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呼称とはどういう意味?読み方や使い...(続き4)

よって「敬称」と「呼称」は同じような意味合いもありますが、似て非なる存在といえるでしょう。

つまり「敬称」の方が「呼称」よりもはるかに格式ばっており、相手への敬意というものを最大限にピックアップしている言葉といえるでしょう。

名目

名目の意味は「名称」「呼称」となりますが、一般的には「表向きの名称」という意味が強い言葉です。

さらには「表向きの口実」「表向きの理由」といった要素の方が、世の中に浸透した意味として捉えられているでしょう。

「この薬は名目上は風邪薬だが副作用の強い薬でもあるので服用は危険だ」といった感じで使われる言葉です。

そういった意味合いにおいて「呼称」とは少々、使い方が違ってくるでしょう。

人名

「人名」とはつまり「人の名前」です。

それ以上でも以下でもありません。

素直に人の名前という意味です。

人の名前ですから同様の意味をもつ「呼称」とは似た言葉、ということになります。

ただ使い方においては少々、趣をかえてきます。

「〇〇と呼称する」という言い方は通用しても「〇〇と人名する」とは言いません。

「すずきという名前は人名である」といった用い方になります。

動詞的に使うか名詞的な使い方になるかの違いですね。

「呼称」の英語表現

呼称は英語で「name」と表すことができます。

「呼称」の使い方を正しく覚えておこう

今回は「呼称」の使い方をその意味と例文を用いて解説してきました。

呼称と単語だけを聞いたら、ピンとこない言葉かもしれませんが、例文つきで読んでいけばそれほど複雑な意味の言葉ではないことがお分かりになると思います。

ただ家庭内において、親子の会話の中ではあまり使う言葉ではないでしょう。

親子や兄弟間でこのような格式ばった言葉を使うのは他人行儀な感じがしますからね。

やはり使用場面は会社や組織など第三者との会話で用いるときが、最もこの言葉の本領を発揮させるでしょう。

とにかく頭で理解しただけでは呼称を使いこなせません。

前後の文脈を意識しながらどんどん使ってみましょう。

場数を踏んでいけば使いなれない言葉でも、あなたのボキャブラリー量を増やしてくれますよ。