そういった場面でも「頻繁に」を使うということです。
「頻繁に」とはどれくらい?
さて次に「頻繁に」という言葉が具体的にどれくらいの回数を指しているのか。
これについてみていきましょう。
回数などハッキリとした定義はない
「頻繁」にはハッキリした回数の定義はありません。
なのでかなり曖昧な表現の言葉ということになります。
自分の中で頻繁と感じたかどうか?
つまり、各人の判断によって「頻繁」のイメージは変わってくるということです。
例えばボクシングの試合などでパンチを頻繁に出したつもりでも相手にしたらそれほどパンチは打ってこなかったな、という解釈の違いが起こる、ということです。
自分の考えの中でそれが頻繁に感じたかどうか、というのが一つの基準となってきます。
人と感じ方が異なる場合があるので注意
先ほども触れましたが「頻繁」には人によって感じ方が異なるケースもあるということです。
自分の方は頻繁だったと思っても相手がそう感じないケースも多々、あるということです。
「頻繁」は実に曖昧な表現であることがわかると思います。
「頻繁に」の例文
それではここからは「頻繁に」の例文をみていきましょう。
その質問は頻繁に頂きますのでここで回答を述べようと思う
こちらの例文は、会社の会議等で行われるやり取りの中の一つのようです。
同じ内容の質問が複数の人間から上がるので取り上げたという高ことになります。
このように同じ質問が複数名からあがるので「頻繁に」という言い方が成立するのです。
近所同士の2人は頻繁に部屋を行き来しているようだ
この例文に登場する2人は仲がいいのでしょう。
住んでいるマンションの部屋が近いという理由もあるからでしょうが、頻繁に行き来することを行っています。
頻度はその日によって変わりますが、およそ毎日、行き来しているようですね。
ここまでやれば「頻繁に」という状況になるでしょう。
逆に1週間に1回だけとかだったら頻繁とは言いにくいでしょう。
落ち着いたはずなのに元彼からのLINEが頻繁に来るようになった
この例文の主人公は以前、付き合っていた彼と別れてしばらく経ったようです。
そしてようやく身辺に落ち着きを取り戻しはじめた頃になって毎日のようにLINEが来るようになったようですね。
LINEが来る回数の基準が曖昧なところが「頻繁に」を端的に表しています。
人によっては毎日来たら頻繁と思えたり、3日に1回でも頻繁と思えるでしょう。
このあたりが「頻繁に」を理解する鍵となりそうですね。
問題を解決すべく私は頻繁に教授のもとへお話をお伺いしていた
この例文に出てくる問題は相当、難関な問題なのでしょう。
独自の調べ方だけでは片手落ちになるので担当の教授に質問をぶつけて解決しなければばらないようです。
そしてその訪問回数がだてではないようです。
1回や2回ではとても解決への糸口がみつからないようです。
そうこうするうちに2日に1回、1日1回、遂には1日に何度も教授の元へ押しかけたのでしょう。
教授の元へ伺うことなど普段はあまりありません。