仕事は効率よく終わらせたい。仕事に無駄な時間を費やしたくない。

誰しもがそんな思いを抱え、日々仕事に取り組んでいます。

しかし、仕事は1人で行うものではありません。

上司、同僚、部下、そして取引先の人達。

利害関係のある人達と取り組む必要があります。

そして、仕事をしていると誰かしらミスをしてしまいます。

そのせいで、仕事の対応に追われ、終電間近まで働く事になったり、沢山の仕事が舞い込んで来たりして、思わずため息をつかずにはいられない瞬間もあるでしょう。

自分のミスであればまだ受け入れることができたとしても、他人のミスの尻拭いだと、どうしても嫌味の1つや2つ言いたくなってしまうこともあると思います。

そして、仕事ができる人であればあるほど、誰かの尻拭いをさせられる事も多くなります。

今回のテーマは「尻拭い」についてです。

経験したことがある人も多い他人の尻拭い。

今回は、そんな尻拭いの対処法について具体的にお伝えしていきたいと思います。

仕事での尻拭いとは?

仕事での尻拭いとは、周囲の人の失敗により、自分がリカバリーをしなくてはいけない状態になってしまうことです。

部下が取引先の人を怒らせてしまい、一緒に謝罪に行ったり、はたまた同僚がミスをしてしまい、締切を間に合わせるために死にもの狂いで一緒に仕事したりという状態を言います。

