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「たらふく」とはどういう意味?使い...(続き4)

「鱈腹」の由来

鱈は大食いの魚で、お腹が膨れていることから、この漢字が当てはめられるようになったようです。

では「たらふく」の語源は?

「たらふく」は、「足らふ」という言葉に、副詞語尾の「く」という言葉をくっつけて「たらふく」という言葉になりました。

非常に満ち足りているというような意味合いになります。

江戸時代には、食べ物だけではなく満ち足りている事をたらふくというように使われていた一面もあります。

しかし、現代において「たらふく」というのは、お腹いっぱいに食べたとか、おなかいっぱいに飲んだという意味合いとして使われるようになりました。

「たらふく」の類義語

たらふくの類義語にはどのようなものがあるのでしょうか。

お腹がいっぱいになるというニュアンスの言葉は非常にたくさんあることから、たくさんの類義語があります。

その一つ一つを解説していきましょう

腹いっぱい

単純に類義語として考えられるのは、「腹いっぱい」という意味合いなのではないでしょうか。

ご飯を食べた後にも、お腹がいっぱいということを言ったりしますね。

それぐらいに、日常的によく使うことがあるでしょう。

皆さんも食事の後などに言ったことがあるのではないでしょうか。

小さな子でも言う位ですので大変使いやすく馴染みのある言葉です。

そして飲食店の広告などでも、安くてお腹いっぱい食べれるというような感じで多用されているところがあります。

くちい

皆さんは「くちい」という言葉を聞いたことがありますか?

あまり聞き慣れない人もいるかもしれませんね。

こちらは、苦しいほどに腹がいっぱいであるという意味合いになります。

苦しいほどにお腹がいっぱいというところがたらふくと同様であると考えられます。

例えば、「腹くちくてもう食べられない」というような言い方がされます。

満腹

たらふくの類義語として、満腹という言葉があります。

こちらはよく使う言葉ですので、聞いただけでわかるのではないでしょうか。

漢字からしても非常にわかりやすく、腹が満ちるということで満腹というものです。

だからこそ、たらふくという言葉と非常によく似ているところがありますね。

腹がふくれる

腹がふくれるという言葉も非常によく聞くのではないでしょうか?

腹がふくれるという話を聞いたら、お腹がいっぱいなんだなということがわかりますよね。

腹がふくれるという言葉は、たらふくという言葉と同じような意味合いも含まれています。

腹鼓

皆さんは、腹鼓という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

よく舌鼓を打つというような言い方をされるところがありますが、腹鼓という言葉についてはあまり聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。

こちらの腹鼓も、腹いっぱいに食べて満足している様子を指します。

この腹鼓の面白いところは、お腹がいっぱいになった人がまるで太鼓のようにお腹を打つような仕草のことを指す点にあるのです。

なんとなく、「あー、食べた食べた!」と言いながらも、腹鼓を打つような様子が想像できるのではないでしょうか。

この腹鼓に関しては歴史も古く、中国においては古語としてもこの腹鼓のことが取り上げられています。