「ピーク」という言葉は、恐らく皆さんも一度くらいは使ったり、見聞きしたことがあると思います。
比較的、日常会話に溶け込んでいる言葉ですが、さて、本当の正しい意味や使い方はどうでしょうか?正しい意味や使い方を例文や反対語などを使って解説していきましょう。
ピークの意味とは?
「ピーク」の意味は、「物事の最高潮。絶頂。頂点。」となります。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF/より引用
つまり、ある物事の最盛期、最繁盛記、最強期という意味合いになります。
ピークの使い方
では、「ピーク」の使い方をみていきましょう。
実際の使用例で考えたほうが分かりやすいと思います。
1.レストランの混雑のピークは13時頃なのでその時間より早めに行く予定を立てた
この例文の「ピーク」の意味合いは、「最繁忙の時間帯」です。
つまりそのレストランが最も忙しくなる時間帯のことをいっています。
最もお客さんで混雑する時間帯が13時頃ということなので、その時間帯よりも早めに行くということを意味している例文となります。
2.ピーク時を避けたのでゆったりと過ごすことができた
この例文に出てくる「ピーク」は、飲食店の一番、忙しい時間帯を指しているようです。
そんな時間帯を避けて入店したので、ゆったりとした気持ちでそのお店で時間を過ごすことができた、ということを言っています。
飲食店の最も混む時間帯に入ってしまったら、席は相席になったり、ゆっくり食事もできないという事態になりかねませんからね。
3.彼女が経営している店のジェラートの売上のピークは夏だ
こちらの例文の「ピーク」は、ジェラートの売上金額が最も高くなる額と時期のことをいっています。
商品の売上額は季節によって変動します。
年間を通してコンスタントに売れる商品というのは、思った以上に少ないものです。
売上の最も高くなる時期に、売れ筋商品を品切れさせずにお店に投入する。
商売の鉄則ですね。
4.3月には仕事の忙しさがピークに達する
こちらの「ピーク」は、3月の仕事量が1年間を通して最も多い、忙しい、残業が増える、といった事態を表しています。
3月という時期は、多くの企業にとって年度の切り替え時期です。
それに関わって仕事量が大きく増加します。
この状況を「ピーク」という呼び方をしているということになります。
5.朝のピーク時には電車で座ることは不可能に近い
この例文の「ピーク」は、会社への出勤時間のことを表しています。
日本の会社のほとんどが9時始まりだとすれば、どうしてもその1時間くらい前から、電車には通勤客で膨れ上がります。
俗にいう「満員電車」です。
すし詰めのギューギュー状態です。
そんな状態の時に電車の座席に座るなどということは、まさに奇跡のようなものなのです。
これが、朝の電車のピーク時の実態となるのです。
ピークの類義語
それではここからは「ピーク」の類義語を集めて、解説していきましょう。