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「露呈」とはどういう意味?「露見」...(続き3)

社内での大きな問題が露呈した

この例文に出てきます「露呈」は社内における表沙汰にしたくない問題の露出を表しています。

きっと会社の人間にとったら、この問題がここまで大きくなるとは夢にも思っていなかったのかも分かりませんね。

予防線を張って露呈することを阻止しておくべきだったでしょう。

売り上げから消費者の需要が露呈した

この例文の「露呈」は売り上げをあげる立場の人からみたら、喉から手が出るほど欲しかった「情報」と同じ意味を成しているといえます。

消費者の需要、いわゆる「ニーズ」を掴めたのです。

このような「露呈」ならば誰も嫌な思いはしないことでしょう。

「露呈」の類義語

それでは次にまいります。

ここからは「露呈」の類義語をみていくことにしましょう。

発覚

「発覚」とは、「隠していた悪事・陰謀などが明るみに出ること。」という意味です。

「発覚」で表に出てでしまう中身は悪事や陰謀となっていますので「露呈」よりもさらに悪い印象のある言葉となります。

ただ、両者とも表沙汰にしたくないことに間違いはありません。

そういった意味で「発覚」は「露呈」の類義語扱いでよろしいでしょう。

摘発

「摘発」とは、「悪事などをあばいて世間に発表すること。」という意味です。

「摘発」という言葉からうける印象は「発覚」や「露呈」よりもさらに一歩踏み込んだ「犯罪」の匂いがプンプンします。

つまり検察や税務署といった法の番人の立場から暴かれているからです。

そういった意味で大儀的にみれば類義語扱いですが、細かくみていけば性質的にかなり中身の違う内容となるでしょう。

出陳

「出陣」とは、「戦い・試合に出ること。戦場へ向かうこと。」という意味です。

大きな意味的には「出ること」という部分が適合してきますので「露呈」と類義語扱いは可能でしょうが、細かく煮詰めれば意味の相違があちこちに露呈しそうです。

それは「出陣」が戦いの舞台に限定されているからにもよるでしょう。

そういった意味では「出陣」と「露呈」を類義語扱いにするのは、少々無理があるかもわかりません。

ただ「出陣」するということは、それまで正体を隠していたこちらの思惑を周囲に露呈させることになりますから、やはり広義的には類義語扱いすることが素直な印象となるでしょう。

開示

「開示」とは、「はっきり示すこと。説き明かし示すこと。教えさとすこと。」という意味です。

つまり包み隠さずに全てを公にしている部分で「露呈」と同じ意味を成す、というわけですね。

また「開示」も「露呈」も自らの意思による開放と他者からの要求を受けた場合の開放の両方を含みます。

この部分も両者が大きく同じ意味合いを成す類義語として認識していいところでしょう。

暴く

「暴く」とは、「人が隠していること、気づかないでいることを探り出して公にする。暴露する。」という意味になります。

公にしてしまう部分においては「露呈」とほぼ同じ意味合いになりますので、両者は類義語として認識していいでしょう。

ただ「暴露」の方が「露呈」よりもいささか不正の匂いが強いですね。

それに暴露される中身が人からの好奇の目を向けられやすいスキャンダル性を含んでいる可能性も高いでしょう。

そういった部分においては、意味合いを異にしてしまう言葉ともいえるでしょう。

晒す

「晒す(さらす)」とは、「広く人目に触れるようにする。」という意味です。