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「もってこい」とはどういう意味?使...(続き3)

もってこいの場所となるでしょう。

公園の中には、花見禁止というところもあるかと思います。

なので、この公園が花見をするのにこってこいの場所である、と例文の主人公は言っているのです。

お散歩にはもってこいの天気ですね

散歩はどちらかと言えば、晴れた日にすることが多いのではないでしょうか。

雨降りに傘をさして散歩する人は少ないでしょう。

よってこの例文に出てくる「もってこい」は散歩に対して最も適したもの。

つまりお天気のことを言っているのです。

雨の日に散歩などに行って、うっかり足を滑らせて転倒してしまったら元も子もありません。

おまけに雨降りは気温も下がり、風邪を引いてしまう可能性もありますからね。

彼女ならリーダーにもってこいだ

この例文は、優秀な彼女こそがこの組織のリーダーに相応しいと言っているのです。

他にも何名かの候補者もいるようですが、リーダーという役割は誰でもそう簡単に任せていいポジションではありません。

もってこいと言われた彼女のリーダーとしての資質が手に取るように分かる気がする例文です。

「もってこい」の類語

それではここからは「もってこい」の類語について紹介していきましょう。

あつらえむき

「あつらえむき」とは、はなから期待していなかったのに、こちらにとって都合の良い事態や状況になっていくことをいいます。

よって「もってこい」とは言い方は違えど、意味的に類語となります。

戦国時代の合戦においても、戦局が不利だったのに風向きが変わってきてこちら有利の態勢になったりしたときに「あつらえむき」という言い方をよく用います。

「あつらえむき」は偶然の産物ともいうべき要素が強い言葉といえるでしょう。

うってつけ

「うってつけ」とは、物事がぴったりとこちらの都合のいいようにはまっていく様をいいます。

まさしく、「もってこい」と言い方が違うだけの類語とみてもらっていいでしょう。

「彼はこの研究チームにはうってつけの人材である」「製薬開発にうってつけの薬剤をみつけてきました」など、ピンポイントで自分たちが求めている条件に当てはまった作戦や行為を指していうのです。

適任

「適任」とは、そのポストや役職を全うするのに能力、スキルなどが最も優れていて相応しい人物の事を指して言います。

「もってこい」と瓜二つともいえる言葉というわけです。

優秀な組織の場合などは、適任と思われる人物には慎重な調査とテストを繰り返して選出が行われます。

適任と思える決定的なものをきちんと実証してから着任させるのが失敗のない人事となるでしょう。

好都合な

「好都合」とは、こちらにとって有利な状況、条件が整って勝ったり獲得したりという行動がやりやすくなる様を言っています。

まさしく、「もってこい」の状況ということになります。

「作戦遂行に邪魔者がいなくなったのは好都合だ」「苦手な食べ物が今日はランチのメニューに入っていなかったから好都合だ」などといった使い方ですね。

「好都合だ」の部分を「もってこいだ」というふうに置き換えて使っても特に違和感のない使い方になると思います。

恰好の

「恰好の」とは、「形がちょうど良い」という解釈になります。

よって、「最適な」という意味を持つ「もってこい」とは類語としてみなしても大丈夫でしょう。

「あのバッターの泣き所に恰好のボールを投げた」という言い方も、「恰好の」の部分を「もってこいのボール」といった表現に置き換えればほぼ同じ意味で通用すると思います。

「もってこい」も「恰好」も使い方を少々変えれば、日常会話において大いに使うことができるでしょう。