「チート」という言葉は、ネット上のSNSの浸透から広まった言葉の一つともいえます。

馴染みのない言葉でもあり熟知して使用している人もいるでしょう。

この記事では「チート」についてその意味や使い方、例文、類義語を順を追ってご紹介してまいります。

「チート」の意味とは

それでは「チート」という言葉の意味から説明してまいります。

「チート」には2つの意味があるようですね。

2つの意味がある?

「チート」という言葉には現状、2つの意味が認識されています。

それらを詳しくみていきましょう。

プログラム改造という意味の「チート」

まず1つ目の「チート」の意味は、
「主にコンピュータゲームにおいて、データの改ざんをはじめとする不正な操作によって製作運営側が想定していない(不本意な)結果を得ることの通称である。」となっています。
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%88より引用

つまりプログラムを意図的に改造してしまう行為、ということになります。

ある意味、「卑怯」な手段ということに取れるでしょう。

ゲームのプレイヤーに対する「チート」

「チート」のもう一つの意味は、
「ゲームやアニメ等において桁違いの能力により他を圧倒するようなキャラクター、およびその能力を指す」です。
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%88より引用

こちらの意味はある種の尊敬の念が込められています。

つまり「強い」という事に対しての敬意です。

対象がゲームとはいえ桁違いの強さで相手を圧倒するのですから、強いものに対する怖れと尊敬が入り混じって当然でしょう。

「チート」の語源

「チート」の語源を紹介しておきましょう。

もともとは「ズルをする」「騙す」といった意味合いのある言葉なのです。

ゲームの世界で使われるケースが多いようですが、一般的な意味で解釈すれば上記のように「ズル」「不正」といった意味が語源なのです。

言葉の使われ方の変遷は興味深いものですね。

「チート」の英語表現は?


「チート」を英語で表現すると「cheat」になります。

意味的に考えると英語の「cheat」は「騙す」「不正をする」あるいは「詐欺師」といった意味が正しい意味となります。

日本語で使用する「チート」と混同しないようにしましょう。

「チート」をする人のことを「チーター」と呼ぶことも

「チートをする人」のことを指して「チーター」と呼ぶことがあります。

つまりゲームにおいて非常に強い腕前を持つ人などが典型的な例となるようです。

悪口になってしまう可能性もあるので注意

「チーター」を含めて注意したいのは「チート」が使われる場面を考えることです。

英語表記だと悪い意味で捉えらているように、うかつに使用すると相手に対する悪口に聞こえてしまう可能性があるということです。

特にゲームの場合はプログラミングの不正改ざんといったマイナスイメージと取られる可能性が高いです。

使う場面や相手をよくチェックしてから使うようにしましょう。

「チート」の使い方まとめ


それではここからは「チート」について、その使い方のまとめ的な例文を列挙して紹介していきましょう。

1.チート行為は認められていない

この例文に挙げられている「チート」は「不正」や「ズル」といった意味合いで使われています。

つまり例文中で表現されている「行為」という言い方、「認められていない」という表現から推察するに何かの大会や催しが行われようとしているにおいて、そのルールの確認の最中においての意思確認のようだからです。

