そんなことを受け入れるわけにはいかないために、自分を両親に見てもらえるように怒られない程度にアピールする方法を学びます。
その結果として、世渡り上手な大人へと進化していくのです。
自分の売りどころをわかっている、ということですね。
2.前向き
中間子は、前向きな性格をしている傾向があります。
いわゆるポジティブな性格をしていることが多いのです。
これまた兄弟の関係図に由来します。
今は中間子であっても、一時はいわゆる末っ子の時期もありました。
その際には、両親の愛情だけではなく兄や姉の愛情も受けて育ちます。
さらに下に新しく兄弟がうまれると、その新しい生活の中でも両親に自分の存在を見せつけることを自然と身に付けます。
つまり、「どうにか行動することによって自分の願望をかなえることができるんだ」と小さいながらに知ってしまうわけなんです。
その気持ちが軸となっているので、幼少期から「これはできる」という根拠のない自信を持って前向きに挑戦することができます。
たとえ失敗するようなことがあっても、常に前向きでいる姿勢は変わらないため大人になってもポジティブ思考を持つ機会が多くなるんです。
3.芯が強い
中間子には「これはこうするべきだ」「こういうことは絶対に手を出すべきではない」など、ゆるぎない信念のようなものがあります。
中間子は、両親だけではなく上の兄弟からも「これはこうするべきなんだよ」と教えられて育っています。
さらにそのことについて下の弟や妹たちにも伝えているため、2重にも3重にもその事項を確認していることになります。
大人になればその効果は薄らぎますが、子供の時点であることに関して何度も何度も繰り返し言われたり、自分でもそのことについて誰かに解説するような機会があると、次第に自分自身にその情報を刷り込むことになります。
つまり、自分自身の軸のようなものが出来上がるのです。
そのため、中間子は必然的に芯の強い性格へと成長しています。
4.面倒見が良い
中間子は、上の兄弟だけではなく下の兄弟もいます。
なかには、下に数人の弟や妹がいるケースもあるでしょう。
それに弟や妹が生まれるとたいていの家庭において、その両親たちは中間子にも「兄や姉になること」を自然と強要してしまいます。
さらに、優しい心の持ち主であったり、両親が困っている姿を放っておけない気持ちを持っていると、両親が言わなくても勝手に弟や妹のお世話をすることもあるんですよね。
なので、中間子は面倒見が良い性格をしています。
特に上の兄弟がその中間子に対して、面倒見の良い状態でいると「こうするのが当たり前なのだ」と感じます。
そして、中間子は自分より幼い子供たちに対しては面倒見の良くなる傾向があります。
5.要領が良い
中間子は、いつだって上の兄弟の失敗を見てきました。
上の兄弟が失敗してさらにそのことに対して両親から怒られている姿も見ています。
その結果、自分自身は絶対にあのような失敗をするべきではないと教訓にすることが多いのです。
さらに下の兄弟の面倒を見ておけば、両親からとがめられる回数が減ってくることも次第に理解します。
3人以上の子供をお世話する親にとって、少しでも育児の負担が減ることは精神的なイライラを遠ざける最良のやり方でもあるんです。
そのようにやってはいけないこと、やるべきではないことを学び、さらに自分自身が生きやすい状況を作り出すことができます。
そのため、中間子は”要領が良い”と言われるのです。
6.仲介役になることが多い
中間子は、大人になるほどに仲介役になることが多いです。
仲介役とは、喧嘩している2人の間に入るとか話し合いを求めている両者の間に入ることにより、その両者の抱えているわだかまりを解消するために、話をまとめる役割のことです。
あなたも実際に経験したことがあるのではないでしょうか。