会話の基本は相手に正しい情報を伝え合うことです。
こちらが情報不足でアバウトな言い方ばかりだったら、信用というものが育まれなくなってしまいます。
ぞんざい
「ぞんざい」とは、「いい加減」「投げやり」「粗略」という意味があります。
言葉の意味からは「大まかな」よりも印象が悪いように感じます。
「ぞんざい」からは、分からないなりにも一生懸命、相手に意味を伝えようという真摯さは感じられません。
最初から手を抜いてわざとそうしている節が見えます。
よって、大義的には同じ意味でも伝わるニュアンスは違ってきますので、的確に言葉の使い分けをしましょう。
粗雑
「粗雑」は、「いい加減で大雑把」という意味があります。
こちらも「ぞんざい」同様、真摯に相手に物事を伝えようとする姿勢を感じられない言葉と捉えられます。
また「粗雑」に扱ったり伝えるということは、相手に対する悪意すら覚えてしまいます。
例え「大まかな」と類語であっても、極力使うのを避けるべき言葉でしょう。
粗大
「粗大」とは、「荒っぽい」「大雑把」「大まか」という意味になり、「大まかな」と見事に同じ意味の言葉となります。
しかし、実際に会話の中で用いると印象が大きく違ってきてしまいます。
なにせ「粗大」のあとに「ゴミ」をつけて用いる言葉です。
あまり印象が良くないので、会話では使わない方が無難でしょう。
使う場合は、ものなど人間以外のものを対象にしている場合に限定して使った方がいいでしう。
不正確
「不正確」は、「正確」の反対の意味ですね。
すなわち「正しくない」という事になります。
正しくないのですから「大まかな」という意味でよろしいのですが、会話において使う場合は、その時の状況や場面に合わせて使いましょう。
また「不正確」という言い方は、物事の結果が出てから使う事が多いです。
これから起こり得る事に対して「不正確」と使うと、会話が通じなくなる可能性もあります。
そういった場合は、「大まかな」を使っておいた方が無難でしょう。
「大まかな」の対義語
大まかなの対義語は「細か(こまか)」となります。
細かには「詳しいさま。きわめて小さいさま。粗くないさま。」という意味があります。
大まかなとは反対の意味を持つことが分かりますね。
「大まかな」の英語表現
大まかなは英語で「rough」と表すことができます。
roughには「粗い」という意味があり、例えば「rough idea」という言葉は「大まかなアイデア」となります。
「大まかな」を正しく使いこなそう!
今回は「大まかな」という言葉について解説してきました。
「大まかな」は、日常的にあらゆる場面で頻繁に使われる言葉です。
特に人間同士においてこれから起こってくる予定や計画、スケジュールなどの概要説明においては重宝される言葉です。
しっかり言葉の意味を覚えて、正しい使い方をマスターしましょう。