また理科的な解釈ですね。
恐らく日常の会話レベルでこのような難しい説明は要求されないと思います。
逆にへたにこのような解釈で会話をしてしまうと、これもコミュニケーション能力のなさを指摘されてしまうでしょう。
3.他人の考えや行動などに心から同感すること
「共鳴」の3つ目の意味は、「他人の考えや行動などに心から同感すること。」となりこちらの意味が今回のテーマとなる意味となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%85%B1%E9%B3%B4/より引用
皆さんも今まで他人や友人の考えや発言、あるいは行動を通して心を通い合わせたり心から同感した経験はなかったでしょうか?「共鳴」とは人と人の心の結び合い、通い合いということになるのです。
つまり「共鳴」の意味をまとめると…
つまり「共鳴」とは人間同士の信頼の証となるべき発言や行動、ということがいえるでしょう。
何かに対する「共鳴」がなければ人は信じ合えません。
信じ合えない人間同士が仲良くするのは非常に難しいことです。
しかし、そこに何でもいいので何か一つ「共鳴」できることがあれば、明日からの付き合い方が大きく前進することは容易に想像できます。
人の心というものはより良き人間関係を築くための精密な回路、ということがいえそうですね。
みんながよく使う「共鳴」は3つ目の意味
今回のテーマである「共鳴」はこの文中の3つ目の意味に登場したものであることはもうおわかりいただけた思います。
それではここから「共鳴」をより深く理解していくための説明に進んでいきましょう。
「共鳴」と「共感」の違い
それでは「共鳴」と「共感」の違いについて説明していきましょう。
「共感」の意味
まずは「共感」の意味についてです。
他人の考えや主張に「その通りだ」と感ずること
「他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%85%B1%E6%84%9F/より引用
自分以外の人間の「考え」や「主張」といった「概念」のようなものに対して、それを肯定し相通ずる思いや気持ちを心や感情に表す行為ということになりそうです。
他人の喜怒哀楽の感情を共有すること
「共感」というものを覚える根拠は他者から受ける「喜怒哀楽の表現」を感じた時に覚える、ということにもあるでしょう。
相手の嬉しい気持ち、怒りの気持ち、悲しい気持ちになどに対して自分自身も同じ気持ちになったり、それを大いに認めて自身を同一視する感じになるといった表現が「共感」と呼べるのではないでしょうか。
つまり「共鳴」と「共感」の違いは…
それではここからは「共鳴」と「共感」の違いについてじっくりと説明してまいりましょう。
「共鳴」には行動や発言が伴われる
「共鳴」と「共感」の最も大きな違い。
それは「行動」や「発言」といった証拠となって残るようなものが存在するかどうか、でしょう。
つまりある絵画や彫刻などの作品を通して感銘を受けるのは「共鳴」である人物の喜怒哀楽といった感情を通して受ける心の葛藤が「共感」ということになるでしょう。
よって「共鳴」するためには根拠となる「もの」が必要になります。
また「共感」するためには対象人物の心の動きが求められるのです。
言葉にして説明すると少々頭ががちがちになってしまいそうですね。
どちらも相手のことを認め称え、称賛していることに変わりはありませんからね。