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「収束」とはどういう意味?「終息」...(続き3)

その心境を代弁した例文となっています。

そして本来ならば事件に対しては「収束」ではなく「終息」の方を使いたいでしょう。

しかし、不本意な結果で終息されてしまっては元も子もないかもわかりません。

一時的なものでもいいから早く解決に向かう方向で当時者の気持ちが落ち着くことが望まれていますからね。

だからこそ「収束」という言葉を使って一刻も早い事件解決を望むのです。

「収束」の類義語

それではここからは「収束」の類義語についてみていきましょう。

落ち着く

「落ち着く」、つまり一応の決着をみた状態といえます。

完全には事態の終了には至っておらずとも、さっきまでの喧々諤々とした状態からは静かになった状態、ということです。

一旦、事態の収拾がついた状態はまさしく「収束」と類義語であるといえますね。

「落ち着く」は物事がまだ進行しているのだが、小休止という意味合いも含んでいますからね。

収斂

「収斂」、難しい漢字ですね。

この言葉は「しゅうれん」と読みます。

意味は「縮む」「引き締まる」「収縮」「一つにまとまる」「集約」ということになります。

「縮む」という意味合いは「収束」の状況と完全に同じ意味合いとはいいにくいですが乱雑に散らかり広がっている状況が一点に集まるかのように固まっていったら確かに「縮む」という状況と同じともいえるでしょう。

そういった意味において類義語とみなされるのです。

そしてもう一つの意味である「一つにまとまる」の方は「収束」とほぼ同一といえるでしょう。

一点に集まる収束は言い方を変えれば「一つにまとまる」ですからね。

あとは「収斂」という言葉を自分のものにしていかにして使うようにしていくか、でしょう。

集束

「集束」とは「多くの光が一点に集まること」を意味し、ほとんど「収束」と同じ意味を持つ言葉です。

「集束」の「集」は集める。

「収束」の方の「収」は収める。

どちらもちらかっていたり散乱しているものが一つのところに集まってくる様子を表しています。

まさしく一応の決着をみた表現なのです。

ただ世間的には「収束」という漢字を使った方が無難でしょう。

学校のテストでも「収束」の方を使った方が得点できるはずです。

「集束」は少々、使い道の少ない表現といえるかもわかりません。

収拾

「収拾」の意味として一般的なのが「ものを拾い集めること」なのですが、世の中一般で使われる意味として「混乱を治め、状態を整える」という意味も持っています。

まさにこちらの意味ならば「収束」とほぼ同じ意味合いであり、類義語として成り立つといえます。

「収拾」はよく「事態の収拾」といういい方をします。

恐らく一度や二度はそのような言い方を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ちなみに「収拾」は「しゅうしゅう」と読みます。

「しゅうしゃ」ではありません。

しっかり記憶しておきましょう。

学校の漢字テストで結構、出題される可能性が高い漢字だと思います。

鎮火する