありそうな」という意味になります。
どこにでもある、ということは「並みの品」「大量生産品」ということになりさして優秀さを誇示できない「俗っぽい」と同じ意味となるのです。
「俗っぽい」と評されるということは、ありふれていてどこにでもいそうな人ということになりますね。
大衆的
「大衆的」とは「大勢・一般」の人に受け入れられるさまをいいます。
つまり世間一般というものは「俗っぽい人」が過半数以上を占めているということになります。
世の中の人の構成比率は上位数パーセントの人を除いてほとんどの人が大衆文化を受け入れている庶民です。
よって俗っぽい人が世の中にあふれているということはそれだけ世の中が平和である、ということになりますね。
これで「俗っぽい」を使いこなせるかも!
今回は「俗っぽい」という言葉を解説し、その使い方や例文、類語をご紹介していきました。
「俗っぽい」は世の中の慣習であり一つの慣わしにもなっています。
しかしそれらは時として下劣な場合もあり、ネガティブな表現として扱われてしまいます。
「俗っぽい」を正しく理解して適宜、上手に使いこなせるようになってあなたのボキャブラリー量を豊富にしていきましょう。