「目安」の使い方
それでは次にまいります。
今度は「目安」の使い方についてみていきます。
世の中で「目安」はどのような場面で使われているのか、分かりやすく解説していきますね。
物事の判断をするときに
物事の判断をしたり下したりするときに「目安」という概念は使われます。
例えば、良い事と悪い事の区別をする際に「目安」という概念は生かされます。
人を叩いたり悪口を言ったりしたらそれは悪い事として区別します。
反対に人を褒めたり優しく頭を「よしよし」といった行為をするときは「良い事」としてみなされます。
これらの行動規範の区別を具体化したものが「目安」になります。
判断に迷うときはこのような「目安」を参考にすればいいのです。
他との比較をするときに
他のことと比較をしたいときにも「目安」は使われます。
今、自分が行っている事の成果が、果たして正しいのか間違っているのか。
その判断基準を知るものさしが「目安」になるのです。
例えば学校の図画工作の授業で、自分の作っている何かの彫刻の作品の出来栄えを他の人のものと比較してみる。
このような行為を行う際に「目安」というものが生かされます。
彫り具合や表面の滑らかさなど他者との比較をしないといい作品にはなりません。
このように自己満足の世界で終わらない効果を発揮するために「目安」というものは必要になってくるのです。
一般的に示すものとして
世の中の一般的な行動規範を指し示すものとしても「目安」は多数の場面で使われています。
家のテレビを何時間つけて視聴しているか。
これなどは個人差もありますが、大まかな平均値というものも各種の調査によって数値が出ています。
これらの基準を「目安」として自分に当てはめるのです。
例えば、全国平均の一般家庭のテレビ視聴時間数が5時間だったとして、自分の家が何時間テレビをつけて見ているか。
これを判断するための材料にするのです。
目安という概念は、世の中全ての一般的なものごとの判断に使われているのです。
数量などを教えるときに
数量などを数えるときにも「目安」は使います。
「おおまかな目安として3杯分、水を汲んできてください」とか「あの大学の合格偏差値はおよその目安、65だ」などという言い方ですね。
数を相手に伝える時は目安をよく使います。
それは数字は嘘をつかないからです。
「1」といえば間違いなく「1」ですし、「10」といえば「10」です。
数字には、間違いようのない概念が込められています。
だからビジネスや商売において、売上高や利益を伝える手段として数字が使われるのです。
「今期の会社の売上高は1000億円という目安です」などという言い方はしません。
数字はあくまで結果を伝えるものです。
未来予想をする場合のみ「目安」を用いるようにしましょう。
「目安」の例文
それでは「目安」を使った例文をいくつかご紹介していきましょう。