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呼称とはどういう意味?読み方や使い...(続き2)

例文で見る「呼称」の使い方

それではここからは呼称の例文を紹介して、実際の使い方について説明していきましょう。

みんな彼のことを世界一の色男だと呼称した

この例文で最も強調したい箇所は「色男」であり、さらに「世界一」という強調文言までついています。

つまりは彼のことをことさら以上にアピールしたいから、わざわざ呼称という言い方をしているのです。

もしこれが発言した人にとっても、また彼のことをどうでもいいと思っているのなら呼称という言い方をする必要もないでしょう。

「みんな彼のことを世界一の色男と言っている」と、さらっと言ってしまえばいいわけですからね。

状況に応じて相手の呼称を変えるようにしている

この例文で使われた呼称は、恐らく目上の人か上司に相当する人に対しての発言だったからでしょう。

つまりこの発言者は仕事ができる人間である、ということをアピールしたいのです。

通常ならば「状況に応じて相手の呼び方を変える」と言ってもいいわけです。

そこを「呼び方」と言わずに「呼称」という言い方を使っているのは、やはり相手に対する謙譲の気持ちが多分にあるからでしょう。

ビジネスマナーに厳しい会社に在籍していたなら、このように言葉遣いには細心の注意が必要となってくるでしょう。

あの建物は一般には体育館と呼称される

この例文に使われている呼称も少々、形式ばった堅苦しい表現の仕方ですね。

一般的な言い方だったらば「体育館といわれている」でもいいわけです。

そこをわざわざ「呼称される」と言っているわけですから、会話をしている相手がかしこまった相手かもしれません。

または自信のポリシーとして何かを指して言う時は、「呼称」という言い方を貫いているのかもしれませんね。

呼称という表現の仕方は確かに形式ばった堅苦しさもありますが、相手に対する「敬意」の表われもあるため、日常会話だからといって避けて使う必要もないでしょう。

都会の隠れ家と呼称されている店に行く

この例文は「都会の隠れ家」が呼称の対象です。

つまり「都会の隠れ家」を名前として使っても、違和感を感じさせない使い方となっています。

別の言い方としては「都会の隠れ家と呼ばれている」でも通用します。

しかしながら「呼ばれている」というよりも「呼称されている」と言った方が、形式的であり大仰な印象を与える文章になります。

呼称という言い方は、相手に強いインパクトを与える効果もあるということですね。

自分のことをあだ名で呼称している友人

この友人は実に男意気があるというか豪放磊落な思いを感じさせます。

自分のことをあだ名で呼んでもらうということ自体、勇気がいる行為。

よってこの例文の発言者は友人のことを「呼称」という言い方で体現しています。

この友人の男意気を評価しての紹介の仕方といえるでしょう。

「呼称」の具体例

ではここからは、呼称の具体例についてみていきましょう。

目の前の相手に対して

まずは「目の前の相手に対して」呼称という言い方を使います。

「ここにいる人たちは企業戦士と呼称するに相応しい人々だ」という具合です。

目の前にいる人たちは呼称として扱うのに十分、値するのです。

仲の良い友人に対して

仲の良い友人に対しても呼称という言い方が使えます。

「私の友人たちは親友と呼称するに相応しいくらい仲が良い」といった具合ですね。