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「大まかな」とはどういう意味?使い...(続き3)

恐らくこの例文に登場する両名は、人間関係が良好なのでしょう。

それが特に問題ないのであれば「大まかな」という言い方は遠慮せずに使えます。

また、それほど間柄が親密でなかったとしても、何らかの共通目的を持っている間柄なら使うことに抵抗感は起こらないはずです。

さほど親しくない職場内の関係であっても、仕事上の行事予定は把握しておかなければいけない事項です。

大まかでもいいから予定を掴んでおく事はプロとして重要ですからね。

「大まかな」の類語


大まかなの類語には「だいたいの」「大雑把な」「おおよその」「ざっくり」「ラフ」「アバウト」「ぞんざい」「粗雑」「粗大」「不正確」といった言葉があります。

だいたいの

「だいたいの」は、ほぼ「大まかな」と同類の類語です。

ということは「大まかな」でも「だいたいの」と使っても、聞く方からしたらどちらでも同じ意味として伝わるということです。

この言葉は特に意識して使い分ける必要もないでしょう。

大雑把な

「大雑把な」も「大まかな」とほぼ同じ意味に捉えられる言葉です。

「大雑把な」とは、つまり「雑」であり、それがかなり大がかりな雑さ加減ということです。

細かさや精緻さは全くない状態ということですね。

おおよその

「おおよその」も「大まかな」とほとんど意味の違いはありません。

英語で表記すれば「アバウト」ということになります。

キッチリしていないというか、精巧さを含んでいない表現の言葉といえます。

ざっくり

「ざっくり」とは、全体像だけを捉えて表現した言い方であり、大雑把という意味にもなります。

つまり細部にわたる細かさや精巧さがない状態です。

よく「ざっくりと説明してくれたらいいよ」といった感じで使われます。

相手に時間がないので、手短に要点だけを掴みたいときなどに用いられる言葉です。

ただ余談ですが、ざっくりとした説明をするというのも結構難しいものなのです。

相手がどこまで要求してくるのか、話している最中に話し手が判断しなければならないからです。

もしかしたら、あなたの説明に興味を持って核心の部分まで説明を求められるかも分かりません。

事実の外面だけを要領よくまとめて話しをするということは、かなり高度なコミュニケーション能力が必要である、と思いましょう。

ラフ

「ラフ」とは、「大まかな」とか「形式ばらない」という意味があります。

まさしく「大まかな」と同じ意味を持つ類語ですね。

よく「ラフな図面です」とか「ラフな計画書となります」という言い方をします。

ビジネスのシーンで使う場面が多い言葉の一つでしょう。

ある意味、業界の専門用語的な使い方をする言葉なのかもしれませんね。

アバウト

「アバウト」は日本語でいうところの「だいたい」や「大まか」です。

精巧さや精緻さとは反対の意味となります。

「アバウト」という言葉は今や「大まか」よりも日常的に用いる言葉になっているかもしれませんね。

一般家庭でもビジネスの現場でも学校でも会社内でも、使う場面や相手に制限はないでしょう。

ただ、便利だからといって「アバウト」や「大まかな」を頻繁に使い過ぎることは、自身のコミュニケーション能力の成長を妨げるかも分かりません。