行動的で本当の意味で勇ましい人は実が伴った行動をし、あげた業績や実績は喜ぶことはしても、しばらくするとそれらはみな過去のことだと、新たに前を向くことが出来る人です。
20.人に依存しない
強そうに見えて物や事柄、人に依存している人がいます。
共依存という言葉を聞いたことがあると思います。
たとえば、親と子の間柄で、子供は親がいなければ生きていけないとばかりに寄生虫のように親のすねをかじって生きているように見えて、実のところ親の方も子供に依存されている状況から脱出することを無意識的に恐れていて、親も子供に依存していると言ってもいいような状況になってしまっているのです。
親子間だけでなく恋人や友人関係でも見受けられます。
依存するということは一人の人間として自立していないということです。
勇ましさを発揮するためには一人の人間として精神的にも肉体的にも生きていく勇気があることが基本になります。
21.自立している
勇ましい人は自立しているのです。
自立とは自分で立つという文字通り、誰かに頼らない人に依存していない人のことを表していますが、人はどんなに強い人でも一人では生きていけません。
たとえば、自分で野菜を作ることはとても楽しくてやりがいのあることでも、八百屋さんで野菜を買ったほうが早いですよね。
お肉もパンも、買って食べることのほうが多いはずです。
家も大工さんに建ててもらわないといけないように、人に頼らないということはいろんな角度から見ると、実行することは無理になってきます。
自立している人というのは、まずは自分でしかどうにもできないことをきちんとできること、自分の身の回りのことは自分でできる人です。
今日着る服は何がいいのか決められない、身の回りを片づけることができない、困ったことが起きた時、どう対処していいのかわからないなどという人は自立しているとは言い難いです。
仕事ができて家族もちゃんと養っているけれどどうしてもファッションセンスに自信がなくて、着る服だけはだれかにアドバイスもらいたいという人もいるにはいます。
その場合は自分はこの分野が弱いから人を頼ろうとする自覚があるかどうかが大切です。
自分の弱い部分を認めて人を頼ることを自分に許せるということも自立している人の特徴です。
勇ましくあろうとすることはそういうことでもあります。
22.自分に厳しい
人には必ず弱点があるものです。
そして自分の弱さを正直に認められるということは自分に厳しくある姿です。
強さを前面に出し続けていることと同じくらい、いえ、弱さを認めて素直に人に頼ることができることは強さでもあります。
ただ、それも自分の弱さを克服することができないだろうかという努力を続けたうえでの話です。
最初から面倒くさいからとか、怠け心で人を頼る人はただの怠け者です。
常に自分の弱点や強みを意識して向上し続けられる人、その姿はとても勇ましいものです。
対外面でも勇ましい人というのは自分に厳しいものです。
23.姿勢がいい
性格が勇ましいといわれる人は姿勢がいい人が多いです。
ためしに想像してみてください。
悪い姿勢で、背中を丸めたときにどんな気分がしますか?
そのときに前から恐そうな人がやってきたら勝てそうですか?
背中を丸めた状態では勇気も活力も出てこないものです。
姿勢=しせい=生きる姿勢です。
勇ましく在ろうとしたなら姿勢から正してみましょう。
勇ましさだけでなく、最近なんかツイていないな、元気が出ないというときには、まず姿勢から正してみることをおすすめします。
形から入ってみるのです。
姿勢が良いと胸も広がり酸素をたっぷり取り込めます。
血行も良くなり気分も晴れてきます。