関係を持つ
「関係をもつ」もズバリ、「関与する」と同一の解釈で異存はないでしょう。
そして「関係を持つ」という言葉の使用範囲は「関与する」よりもはるかに広範囲に及ぶとみることもできます。
世の中に、何かに対して関係性をもつ行いは無数に存在します。
「関与」のようにどちらかといえば悪い行いに対して使われる言葉よりも、「関係を持つ」の方がはるかに使用場面が多いという現実には抗えないことでしょう。
参加する
「参加する」とは、「ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%82%E5%8A%A0/より引用
つまり事の善悪は別にして本人の意志を大前提にして加わり、行動を共に行う行為ということです。
ただ、世間一般の判断で考えると「参加する」には特別に悪意をもった集まりや集いに対するイメージはありません。
市民マラソン大会やママさんバレーボールといった比較的、庶民的な集いに使われる言葉です。
「関与する」といった犯罪性を匂わせるイメージとは大きくかけ離れた言葉といえるでしょう。
従事する
「従事する」とは、「もっぱらその仕事に携わること」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%BE%93%E4%BA%8B/より引用
「従事する」は特別な場合を除いて広く社会一般での活動を指す言葉といえます。
つまりは会社での仕事やボランティア活動の類がこの範疇に入ってきます。
よって「従事する」という言葉からは、悪い事にくみするイメージはほとんど感じられません。
大義的に見たら会社の仕事も一種、「関与」しているとみなす部分もあるでしょうが、意味を突き詰めていけば解釈の仕方が大きく違い言葉といえるのです。
首を突っ込む
「首を突っ込む」とは、「関心や興味をもって、その事に関係をもつ。また、ある事に深入りする。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%A6%96%E3%82%92%E7%AA%81%E3%81%A3%E8%BE%BC%E3%82%80/より引用
よって「関与する」とは関心や興味の部分において、かなり意味の解釈が違ってきてしまうでしょう。
ただ、関係を持つ部分においては大きく類語扱いになるということです。
「首を突っ込む」という行為は自身の興味や関心が高じて行う行為だけに周囲のものからみたら、もしそれがよからぬ行いの加担に見えた場合は「関与している」ととられる可能性もあるでしょう。
「関与」はビジネスでも使う基本的な言葉
今回は「関与」という言葉について意味や正しい使い方を例文や類語を参考にしながら紹介してきました。
「関与」という言葉にはどこか、相手を貶めるイメージもついてきますので親しい友人同士や家族内での会話にはあまり使う機会のない言葉といえます。
ただ、ビジネスの場においては比較的よく使われます。
よって使用場面や使い方を誤らないよう正しく言葉の意味を理解して使用するようにしましょう。