それを行うことによって自身の欲求願望を満たしているからでしょう。
確かに「興味」をもつことは様々な分野でその人の成長を促す元になります。
ただ、むやみやたらに首をつっこんで周囲を騒がせるような動機づくりに利用するような行為は避けてしかるべき、だと思いますが。
3.話のネタになる
野次馬をしてしまう真理には「話しのネタになるから」といった理由も多いでしょう。
確かに人は情報を欲します。
今まで聞いたこともないような話しや最新のニュースなどには飛びつきたくなる心理を持っています。
だからニュースという媒体が存在するのです。
野次馬をやってしまう心理を上手く逆手にとって職業に当てはめたのが新聞記者でしょう。
記者はあらゆる出来事に敏感に察知する能力があるようです。
そのためには興味や関心というものが常に備わっていないと出来ない仕事でしょう。
ネタを常に欲している記者には「野次馬」精神が欠かせないということになるのです。
4.怖いもの見たさ
「野次馬」をしてしまう真理にあげられる要因に「怖いもの見たさ」というものがあります。
人間は恐怖や怖いモノに対して極度の嫌悪感を持ちます。
それらのものは人間を心理的に追い詰めて情緒不安定にさせたり常に不安や怯えに苛まされることになるからです。
ところがそんな弱点があるにもかかわらず身の安全が確保されているという保証があると何故か人間は怖いものを見たがったり体験したがります。
遊園地での猛スピードの乗り物や急降下するアトラクションに乗りたがったりするのがいい例でしょう。
つまり人は安全とスリルという相反するものを欲しがっている、ということになるのです。
野次馬をやめられない理由。
分かるような気もしますね。
5.「同調行動」から
人には自分と違う何かに対して「同調する」という特性があるようです。
映画のワンシーンを見て悲しんだり、逆に喜んだり、といった行為です。
オリンピックのような国家同士のスポーツの祭典になると、それまであまりスポーツに興味のなかった人でも無意識に自国のチームを応援してしまいますよね。
それで勝利を掴むと我が事のように大喜びできます。
知らない人同士が握手をしたり中には抱き合ったりする行為がそれに当たります。
同調行為は野次馬精神があるからこそ、生まれるものなのでしょう。
6.誰かを助けたい
「野次馬」の心理には誰かを助けたい、という願望がこもっているケースもあります。
何かの騒ぎに首を突っ込んでお節介をやくということは、人並み以上に人間のことが好きであり困っている人がいたら放っておけない、という性分があるからでしょう。
このような特質を持つ人は、好奇心と正義感を常に持ち合わせ自身のアンテナを常に張り巡らせているのです。
世の中の事に無関心で関わりを持ちたくないと思う人とは正反対の性格といえるでしょう。
誰かを助けたいと思う気持ちは人間が本来、持っているはずのものです。
その心の表れが「野次馬」精神となって発動されるのでしょう。
7.好奇心が生まれる
「野次馬」を起こしてしまう心理に最も近いものとして「好奇心」をあげることは異論がないと思います。
例えば新聞記者。
彼らは好奇心の塊です。
世の中に起こること全てに好機の目が向けられています。