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「もってこい」とはどういう意味?使い方や例文、類義語、丁寧語を解説します


今回は、「もってこい」の意味や使い方を例文や類義語、丁寧語を交えて説明していきます。

この記事の目次

「もってこい」の意味や使い方を学ぼう!

それでは「もってこい」という言葉について、意味や使い方を説明していきます。

じっくりと学んで正しい使い方をマスターしましょう。

会話の中で使われる「もってこい」

「もってこい」という言葉は、日常の会話の中においても頻繁に用いられる言葉の一つです。

よって「もってこい」を正確に知っていたら、あなたのコミュニケーション能力は的確に上昇していくというわけです。

「持ってこい」そのままの意味だと?

今回の記事のテーマに則らず、「持ってこい」をそのままの意味にとったら、「そこにあるモノをこっちへ持ってきて」という意味になってしまいます。

つまりモノを運ばせる命令形の言葉になります。

確かにそういった意味にも捉えられるでしょうが、今回のテーマにはそぐわない意味になってしまうのは、お分かりいただけると思います。

それでは今回のテーマに沿った意味の説明を始めていきましょう。

「もってこい」の意味


「もってこい」の意味について紹介していきましょう。

最も適している様子

「もってこい」とは、ある対象の事例に対して「最も適している」という様子を表しているものを指していいます。

例えば水彩画を描くのに最も適した絵具は水彩絵の具であり、最も適した用紙は白いキャンバスといった具合です。

ある何かの事案を最も効率的に行えるグッズやその他の要因、といった意味合いになるものです。

ぴったり合う様子

「もってこい」には「ぴったり合う」という表現も意味として成り立ちます。

例えば季節の「春」を表現するにあたって最もぴったり合うものは「桜」です。

春には桜がもってこい、という言い方が成り立つというわけです。

「もってこい」とは、何かの対象を最もきらびやかにしてくれる存在であり、加えることによってそのものの長所を更に倍増してくれるものの総称を指していいます。

「もってこい」の使い方

それでは「もってこい」という言葉の使い方をここでじっくりと触れておきましょう。

「もってこい」は場の雰囲気を壊すことなく、更なる強調や褒め言葉として使える言葉であることが分かると思います。

能力やスキルに対して

「もってこい」は、「能力」や「スキル」といったものを指していいます。

例えば、「この仕事を任せられる人は、あの人がもってこいだ」という言い方をよくします。

つまり、その仕事には何らかの能力を備えていないと達成できない要素があるということです。

その能力のことをここでは「もってこい」という言い方で代弁しているのです。

性格や人柄に対して

「もってこい」には「性格」や「人柄」も対象として表されます。

「彼のお相手は、あの人がもってこいだ」という言い方があったとしたら、それはその人の人間性や人柄に何らかの特徴や長所があり、それがある人物との折衝にいかんなく発揮されるから適任の人物になる、という意味が込められています。