特に仕事ができて、出世している人ほど、尻拭いをしなくてはいけない瞬間は多くなりがちです。

仕事で尻拭いばかりさせられる時の対処法


仕事での尻拭いをさせられる人というのは、周囲から「この人に任せれば対応してくれる。」と信頼されている人です。

重大なトラブルが発生した際は、これ以上ミスは発生させたくないもの。

改善に向けて冷静に対応してくれる人に、リカバリープランを依頼してしまうのは当たり前の行動です。

しかし、尻拭いばかりさせられていると、心の中では「なんで自分が…。」という気持ちになってしまうこともあるでしょう。

ましてや、尻拭いで嫌な思いをした経験があると、対応したくないという気持ちにさえなってしまうものです。

尻拭いの数が増えてくると「いいように使われているのではないか。」という気持ちにさえなってしまうこともあるかもしれません。

誰しもが気持ちよく仕事はしたいものです。

だからこそ、仕事で尻拭いばかりさせられる時の対応方法を身に着けておく必要があります。

1.自分のやるべき仕事の範囲を把握する

大切なことは、「自分のやるべき仕事」と「他の人がやるべき仕事」を分担し、自分の仕事の範囲を明確にすることです。

責任範囲が明確になれば、ゴールも見えるので、達成すべき条件がクリアになり、余計なストレスを感じなくなります。

他の人がやるべき仕事に手を出さないようにする

責任感が強い人は、どうしても周囲の対応が気になってしまい、自分のやるべき仕事以外にも手を出してしまいがちです。

他人を気遣う気持ちはとても良いことですが、余計なストレスが自分にのしかかってきます。

冷たいようですが、まずは自分のやるべき仕事のみに集中すること。

仕事というのは分担作業です。

他の人がやるべき仕事に手を出すと、自分の仕事範囲が広がり、責任を負わされる羽目になるので、注意が必要です。

2.相手に期待をしない

仕事ができる人は、相手に自分と同じくらいのスキルを求めてしまう傾向があります。

しかし、仕事の出来不出来というのは、経験の差やもちろん、センスなどもあります。

仕事をする時は、相手に期待しないこと。

期待をしてしまうからこそ、仕事の出来にがっかりしてしまうのですから、はじめから期待をしないことが大切です。

無理なことを依頼していないか確認する

仕事を依頼する時は、相手の力量を見極めることが大切です。

無理な仕事を依頼していると、後で尻拭いをすることが多くなります。

何ができるかを見極め、無理なことをさせていないかを確認することで、スムーズに仕事を運びましょう。

3.仕事に期日や責任者など明確なルールを決める

曖昧な仕事の依頼をするとミスが増えてしまうことがあります。

「いつまでに」「誰が」「何をするのか」という明確なルールを決めることが大切です。

それぞれの責任範囲を明確にすることで、周囲も何をすればよいのか明確になり、誤った行動をすることが少なくなります。

4.仕事を依頼した際には定期的に進捗を確認する

仕事を依頼した時に忘れてはいけないのが、定期的な進捗を確認することです。

放置をしてしまうと、後でミスが発覚したときに、取り返しがつかなくなってしまうこともあります。

きちんと中間報告をすることを義務付けさせ、ミスが発覚したら、その場で体制を立て直すことで、大きな失敗を生まずに済みます。

5.1人だけで責任を負わないようにする

責任感が強いのは良い事ですが、1人で責任を背負い込んでしまうことはNGです。

肉体的にも精神的にも負荷が大きくなってしまいます。

仕事というのは、みんなで対応すべきこと。

1人の責任ではなく、みんなの責任です。

もちろん上司であれば責任を取るべき瞬間もありますが、それと部下に責任を与えないのは違います。

きちんと責任範囲を明確にして、それぞれにプロとしての責任を担ってもらう事が大切です。

みんなで責任を負うことで、負担を減らしましょう。

6.周囲の人を巻き込む

1人で出来るものなど、何もありません。

仕事というのは、必ず誰かを巻き込まなくてはできないものです。

優秀な人ほど、巻き込み力が高く、みんなで仕事を達成することを得意としています。

そのため、周囲の人を巻き込む癖をつけること。

自分1人で抱え込まず、みんなで達成するんだという意識に変えましょう。

7.相手の発言内容などのメモをとっておく

誰かがミスをしたときに、責任を擦り付けられないためにも、相手の発言内容はきちんとメモをしておくことが大切です。

特に、無責任な上司の場合は、ミスをしたときに「そんな指示はしていない。」と言い逃れしようとすることもあります。

その時に発言内容のメモを取っておけば、指摘することができます。

何かあったときの証拠のために、メモを取る癖をつけておきましょう。

8.責任を果たせなかったときにはペナルティーをつける


責任というのは、プレッシャーを感じるべきもの。

責任を果たせなかった時のペナルティーを明確にしておくことで、緊張感が生まれ、仕事に対する熱量が変わってきます。

ペナルティーを曖昧にしてしまうと、人はいい加減な対応をしてしまうことがあります。

人は楽な方に逃げてしまうものです。

責任逃れができない状態を作り上げることで、仕事を取組む姿勢も変えていきましょう。

9.上司に現状を報告する

部下の尻拭いは自分1人で背負わないようにしましょう。

早めに上司に報告をして、上司にも現状を知ってもらう事が大切です。

いざという時に、上司の手助けを得られることはもちろん、状況を理解してもらうだけでも気持ちがだいぶ楽になるはずです。

尻拭いさせられていることを分かってもらう

自分1人で責任を担うことがかっこいいと考える人もいますが、それは仕事の姿勢としては良くありません。

良い報告ばかりをしたいという心境は分かりますが、上司には悪い報告もきちんとすることが大切です。

いざという時に助けてもらうために上司がいます。

尻拭いをしている状況というのはきちんと理解しておいてもらうべきです。

10.尻拭いを諦める

「いつもこいつの尻拭いをしている。」と感じることがあるとしたら、それはその人が、「誰かが助けてくれる。」という気持ちで仕事に取り組んでいるということかもしれません。

