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良し悪しとはどういう意味?読み方と...(続き3)

「メリット・デメリット」も「良し悪し」よりも広く世の中で使われる言葉でしょう。

4.両面がある

「両面がある」とは「裏表がある」ということになりますね。

つまり、ものごとには常に良い面もあれば悪い面もある、という意味に捉えられます。

「両面がある」という言い方も「良し悪し」と並んで活用される場面の多い言葉です。

覚えておいて損はないでしょうね。

5.可否

「可否」とは、「よいかよくないか。事のよしあし。」「賛成と不賛成。可決と否決。」となっています。

つまり「可否」も「良し悪し」も全く意味的に違いはない、ということになります。

ただ、使われる場面によってどちらを使うか、若干頭を使うこともあるかもしれません。

それは「可否」には「賛成と不賛成」といったように決を取る行動にも用いられるからです。

6.是非

「是非」とは、「是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。」「物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。」となります。

「正しいことと正しくないこと」を表していますから「良い面と悪い面」の「良し悪し」とはほぼ同じ意味です。

類義語として扱っていいでしょう。

ただ、広義的にとると、その物事が正しいかどうかを糾弾しているかのような印象も受けます。

その点では「良し悪し」よりも性急な言葉といえるでしょう。

7.当否

「当否」とは、「あたることと、あたらないこと。あたりはずれ。」「道理に合うことと合わないこと。よしあし。」となります。

前者の「あたりはずれ」では類義語とはいえないでしょうが、後者の「道理に合うことと合わないこと」は「良し悪し」の類義語となります。

日本語の言葉には意味が一つだけという言葉もあればそうでないものもあります。

この点を注意してコミュニケーション能力を磨きましょうね。

8.適否

「適否」とは、「適することと、適さないこと。また、適するか、適さないか。適不適。」となります。

「適しているか」ということは、突き詰めてみれば「良いか、悪いか」という解釈も成り立ちます。

よって「適否」は「良し悪し」の類語として成り立つのです。

9.善悪

「善悪」とは、「善と悪。よいこととわるいこと。また、善人と悪人。」となります。

「善悪」は「良し悪し」に比べれば、スケールが大きい印象を受けます。

特に「善人・悪人」という意味になってくると「良し悪し」程度では計れないものごとの重さを感じさせます。

しかし、「善悪」も「よいこととわるいこと」という意味を持ちますから、ここは類義語として活用できるようにしておきましょう。

10.良悪

「良悪」とは、「よい点も悪い点もあって、どちらか一方にと急には決められない状態。また、よいか悪いかを簡単に判断はできないが、どちらかといえば悪い状態。」となります。

この「良悪」、読み方によってはほとんど「良し悪し」と同じになってしまいそういった意味ではこの両者は類義語以上の関係、ということにもなりそうです。

意味的には全く同じ意味ですから、用途に応じて使うようにすればいいでしょう。

11.玉石

「玉石」とは、「価値のあるものとないもの。良いものと悪いもの。」となります。

意味的にはほぼ「良し悪し」と同じですから、類義語としてはなんの問題もありません。

しかしながら、日常的にはあまり用いない言葉でもあります。

不意に使ったりすると、聞いている側の人がキョトンとしてしまう可能性もあるかもしれません。