つまり、一般の人では務まらない難しい役目も、性格や人柄が優れていればこなせる、という意味合いを持つのです。

季節など時期に対して

「もってこい」には、季節や時期といった時候を表す表現のときにも用いられます。

「秋の観光には紅葉がもってこいだ」といった言い方になります。

つまり、その時期や季節を一言で言い表せるくらい名前の通ったもの、ということになるでしょう。

料理など食事に対して

「もってこい」は料理などの食事に対しても頻繁に使われます。

例えば、和食のだしをとるには昆布や鰹節です。

老舗料理屋のとっておきの味に必要なものはまさに「だし」です。

よって昆布や鰹節などはだしをとるためにはもってこいだ、という表現に使われるのです。

料理や食事のシーンには、これ以外にもたくさんの「もってこい」が出てきますよ。

お店など空間に対して

「もってこい」はお店などの空間を演出する場面にもよく使われます。

「このお店の雰囲気を演出するのに、この照明はもってこいだ」とか、「お店のコーナーに並べられている、あの可愛い置物はもってこいの演出感だね」などです。

お店の空間を見事に引き立てて演出してくれるもの全てを指して言うことになります。

様々な用途で使用できる

このように「もってこい」という言葉は、様々な用途や場面で使用できる便利な言葉なのです。

「もってこい」をしっかり習得してどんどん使っていきましょう。

「もってこい」の例文


それではここからは「もってこい」を使った例文を紹介していきましょう。

あなたにもってこいの話がありまして…

この例文の「もってこい」の指している内容は、お見合い結婚の相手か、異性の人を紹介しようとするニュアンスが感じ取れます。

あなたにとってもってこいの人。

つまり、いいお相手ということになります。

あなたにとって過不足のない優れた人物を紹介してあげようというのがこの例文の中身です。

もしくは、何かいい条件の仕事がありますよ、というニュアンスにも取れますね。

いずれにしても紹介された人にとっては悪い話ではないということがお分かりいただけるでしょう。

意欲的な彼にはもってこいの仕事だ

この例文の「もってこい」は、ズバリ「仕事」です。

意欲的で挑戦的なこの例文の主人公に相応しい「仕事」という事になります。

恐らく、かなり骨の折れる仕事なのかも分かりません。

その代わり達成できた時の満足感と報酬は、今までの仕事の領域をはるかに超える高い次元が約束されていることでしょう。

デートをするのにもってこいの服

デートをするには、それなりの服装センスが問われるでしょう。

どちらの異性にとってもデートというイベントはそうそう体験できるものではありません。

特に初対面の人とのデートならばなお更、自分をよく見せたいと思うのが本音のはずです。

だから、デートをするにあたってもってこいの服を着ていくのです。

女性は女性らしく。

男性ももちろん、清潔で場に似合う服装で。

場違いな服装をしてデートに行ってしまっては、せっかくのデートがぶち壊しになる可能性もあります。

花見をするにはもってこいの公園だ

花見には桜が必要です。

その桜がたくさん、そして鑑賞しやすく配置されていて、適度に休憩できるベンチも備わっている。

さらに大きな広場もあるのでシートを敷いても困らない。

そのような場所ならば、まさに桜の花見にうってつけ。

もってこいの場所となるでしょう。

公園の中には、花見禁止というところもあるかと思います。

なので、この公園が花見をするのにこってこいの場所である、と例文の主人公は言っているのです。

お散歩にはもってこいの天気ですね

散歩はどちらかと言えば、晴れた日にすることが多いのではないでしょうか。

雨降りに傘をさして散歩する人は少ないでしょう。

よってこの例文に出てくる「もってこい」は散歩に対して最も適したもの。

つまりお天気のことを言っているのです。

雨の日に散歩などに行って、うっかり足を滑らせて転倒してしまったら元も子もありません。

おまけに雨降りは気温も下がり、風邪を引いてしまう可能性もありますからね。

彼女ならリーダーにもってこいだ

この例文は、優秀な彼女こそがこの組織のリーダーに相応しいと言っているのです。

他にも何名かの候補者もいるようですが、リーダーという役割は誰でもそう簡単に任せていいポジションではありません。

もってこいと言われた彼女のリーダーとしての資質が手に取るように分かる気がする例文です。

「もってこい」の類語

それではここからは「もってこい」の類語について紹介していきましょう。

あつらえむき

「あつらえむき」とは、はなから期待していなかったのに、こちらにとって都合の良い事態や状況になっていくことをいいます。

よって「もってこい」とは言い方は違えど、意味的に類語となります。

戦国時代の合戦においても、戦局が不利だったのに風向きが変わってきてこちら有利の態勢になったりしたときに「あつらえむき」という言い方をよく用います。

「あつらえむき」は偶然の産物ともいうべき要素が強い言葉といえるでしょう。

うってつけ

「うってつけ」とは、物事がぴったりとこちらの都合のいいようにはまっていく様をいいます。

まさしく、「もってこい」と言い方が違うだけの類語とみてもらっていいでしょう。

「彼はこの研究チームにはうってつけの人材である」「製薬開発にうってつけの薬剤をみつけてきました」など、ピンポイントで自分たちが求めている条件に当てはまった作戦や行為を指していうのです。

