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「共鳴」とはどういう意味?「共感」...(続き3)

例文から見る「共鳴」の使い方

それではここからは「共鳴」の例文をあげていきたいと思います。

実際の使い方に触れることで「共鳴」というものをより理解していきましょう。

多くの人々は、あの芸術家の作品に共鳴した

この例文の「共鳴」した対象は「芸術家の作品」です。

なにがしかの作品に対して多くの人が「共鳴」したのです。

恐らく素晴らしい作品なのでしょう。

多くの人を同時に共鳴させるほどの魅力を持っているということです。

「共鳴」とは目に見える何かに対して、人の心が動くという描写が最も説明しやすいですね。

彼は怒るどころか、その意思に感動し共鳴した

この例文の「共鳴」は「その意思」という目には見えないものに対して共鳴しています。

それはすなわちこの人の生きる上においての信念が対象となった人のそれと相通じていたからでしょう。

「共鳴」する対象物は目に見えるものばかりではない、ということもこの例文から伺えますね

仲の良いA君とB君は、共鳴し理解し合っている

この例文の「共鳴」はA君とB君の仲が良くなるための互いの気質というか、性格や人間性といった目に見えない要因を指しています。

恐らくこの両名は趣味や好きなものがお互い合っているので気心が通じ合い、それが互いにとって「共鳴」したのでしょう。

人と人を結びつける要素を指して「共鳴」というケースが世の中に多いことを物語っていますね。

その音に共鳴して、机の上のものが揺れていた

この例文に出てくる「共鳴」は理科の授業で出てきた「共鳴」です。

すなわち何かが発する音に対して、机の上のものが揺れる現象が起きたことを言っているのです。

この場合、机の上にあるものが「振動体」ということになりますね。

共鳴し合うことでお互いの成長へとつながる

この例文に表現されている「共鳴」はお互いの長所をポジティブに認め合う、という内容になっています。

つまり相手の何かに対して前向きに認めてそれを信じ、自身の行動規範に役立てて生きていく。

それがお互いの成長につながる、ということを言っているのですね。

彼の強い主張に共鳴し、僕は立ち上がった

この例文の「共鳴」の対象物は「彼の強い主張」です。

その主張の中身が自身にとって受け入れられるものあるがゆえ「共鳴」することができたのです。

そしてこの「共鳴」は自身を立ち上がらせる原動力にもなっています。

人間、決断に迷う時に背中を押してくれる一言があったなら、心強い味方を得た気分になれますからね。

「共鳴」の類義語

それではここからは「共鳴」の類義語を紹介していきましょう。

同調

「同調」とは、「他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%90%8C%E8%AA%BF/より引用

「共鳴」のように心から他人の意見や主張に同感しているかどうかは微妙なところですが、一応合わせるという行為は同じなので「共鳴」の類義語として扱います。

まあ、世の中には「共鳴」と「同調」を巧みに使い分けて生きている人は多いでしょう。

厳密な部分は見えにくいだけに「合わせている」という部分の真意を掴むのは大変なことでしょうね。

同情