「大まかな」という言葉は、「大まかな説明」、「大まかなイメージ」など日常会話において頻繁に使用する言葉です。
使いこなせると非常に便利な言葉ですよね。
今回はそんな「大まかな」とはどういう意味なのか、使い方や例文、類語、対義語、英語表現を用いて解説していきます。
「大まかな」の読み方
「大まかな」は「おおまかな」と読みます。
特に難しい読み方ではありませんね。
「大まかな」の意味
大まかなには、「大体の、大雑把な」という意味があります。
物事を大体で捉える様子や、細かいことに拘らない様子、緻密ではない様子を表現するときに使われる言葉です。
物事を大体で捉える様子
大まかなとは、「物事を大体で捉える」という意味になります。
この「大体」という言い方は、厳密性や細かさなどといった概念がない状態をいいます。
例えば机のサイズを正しい数字で教えるのではなく、大体40センチだとか、高さは大体50センチ、といった言い方です。
このように、現寸法から大きく逸脱していなかったら「大体」という言い方が成立するのです。
細かいことに拘らない様子
大まかなは「細かいことに拘らない様子」とも説明できます。
例えば、ワニという動物を説明する際、その体格や生息地、気性や獰猛性などの説明を割愛して、単に水辺に生きる大きな爬虫類、という言い方をすることを指します。
真実が含まれていたならば意味は通りますので、大まかな説明として成り立つわけです。
緻密ではない様子
大まかなの意味として「緻密ではない様子」というものも存在します。
「緻密でない」とは、すなわち大雑把で精巧さが欠けている状況ですね。
「大まか」な状態に「緻密さ」が含まれていたら、それは「大まか」とは言えなくなってしまうというわけです。
「緻密(ちみつ)」とは?
それではここでもう一度「緻密」について説明しておきましょう。
「緻密」とは、「細かいところまで注意が行き届いていて、手落ちがない状態」ということになります。
つまり隅から隅まで目が行き届いている状態、とでもいえるでしょう。
例えばサッカーの試合。
敵の攻撃を想定して味方の防御態勢を完璧にする作戦を「緻密な作戦」ともいいますよね。
要するに、穴の無い状態を指していうわけです。
ほころびだらけのやり方だったら、とても緻密な行動とはいえないのと同じことだからです。
「大まかな」の使い方
それではここからは「大まかな」の使い方を紹介していきましょう。
曖昧に表現をしたいときに使う
「大まかな」を用いるシーンとしてまず思いつくのが「曖昧な表現をしたい場面」ということになります。
人はいついかなる時でも正しい表現で相手とコミュニケーションをとるべきなのですが、時としてこちら側に正しい情報が揃いきれていない時もありますね。
そういった時に「大まかですが」と但しておいて使うわけです。
重要なのは、使っている時は必ず相手にその旨を言っておくことです。
そうでないと、相手に不十分な情報のみを供与していることになってしまいますからね。
ビジネスシーンでは使える?
「大まかな」という言い方は、ビジネスシーンにおいても使われます。