適任

「適任」とは、そのポストや役職を全うするのに能力、スキルなどが最も優れていて相応しい人物の事を指して言います。

「もってこい」と瓜二つともいえる言葉というわけです。

優秀な組織の場合などは、適任と思われる人物には慎重な調査とテストを繰り返して選出が行われます。

適任と思える決定的なものをきちんと実証してから着任させるのが失敗のない人事となるでしょう。

好都合な

「好都合」とは、こちらにとって有利な状況、条件が整って勝ったり獲得したりという行動がやりやすくなる様を言っています。

まさしく、「もってこい」の状況ということになります。

「作戦遂行に邪魔者がいなくなったのは好都合だ」「苦手な食べ物が今日はランチのメニューに入っていなかったから好都合だ」などといった使い方ですね。

「好都合だ」の部分を「もってこいだ」というふうに置き換えて使っても特に違和感のない使い方になると思います。

恰好の

「恰好の」とは、「形がちょうど良い」という解釈になります。

よって、「最適な」という意味を持つ「もってこい」とは類語としてみなしても大丈夫でしょう。

「あのバッターの泣き所に恰好のボールを投げた」という言い方も、「恰好の」の部分を「もってこいのボール」といった表現に置き換えればほぼ同じ意味で通用すると思います。

「もってこい」も「恰好」も使い方を少々変えれば、日常会話において大いに使うことができるでしょう。

ばっちり

「ばっちり」とは、自分にとって好都合な状況になる全ての様子をいいます。

つまり「もってこい」の状態というわけです。

ただ、言葉自体が友達言葉っぽいせいか、あまりかしこまった場面では使いにくいかも分かりません。

空気の重い会議などでは尚更、使いにくいでしょう。

しかし、親しい者同士の間で使用すれば、お互いの距離感が縮まっている実感を抱ける言葉です。

そういう意味では、仲良しの関係にある確認や、お互いの親密度を図る上で使ってみるのも面白いでしょう。

ふさわしい

「ふさわしい」は、「もってこい」を説明する上で用いられる言葉です。

そういう意味においては両者とも完全に同じ意味の言葉であり、類語といえるでしょう。

「ふさわしい」という表現は、何かの物事に対して全く的確であり、完全に要求と一致している状態を指しています。

この意味合いは、「もってこい」の表現と何一つ変わらないということになりますので、問題なく同じ意味の言葉として使えることを証明しています。

似つかわしい

「似つかわしい」とは、「ふさわしい」「お似合い」という意味があります。

まさしく「ふさわしい」の違う表現であり「もってこい」という言葉で置き換えても何ら意味に狂いが生じない言葉ということになります。

「似つかわしい」も相手に対して好意的な感情を与える言葉です。

よって、お互いの長所を発見する際に使うケースが多くなるでしょう。

このように「もってこい」に関する言葉の使用場面は、相手へ敬意や尊敬の気持ちを率直に言い伝えたい時に所用するのが一般的なケースといえるでしょう。

丁寧語として使うなら?

「もってこい」を丁寧語で使用するならば、「似つかわしい」「適任の」「相応」などといった言い方がそれに該当してきます。

丁寧語は、よりへりくだった言い方の言葉です。

相手に対する尊敬や敬意を表現するための言い方になります。

よって相手のプライドや自尊心をくすぐるような言い回しを行えばいいわけです。

その点「もってこい」には、少々、友達言葉っぽいニュアンスが感じられます。

よって、相手が目上の立場の人や取引先の大切な方に対しては、極力使わない方が安心でしょう。

使うならば「似つかわしい」や「適任」などの言葉を選択した方が無難でしょう。

「もってこい」のニュアンスを間違えないように!

今回は「もってこい」について解説してまいりました。

「もってこい」という言葉は相手を褒めたり称賛したりするときに使う言葉ですが、立場が対等の時に使えば最も好印象になるのですが、相手が自分より立場が上の人だったらば違う言い方に変えて使うようにするべきでしょう。

「もってこい」とそれに関わる類語をしっかり押さえて、あなたのコミュニケーション能力をアップさせていきましょう。

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