目上の人と会話をするときに「わかりみ」を使ってしまうと、TPOに合っていない場合が多くなってしまうため気をつけましょう。
「わかりみ」を使ったフレーズ
では、わかりみを実際に使う場合にどのようなフレーズがあるでしょうか?
こちらで、わかりみを使ったフレーズをいくつかご紹介したいと思います。
わかりみが深い
「今回のドラマの主人公の気持ちはわかりみが深いよ!」というのは、簡単に言うと「すごくよくわかる!」という意味合いです。
わかるよりも凄さを表現したいために「深い」を付け足していると考えて良いでしょう。
「わかりみが深い」と言われたときは、その人はすごく共感してくれて、自分の言葉をよく理解してくれたと解釈して良いでしょう。
わかりみしかない
「わかりみしかない」というのは、共感しかしていないという意味です。
あなたの考えや価値観に対してまったく自分は反対意見がないということです。
これを友達に言われたらその人とはとても気が合うのかもしれませんね。
「うんうん。わかりみしかない!ほんとにそうしたいよね」などと、相手に同調するフレーズで使うことができます。
めっちゃわかりみ
「めっちゃわかりみ」は、わかりみが深いによく似ていますが「とても共感できる」という意味です。
ただのわかりみだけではどうしても物足りないときに、付け足して使うことでどれくらい強く自分が共感しているかを表現することができるのです。
「それめっちゃわかりみなんだけど〜」など、友達に言われたら盛り上がりそうです。
わかりみが強い
こちらの「わかりみが強い」は、わかりみが深いにとてもよく似ています。
「わかりみ」よりも強調したいときに使うと良いでしょう。
「話を全部聞いてみたけど、わかりみが強い!」などと友達の意見に同調したいときなどに使うことができます。
わかりみがすごい
「わかりみがすごい」とは、こちらも同じくわかりみが深い、強いによく似ています。
「最近自己啓発本にはまってるんだけど、この本のわかりみがすごいんだよね」などと使うことができます。
「わかりみ」以外の「〇〇み」
わかりみの使い方やフレーズをご理解いただけたところで、わかりみ以外の「み」のつく若者言葉をご紹介したいと思います。
なにかの感情を表す若者言葉は、じつは「わかりみ」以外にもたくさんあります。
同じようにどれも「み」が語尾につくのが面白いんですよ。
それでは、ご紹介していきます。
「バブみ」
「バブみ」と聞いて最初に連想するのは赤ちゃんの喃語の表現として使われる「バブバブ〜」という言葉ではないでしょうか。
この言葉の通り、「バブみ」とは赤ちゃんにお母さんが抱く母性を表現したいときに使われる若者言葉のようです。
一般的に、女性が男性に対して「可愛い」という母性を感じたときに「バブみを感じる」と言ってみたり、逆に男性が女性を「あの女の子はバブがあるよね」と言う場合はその女の子は優しいお母さんのような子だという意味になったりします。
「うれしみ」
「うれしみ」というのは、嬉しいという感情を名詞化させた若者言葉です。
これは自分が嬉しいというときに「まじうれしみなんだけど」と言ったりします。
嬉しいという言葉をただ言うだけではなく、このような言い方にするだけでなんだかとても現代っぽい楽しさが生まれますよね。
「つらみ」
「つらみ」というのは、辛いを名詞化させた若者言葉です。
SNSは個人の愚痴などを綴る機会が多いものなので、SNSなどで見かけることが意外と多いのがこちらの「つらみ」かもしれません。