仕事に対して甘えが出ている状態です。

だからこそ、尻拭いをすることを諦めることも大切です。

尻拭いしなかったときの負担を相手に経験させる

尻拭いをさせられている相手には、尻拭いをしてあげなかったらどうなるかということも経験させることも教育です。

仕事が人任せ状態になっているのは、確実に甘えであり、仕事に取り組む姿勢として、悔い改めてもらう必要があります。

だからこそ、自分で最後まで責任をとるという経験をさせましょう。

11.尻拭いを他の人に任せる

自分に余裕がない時は、他の人に尻拭いを任せるのも1つの手段です。

尻拭いを任せられる相手に、対応をしてもらい、自分の負荷を軽減することも大切です。

尻拭いをすることで、いざという時の対応力を身に着けることもでき、成長にも繋がります。

信頼できる相手には任せるという選択肢をしてもよいでしょう。

自分がしなければと気負う必要はない

責任感が強い人は、尻拭いは自分がしなければという固定概念を持っています。

しかし、尻拭いをしてあげることはあなたの責任ではありません。

尻拭いをしなければいけないのは失敗した本人です。

だからこそ、自分がしなければいけないと気負う必要はないのです。

12.距離を置く

ミスばかりし、周囲に迷惑をかけている人であれば、一旦距離を置くのも1つの方法です。

助けてあげると、次から次へと尻拭いをしなければいけない場面が訪れます。

時には気付かないふりをすることも大切です。

全ての尻拭いをしてあげるなんて不可能です。

ましてや、数が増えれば増えるほど、ストレスも大きくなっていきます。

距離を置くことで、被害を蒙らない状況をつくりましょう。

13.自分に要因はないか考える

部下が失敗を繰り返す場合、自分にも要因がないか探ることも大切です。

相手のスキルに見合わないことをさせていないか、必要のないプレッシャーをかけていないか、無理をさせていないか等、自分にも要因がないか探りましょう。

相手が萎縮してしまっている可能性がある

過度のプレッシャーをかけることで相手が委縮してしまい、本来の力を出せていない可能性もあります。

責任感を感じすぎて、プレッシャーに耐えられず、ミスを起こしてしまうという状況となっていることも。

責任を担ってもらうことも大切ですが、のびのびと仕事をさせることも大切です。

「いざというときは自分が責任をとるから。」と伝え、相手が仕事をしやすい環境を作り上げることも大切です。

14.相手の事をよく知る

尻拭いが多くなっている場合は、相手のスキルに合わない仕事を任せている可能性もあります。

その人の得意分野、苦手分野を知り、伸ばすべきスキルをきちんと見極めることも大切です。

仕事を依頼するときは、相手の事をよく知ることで、ミスも減ります。

15.丁寧に指導する

仕事を任せた相手がミスを頻発している状態は、丁寧な指導が足りていない可能性もあります。

仕事の説明が不十分だったり、相手が理解をしていないのにも関わらず、自分のペースで仕事を任せている可能性もあるため、配慮が必要です。

マニュアルを作成する

大切なのは、自分がいなくてもスムーズに仕事ができる環境を整えてあげること。

マニュアルを作成し、自分1人でも無理なく仕事を進められる状況にしてあげましょう。

仕事を任せるときは、丁寧な指導が必要です。

あなたは分かっていることでも、相手は無知なこともあります。

きちんとした説明をしてあげましょう。

16.相手の立場に立って考える

「仕事ができない人」と決めつけるのではなく、なぜできないのか、要因をきちんと探ってあげることも大切です。

相手の立場に立って考えることで、尻拭いをしなくてはいけない状況になる原因を探りましょう。

相手の立場に立って考えることで、改善ポイントも見えてきます。

17.相手にどの仕事でミスが多いか伝える

仕事のミスというのは傾向があります。

確認作業を怠っていたり、数式が誤っていたり、慌てて対応をしていたり等の要因でミスが連発して起きる状況となります。

相手には、ミスの要因が何かを伝えてあげることが大切です。

相手が自覚していない可能性がある

ミスがなぜ起きているのかは、意外と自分では気づかないこともあります。

第三者の視点だからこそ、気付くこともあります。

「この点をこうすればミスも減るはずだよ。」と具体的なアドバイスをして、相手にミスの要因を意識してもらうことが重要です。

18.仕事環境を変える

いつも尻拭いをしている状況に耐えられないのであれば、いっそのこと仕事環境を変えることも大切です。

他人の仕事ではなく、自分の仕事ができる環境に行くことで、自分の仕事に専念しましょう。

部署異動など

仕事環境を変えるということは、転職はもちろんですが、部署移動希望届を出すのも良いでしょう。

あなたがなぜ部署を異動したいかをきちんと伝えれば、人事はそれなりの対応をしてくれるはずです。

我慢はせず、自分がのびのび働ける環境へ移動しましょう。

19.相手と親密になりすぎない

相手と親密になりすぎると、どんな時でも尻拭いをさせられる状況になってしまいます。

また、相手も良かれと思って甘えてくるようになるため、注意が必要です。

仕事だと割り切って、相手と親密になりすぎないように注意しましょう。

20.相手に冷たい態度をたまにとる

優しくしすぎるからこそ、甘えてきている可能性もあります。

相手に冷たい態度をとることも大切です。

ミスの連続で、呆れている、怒っているという態度を出すことで、相手も反省します。

いつでも、親切な対応をする必要はありません。

尻拭いに耐えきれないときは転職も視野に入れてみて!

尻拭いにストレスを抱えている状況であれば、環境を変えることも大切です。

転職をすることで、仕事をしやすい環境もを見つけることも良いでしょう。

仕事はボランティアではありません。

プロという自覚を持って、自分の責任で対応する必要があります。

また、自分にとってやりがいのある仕事を対応することで、成長していきたいと考えるのは当たり前の心境です。

尻拭いばかりさせられていてはたまったもんではありません。

耐えられない場合は、環境を変えることも視野に入れてみましょう。

あなたがのびのびと働ける環境こそが、充実した日々を過ごすことに繋がります。