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「特段」とはどういう意味?使い方や例文、類語を解説


「特段」という言葉の意味からその使い方を例文や類語を使って紹介していきます。

この記事の目次

「特段」の意味や使い方を覚えよう!

「特段」という言葉の意味を正しく知っていれば、日常会話やビジネスの場面においてコミュニケーションがスムーズに運ぶようになると思います。

「特段」という言葉の意味を正しく理解して自身の能力を一段、アップさせましょう。

「特段」の読み方

「特段」は「とくだん」と読みます。

読み方に関しては特別、難しい読み方ではありません。

そのまま、覚えていきましょう。

「特段」の意味


「特段」の意味についてみていきましょう。

「特段」とは、「特別。格段。」という意味があります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%89%B9%E6%AE%B5/より引用

ではさらにそれら意味を深くみていきましょう。

特別

「特別」とは、「他との間に、はっきりした区別があること。他と、はっきり区別して扱うこと。また、そのさま。格別。」となっています。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%89%B9%E5%88%A5/より引用

つまり、同じものではない、差別化されたもの、という意味合いになるでしょう。

格別

「格別」の意味とは、「普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。」となっています。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%A0%BC%E5%88%A5/より引用

つまり同じようなものに見えても、その中身に差がある、ということになります。

例えば、何かのパーティーを催したときに参加者へのおもてなしの態度に差をつける、といった行為です。

つまり「特段」とは…

では「特段」をまとめておきましょう。

「特段」とは「特別」と「格別」とを併せ持たせた意味と捉えればいいでしょう。

つまり比較される両者があって、差別化とおもてなし度に差がある、ということになります。

丁寧さにさらに手を加えた丁寧さ、とでも把握したらいいでしょう。

「特段」の使い方

それではここからは「特段」の使い方について説明していきます。

他のものに比べて差があるとき

「特段」とは、他のものに比べて差がある、という解釈になります。

例えば、何かのパーティーに参列した人の中に、豪華な花束や花飾りなどを自費で用立ててプレゼントしたとします。

この行いは明らかに、ただ参加しただけの人に比べたら、主催者側にとったらVIP級のもてなしになってしまうはずです。

対象の物事が目立っているとき

対象となる目の前の物事が、他のものよりも目立っていたなら、「特段」という表現の仕方がふさわしくなるでしょう。

「特段」は、対象となる物事が比較されるケースにおいて使われます。

他方が地味でもう一方が目立ってしまうようなケースは往々にしてあることです。

そんな場合は目立つほうの物事が特別扱いされるのは世の流れでしょう。

良い意味でも悪い意味でも使われる

「特段」は、良い意味にも悪い意味にも使われる言葉です。

比較して目立ってしまうほうが、良いこと、悪いことに関係なく使われてしまうのです。

よって「特段」という言葉を一種の「褒め言葉」的な解釈で用いるとニュアンスがおかしくなってしまう可能性があるでしょう。

「特段」は否定文として使用できる

「特段」という言葉は否定文として使用することもできます。

それは「特段」という言葉には「これといった」「思ったよりも」といった意味合いも含まれているからです。

どちらの言葉も人を褒めたり称えたりするような意味にはなりませんよね。

例えば、「この仕事は誰でもできる簡単なものだから特段、いい人材を投入する必要はないよ」、という言い方。