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「脇目も振らず」とはどういう意味?...(続き3)

3.集中して

「集中して」とは、「1か所に集めること。また、集まること。」と、なります。

脇目も振らずに何かをやろうと思ったら「集中」していないことにはできません。

両者は切っても切れない関係にある言葉といえるでしょうね。

4.ひたむきに

「ひたむきに」とは、「一つの物事だけに心を向けているさま。忍耐強く、いちずに打ち込むさま。」と、なります。

「一つのことだけに心を向けている」は「心を散らさず一心に」とほぼ同じ意味と捉えられます。

よってこの両者は迷うことなく類義語として認識されます。

何事にも「ひたむき」に取り掛かっていれば脇目も振らず行うようになるはずでしょう。

5.がむしゃらに

「がむしゃらに」の意味は、「一つの目的に向かい、血気にはやって向こう見ずになること。また、他のことはまったく無視して、ひたすらあることをすること。」です。

「がむしゃら」の方が「脇目も振らず」よりもさらに意味合い的には強い主張を感じます。

脇目も振らずに行っているのですが「がむしゃら」は、ちょっと余裕がないくらいの意気込みで行っているさまを感じますね。

6.無我夢中

「無我夢中」の意味は、「ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま」となります。

「我を忘れてしまうくらい物事に心を奪われる」さまは「心を散らさず一心に」と大きな意味で同じといえます。

ものごとに無我夢中になれば脇目も振らず行う、という状態になりますからね。

7.根気よく

「根気よく」の意味は、「物事を飽きずに長くやり続ける気力。こん。」となります。

つまり飽きずに長くやり続ければ自然と脇目も振らなくなる、ということになります。

よってどちらの言葉も同じ意味として捉えられる類義語となります。

8.情熱を持って

「情熱」とは、「ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。熱情。」となります。

脇目も振らずに何かを行おうと思ったら、心の根底に「情熱」がなければ行えません。

情熱とは何かを成し遂げようとするためのエネルギー。

これがあるからこそ、人は多くの偉業を成しえたのです。

よって全く同じ意味合いの言葉とは言いにくいですが、同じ構成物の一つという意味で類義語として扱っていいでしょう。

9.懸命に

「懸命」の意味は、「力のかぎり努めるさま。全力をつくすさま。精一杯。」
となります。

全力を尽くして物事に当たれば、それだけで脇目も振らずに行うはずです。

よってこの両者は、ほぼ同じ意味として類義語扱いできるということになります。

10.一心に

「一心に」とは、「心を一つの事に集中すること。また、その心。専念。」となります。

心を集中させれば、自ずとその行動は「脇目も振らず」という結果になります。

こういった意味からこの両者は類義語として認識されます。

11.一心不乱

「一心不乱」とは、「何か一つのことに心を集中して、他のことに心を奪われないさま。一つのことに熱中して、他のものに注意をそらさないさま。」という意味です。

「一心不乱」は「脇目も振らず」において、たびたび説明に使われる言葉です。

まさにこの両者は類義語というよりも、「同意語」という扱いの方がしっくりくる言葉だといえるでしょう。