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呼称とはどういう意味?読み方や使い...(続き3)

呼称は仲の良い友人ならば堂々と使いたい言葉となるでしょう。

親族に対して

親族のことを表すのにも呼称は使えます。

「〇〇くんは親族一同を代表する人物と呼称いたします」といった感じでしょう。

親族も当然ながら人の集まりです。

呼称を使うになんら問題はないでしょう。

肩書きや役職に対して

肩書きや役職を使う際に呼称という言い方を使うことも、ビジネスの現場においてはさして珍しいことではありません。

「当社の〇〇くんの肩書きは部長と呼称するように」といった具合で使われます。

呼称は名前を呼ぶ際の言い方ですが、形式ばっているのでビジネスシーンで用いると違和感なく使えることが分かります。

ビジネスの現場ではコミュニケーションの手段の一つとして「呼称する」という言い方をマスターしておけば、あなたを見る目も数段アップすると思いますよ。

会社に対して

会社に対しても呼称という呼び方は一般的です。

形式的で格式ばった印象を受ける呼称は、ビジネスシーンで使うことによって本領を発揮する言葉だからです。

例えば「我が社は業界のナンバーワンと呼称されるような会社を目指す」などという使い方です。

呼称にはそのものをより強調するイメージもあります。

自身の勤めている会社をより周囲に印象付ける意味でも、呼称という言い方を使った方がイメージは強くなるでしょう。

自分に対して

自分に対して呼称を使うと、格式ばった感じが一層強調されて少々とっつきにくいイメージを相手に与えてしまうかもしれません。

例えば「これからは私のことを天才と呼称しなさい」「私は自分のことを日本一のモテ男と呼称する」などといった感じですね。

日常生活の会話クラスであれば自分自身のことをことさらひけらかすような発言は、周囲の反感を招く恐れもあります。

できたなら自分に対して呼称を使うのは、避けた方が無難かもしれませんね。

ただ、あえて「呼称」を使うことによって「笑い」に誘導する効果もあります。

自分に対して使う時は相手に威圧感を与えないよう、普段の配慮も必要となるでしょう。

物に対して

「物」に対して呼称を使うのも違和感のない使い方といえます。

「アルプス山脈は日本の屋根と呼称されています」「蛍の光は生きた宝石と呼称されるでしょう」などといった具合ですね。

物に対して呼称という表現を使うときは、そのものを代名詞あるいはキャッチフレーズとなるような言葉を添えれば比較的簡単に使えると思いますよ。

「呼称」の類語

呼称の類語には「名称」「敬称」「名目」「人名」などがあります。

名称

名称とは「名前」「呼び名」あるいは「呼称」ともいいます。

つまり「呼称」と「名称」はほぼ同じ意味ということになります。

そして一般的な使い方においても「名称」という使い方は、世の中の隅々にまで浸透しています。

本においてもテレビにおいてもラジオでも「名称」という言い方が当たり前のように使われます。

「呼称」が少々格式ばって使われる半面、「名称」のほうは普通に肩肘張らない使い方として多くの方に馴染みがあるでしょう。

敬称

敬称とは人の名前の下に敬意を表してつけるもので、「様」「さん」「君」「殿」といったものが該当します。

または会社やものの前につける敬意の表れ語としても用います。

「貴社」「貴兄」「高著」といった具合です。