友愛という言葉について聞いたことがあるけれど、単に友達に対する愛と捉えていることもあるのではないのでしょうか。
意外にもそればかりではないのです。
今回は、友愛について取り上げていきます。
「友愛」という言葉を詳しく解説
友愛とは読んで字の如く、友達に対する愛情のことを指します。
「友愛」は西洋から影響を受けた言葉?
友愛は西洋から受けたのではないかと言われています。
フランス革命について聞いたことがある人も多いでしょう。
フランス革命で、友愛というのがスローガンとして使われていたようです。
現にフランス共和国の標語は、「自由、平等、友愛」です。
「友愛」の意味
では友愛について、掘り下げてみていきましょう。
兄弟の間での愛
友に対する愛ということで、友達に対してのみの愛情かと思われるところがありますが、兄弟間の愛情のことも指します。
兄弟と言うと、親の愛情の奪い合いをするというような感じで、幼少期はどちらかと言うとライバルというような位置づけになりやすい傾向にあります。
もちろん昔からずっと仲が良い兄弟ということもありますが、多くの場合はライバルだったり、歳が離れていると面倒を見る立場と見られる立場というような感じで、明確に分かれているところもあるのではないのでしょうか。
このように、幼少期は衝突したり喧嘩をしながらも成長していくけれど、お互いに頼れる存在になってきたりすることもあります。
友人の間での愛
そしてもちろん、友達に対する愛情ということもあります。
友達と言うと、必然的に好きな人同士でお付き合いをすることから、広い意味での愛情が生まれやすい所があります。
もちろん恋愛的な愛情ではなく、何か悪いことが起これば心配をし、いいことが起こったら共に喜ぶ関係性です。
「友愛」と似ている言葉との違い
友愛によく似ている言葉は、色々なものがあります。
友愛とよく似ている言葉と、その違いについて解説していきたいと思います。
「友愛」と「友情」との違い
友愛というとなんだか友情とよく似ているような感じがしますね。
この二つに違いはあるのでしょうか。
その違いについて見ていきましょう。
「友情」の意味
友情とは友達に対する情のことを指し、友人の間に発生する感情の一つです。
こちらはよく使うことがあるので、知っている人も多いでしょう。
例えば「女の友情は儚い」というような言い方をすることもありますね。
このように友情という言葉は、色々と聞くことが多いので比較的使いやすいです。
この女性の友情が儚いという話ですが、学生時代は話が合って楽しい関係性でも、女性は色々なステージがあることから、だんだんと話が合わなくなることがあるようです。
そのため学生時代は親友のように仲良しだったけど、残念ながら大人になって疎遠になったという話も結構あるようです。
その女性のステージというのは、独身か既婚かということから始まり、子供がいるか、いないかもあります。
働いているか、専業主婦かというようなことも出てきますね。
このように様々な違いが出てきてしまうので、友としての感情を保つというのは難しいのかもしれません。
友愛よりも非常にハードルが低いように思われるところがありますが、友情関係の維持も簡単ではないことがよくわかるでしょう。