「チート」という言葉がルールを無視した行為である、という意味合いで使われていることを指す例文だといえますね。

2.ゲーム内でのチートは暴かれるべきだ

こちらの例文中の「チート」も「不正」や「ズル」といったニュアンスがこもっています。

つまり「暴かれる」という表現が使われていることからして、その対象となるべきものが「正しくない」という根拠のもとに立っているからです。

ゲームは参加者全員が公平なルールと規則を順守することによって成り立ちます。

不正行為を行ってしまっては、そのゲーム自体の公平性がなくなってしまうでしょう。

3.このステージがチートでゲームを進めることができない

この例文に登場する「チート」は「強い」という意味合いの濃い文章といえます。

つまりゲームとしての攻略が難し過ぎてとても手に負えない、という状況をうつしています。

ただ、そこには制作者側の意図的な手強いプログラミングにより、ゲーム進行を妨げようという意図も垣間見えないわけでもありません。

「不正」が働いているのか正々堂々とした「難しさ」なのか参加者の総意に委ねられる局面でしょう。

4.このキャラは強すぎてもはやチートだ

こちらの例文に出てくる「チート」は明らかに「強い」という意味で処理してもらってさしつかえないでしょう。

ゲームに登場してくる敵キャラは簡単に攻略できる相手ばかりでは飽きられてしまいます。

適時、強いキャラを登場させないとそのゲームに対する興味が失せてしまう結果を招いてしまいますからね。

5.友人はゲームが上手くて、チートの領域に達している

こちらの「チート」は「強い」という以外にありません。

その強さに対して今や「畏敬」の念すら覚えるかのような称えようなのです。

ゲームをやる人にとってゲームの上手い人は尊敬に値しています。

その中において使われる「チート」は最高クラスの褒め言葉ともいえるでしょう。

6.ゲームを進めるのが速すぎる。チートしてるんじゃないの?

こちらの例文に登場する「チート」には「細工」や「不正」といった負のイメージがこめられています。

「チートしてるんじゃないの?」という疑心暗鬼ぶりが表されていますから、疑いようもなく「ズル」を感じている証拠といえるでしょう。

プログラミングされたゲームは制作者の意図により故意に改変されてしまう可能性がある、ということを匂わせる例文といえます。

7.ユーザーのチート行為によってサービスが終了したゲームがある

こちらの例文に使われている「チート」もよろしくない印象を与える使い方となっています。

つまりユーザー側が何らかのチート行為(限りなく悪意のこもった不正や改ざん)を行ったがゆえにゲームの配信等がストップしてしまった事態を表しています。

普通にゲームを楽しもうとしていた人達からみたら、たまったものではないでしょう。

8.チートするとゲーム内でバグが起こる可能性が高い

こちらの例文中の「チート」もよい意味では使われていませんね。

「チートするとバグする」と言っているのですからよほどのことなのです。

「バグ」とはコンピューター用語で思わしくない演算結果になるということ。

つまり「チート行為」によってそのプログラムに狂いが生じ正しく機能しなくなる、ということになります。

皆で楽しく行うのがゲームの醍醐味です。

一人だけズルをしようとして不正行為を働くと、たくさんの人に迷惑をかけるという結果になるのです。

9.チートだと思われるさまざまな動画が投稿されている

この例文に出てくる「チート」もよくない行為を表現しています。

投稿されている動画が正しくない情報を発信していることを表しているようです。

つまり合成や不正操作により、誤った情報の動画を投稿しているということです。

SNSは便利なツールですが、匿名性があるため発信者の守秘性を守ることをいいことに責任感のない情報発信が後をたたないという今の時代を物語る例文といえるでしょう。

10.チートしたことでデータが消えてしまった

こちらの例文もよくないケースです。

なんらかのプログラミングに対して悪意のこもった情報をチートしてしまったために、貴重なデータが消えてしまったということを表しています。

コンピューター上のデータは公平性と信憑性が命です。

そこに悪意のある「ウイルス」などを流してしまえば、セキュリテイ対策としてデータを守ろうとするソフトの警報に触れてしまったのでしょう。

コンピューター上のプログラムに不正な情報を流し込む行為は厳に謹んでほしいものです。

「チート」の類義語を集めました

それでは次にまいります。

今度は「チート」に対する類義語をご紹介していきましょう。

1.不正

「不正」とは、
「正しくないこと。また、その行為や、そのさま。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8D%E6%AD%A3/より引用

すなわち世の中における正しいと思われる行いの反対を意味する行為・行動となります。

「チート」の意味する「不正」は、まさしくコンピューター上における不正行為の典型例といえるのです。

2.反則

「反則」とは、
「法律や規則に反すること。また、特に運動競技などで、ルールに違反すること。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%8D%E5%89%87/より引用

