そういった意味では「オーソドックス」よりもはるかに崇高な意味を持つ言葉といえるでしょう。
定番
「定番」とは多くの品揃えの中にあってどうしても外すことのできない普及的なもの、あるいは絶対的なもの、という解釈になるでしょう。
例えばハンバーガーショップに行ったなら当然ながらメインメニューとなるハンバーガーは定番商品です。
あるいは一緒に勧められるポテトやコーラも定番商品でしょう。
このように無意識的に真っ先に思いついてしまうものが「定番」であり、そういった点においては「オーソドックス」に限りなく近い類語といえるでしょう。
普遍性
「普遍」とは「広く行き渡る」「極めて多くの物事に当てはまるさま」という意味になります。
つまり世の中の隅々にまで知れ渡った当たり前のこと、という事になるでしょう。
すなわち「オーソドックス」とは類語関係ということになります。
一般的に「普遍」的なものは10年や20年程度の時間の経過では朽ち果てないものをいいます。
一時的に流行って2~3年したら皆から忘れ去られているようなものは「流行り」として扱われます。
「普遍」とはそれらをはるかに超越した存在なのです。
クラシカルな
「クラシカル」とは「クラシック」と同じ意味になります。
つまり「古風」「古典的」といった意味になります。
古風で古典的なものは比較的、多くの人から認識され認知されています。
そういった点では「オーソドックス」と同類の意味を成しているでしょう。
例えばクラシック音楽の定番はベートーヴェンでありシューベルトやモーツァルトなどです。
これらはクラシック音楽というジャンルにあって「オーソドックス」な選曲と呼ばれるに十分なものといえるのです。
古典的な
「古典」とは古い時代に書かれた書物や芸術・学問の分野において歴史的価値をもち後世の人に教養を与えらえるものでもあります。
さらには古くからの定めや儀式とも取れます。
「古典的」という発想で考えると、いかにも古臭くて今の時代にそぐわない、という判断で片付けられてしまうこともあるでしょう。
しかし、そういったものがジャンルによっては当たり前と捉えられる傾向は今の時代にも残っています。
例えば神前式の結婚式などは古典的な代表格ではないでしょうか?全ての分野において古典的なものがオーソドックスな扱いではないにせよ、まだまだ世の中には古典的な風潮をオーソドックスと捉えている分野が結構、あるということなのです。
模範的な
「模範」とは人が見習うべき手本のことを意味しています。
そういった手本は真に基本に忠実で間違った行いはやっていません。
まさに「オーソドックス」な要素を取り入れているといえます。
よって類語の関係が成り立ちます。
保守的な
「保守」とは、「正常な状態を保つ」「旧来からの風習・伝統・考え方を守っていくさま」を表します。
そのような行いは大きな冒険はなく世間一般に受け入れられた行動様式が一般となります。
そういった観点から捉えれば「オーソドックス」な発想ということになるでしょう。
慣習に則った
「慣習」とは、古くから受け継がれてきている習わしやしきたりをいいます。
それらは明文化されていないものもあり、脈々と人々の行いに習慣化されてきました。
当然ながらそれらは慣れた動きがほとんどなので「オーソドックス」という範疇に入れて考えるべきものでしょう。