ばっちり
「ばっちり」とは、自分にとって好都合な状況になる全ての様子をいいます。
つまり「もってこい」の状態というわけです。
ただ、言葉自体が友達言葉っぽいせいか、あまりかしこまった場面では使いにくいかも分かりません。
空気の重い会議などでは尚更、使いにくいでしょう。
しかし、親しい者同士の間で使用すれば、お互いの距離感が縮まっている実感を抱ける言葉です。
そういう意味では、仲良しの関係にある確認や、お互いの親密度を図る上で使ってみるのも面白いでしょう。
ふさわしい
「ふさわしい」は、「もってこい」を説明する上で用いられる言葉です。
そういう意味においては両者とも完全に同じ意味の言葉であり、類語といえるでしょう。
「ふさわしい」という表現は、何かの物事に対して全く的確であり、完全に要求と一致している状態を指しています。
この意味合いは、「もってこい」の表現と何一つ変わらないということになりますので、問題なく同じ意味の言葉として使えることを証明しています。
似つかわしい
「似つかわしい」とは、「ふさわしい」「お似合い」という意味があります。
まさしく「ふさわしい」の違う表現であり「もってこい」という言葉で置き換えても何ら意味に狂いが生じない言葉ということになります。
「似つかわしい」も相手に対して好意的な感情を与える言葉です。
よって、お互いの長所を発見する際に使うケースが多くなるでしょう。
このように「もってこい」に関する言葉の使用場面は、相手へ敬意や尊敬の気持ちを率直に言い伝えたい時に所用するのが一般的なケースといえるでしょう。
丁寧語として使うなら?
「もってこい」を丁寧語で使用するならば、「似つかわしい」「適任の」「相応」などといった言い方がそれに該当してきます。
丁寧語は、よりへりくだった言い方の言葉です。
相手に対する尊敬や敬意を表現するための言い方になります。
よって相手のプライドや自尊心をくすぐるような言い回しを行えばいいわけです。
その点「もってこい」には、少々、友達言葉っぽいニュアンスが感じられます。
よって、相手が目上の立場の人や取引先の大切な方に対しては、極力使わない方が安心でしょう。
使うならば「似つかわしい」や「適任」などの言葉を選択した方が無難でしょう。
「もってこい」のニュアンスを間違えないように!
今回は「もってこい」について解説してまいりました。
「もってこい」という言葉は相手を褒めたり称賛したりするときに使う言葉ですが、立場が対等の時に使えば最も好印象になるのですが、相手が自分より立場が上の人だったらば違う言い方に変えて使うようにするべきでしょう。
「もってこい」とそれに関わる類語をしっかり押さえて、あなたのコミュニケーション能力をアップさせていきましょう。