あらゆる規則やルールを破る行為を表します。

「チート」もまさしくコンピューター上の反則行為といえるでしょう。

反則はやってはいけない行為・行動なのです。

3.イカサマ

「イカサマ」とは、
「いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A6%82%E4%BD%95%E6%A7%98_%28%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%95%E3%81%BE%29/より引用

よく時代劇に登場する博打のシーンで「イカサマ」という言葉を耳にしますね。

まさしくインチキであり人を欺く行為です。

「チート」もまさに言葉をかえたら「コンピューター上のイカサマ」と呼ばずにおかないでしょう。

4.ズル

「ズル」とは、
「自分の利益を得たりするために、要領よく振る舞うさま。また、そういう性質であるさま。悪賢い。こすい。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%8B%A1%E3%81%84_%28%E3%81%9A%E3%82%8B%E3%81%84%29/より引用

要するに「インチキ」や「イカサマ」と同類で、人を騙して自分が利益を得ようとする行為全般を指していいます。

まさしく「チート」を代表する類義語として思っていただいていいでしょう。

5.詐欺

「詐欺」とは
「他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。」です。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%A9%90%E6%AC%BA/より引用

相手を騙して自分が得をしようという行為です。

英語の「cheat」には明らかに「詐欺師」という意味もありますので、まさに「詐欺」は「チート」と類義語どころか同一ということがいえますね。

6.インチキ

「インチキ」とは
「ばくちなどで、相手の目をごまかして不正を行うこと。また、そういうごまかしがあるさま。本物でないこと。また、そのさま。」
という意味になります。

「イカサマ」とほぼ同じような意味であり「インチキ」も「チート」を代弁する言葉といえます。

7.ごまかす

「ごまかす」とは、
「本心を見やぶられないように、話をそらしたり、でまかせを言ったりして、その場やうわべをとりつくろう。人目を欺いて不正をする。」
という意味になります。

2020年2月現在の日本の総理大臣である安倍総理がまさにこの言葉とピッタリといえるでしょう。

いかなる場合においても、人を騙したりうわべをとりつくろうだけの行為では「信用・信頼」というものを失い自身の失脚につながるでしょう。

8.騙す

「騙す」の意味は、
「うそを言って、本当でないことを本当であると思い込ませる。あざむく。たぶらかす。」です。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%A8%99%E3%81%99/より引用

「チート」とは所詮、相手にうそをつき騙してその場をとりつくろい利益を独り占めにする行為です。

仕事にしろゲームにしろ、人を騙すような人物に真の幸せはやってこないでしょう。

9.横着

「横着」とは、
「すべきことを故意に怠けること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%A8%AA%E7%9D%80/より引用

「チート」とは若干、ニュアンスが違ってくるかもわかりませんが、相手の期待を裏切る行為の部分に着目すれば似たり寄ったり、ということに「なるでしょう。

人は誠心誠意、相手に対して尽くさないと正しい評価は得られませんからね。

10.八百長

「八百長」とは、
「勝負事で、前もって勝敗を打ち合わせておいて、うわべだけ真剣に勝負すること。なれあいの勝負」です。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%85%AB%E7%99%BE%E9%95%B7/より引用

「八百長」で有名になってしまったのが「大相撲」でしょう。

本来ならば真剣勝負をすべきはずの競技なのに、金品の受け渡しによって勝ち負けを決めてしまう行為。

対象がゲームの世界になったとしても同様の罪悪感を感じさせます。

「チート行為」は立派な「八百長」という認識を持つべきでしょうね。

「チート」の使い方には要注意!

今回は「チート」という言葉について意味や使い方、類義語を紹介してまいりました。

「チート」という言葉、本来の意味に照らせばいいイメージの言葉ではありません。

人を欺いたり騙したりする際に用いられる言葉である以上、できたら意識的に使用を避けるべきでしょう。

ところが、最近では人やキャラの強さを称える意味合いでも使われているケースもあります。

よってその場の状況や雰囲気に照らして意味の真意を考える必要のある言葉と思ったほうがいいでしょう。