「明日はバイトが朝から入っててつらみ」「元彼のことを思い出してつらみ」と言ったり、つらみと書いてあったら「辛い」のだと認識して良いでしょう。
「むりみ」
「むりみ」というのは「無理」を表現した若者言葉です。
無理な感じ、という意味と同じことです。
こちらはわかりみと同じく「無理みが深い」とも表現されることがあり、その場合は無理な感じがとても強いと解釈して良いでしょう。
「やばみ」
「やばみ」というのは、だいたい想像がつくかもしれませんが「やばい」という意味です。
「やばいかんじ」「やばいね」などの意味があり、こちらも「やばい」と「深い」を合わせて「やばみが深い」とも言えます。
この場合は、とてもやばいという意味となり、深いを合わせることでそれぞれの若者言葉が「すごい」ことを表現できるのでしょうね。
「よさみ」
「よさみ」とは、とても感じが良いということや、奥深い良さを感じる、とても好ましいなど、とにかく何かを「良い」と思ったときに使うことのできる若者言葉です。
他の若者言葉と同じように「深い」を加えることで「とても良い」という意味に繋がるようです。
絵画展などに行き「この絵画はよさみ深いね」と言ったりするのが使い方としては正解です。
「わかりみ」の類語
「わかりみ」にはいくつかの似たような意味を持つ類語が存在します。
それぞれをどのように使い分けても意味に大差はありませんので、類語を覚えておくと便利かもしれません。
それではいくつかご紹介していきましょう。
「それな」
友達との会話で「それな」と相槌をうつ若者もいると思います。
「それな」の意味には、「それわかる!」「それだよね」という共感が込められています。
わかりみも共感の表現を表すことから、こちらはわかりみの類語といえるでしょう。
「あーね」
「あーね」というのも、友達との会話でよく聞かれる相槌の言葉です。
たとえば、「昨日、バイトで店長がうちらを6連勤にするとかやばみなこと言ってたんだけど」「あーね、それはないわ」というように繋げることができます。
こちらの会話例からわかるように、「あーね」というのは「あぁ、なるほどね」という意味があります。
「なるほど」というのは相手の意見を理解した、受け止めて考えたという意味になるので、こちらもわかりみにとてもよく似ていることがわかります。
「禿同」
こちらは「はげどう」と読みます。
2ちゃんねるの掲示板などで見かける機会が多い言葉かもしれません。
こちらは、激しく同意するの略語です。
わかりみも相手の意見に共感したときに使える若者言葉であるので、こちらの禿同も類語となります。
「激しく同意」という意味なので、わかりみで表現するならば強い共感を表す「わかりみ深い」のほうが適切かもしれません。
「共感」
こちらは、よく一般的に使われる言葉です。
「わかりみ」の本来の意味合いである「共感」ですね。
わかりみは友達同士など気を使わない相手に使える言葉ですが、職場や目上の人との会話のときにわかりみを表現したいなら「共感できます」と言うのが正解でしょう。
かしこまった場所で「わかりみ〜!」と言ってしまうと、相手が凍りついてしまう可能性も…。
「理解」
「理解」という言葉も、相手の意見を自分が理解したということで共感を表す言葉に似ています。
相手の話や意見に、もしも自分が共感できない場合は当然ながら自分の感情のなかで反発が起きてしまい、「理解する」には到底遠いものとなってしまいます。