例えば文一は法学部への進学率が高く、将来は弁護士などになる人がたくさん集まっています。
弁護士の世界では東大卒の派閥が存在します。
東大卒=日本最高峰のチームのメンバとみなされる為、彼らには格式高い雰囲気が漂っているのです。
それに比べて文IIは真面目な東大生の中でも「チャラくて遊んでいる人が多い」「かっこいいのに将来はいい会社に就職し給料をがっぽりもらっている」なんてイメージがあるといわれています。
そして文IIIの学生はどうなのか?というと、存在感が薄く変わっている人が多いと言われています。
血液型で例えればAB型、いつどんなことを考えているのか分からないように、文IIIの学生も「あの人たちは何を考えているんだろう・・・」のような存在です。
そう思われてしまう理由は、進振りの影響があるといわれています。
文Iの学生はほぼ法学部・文IIの学生はほぼ経済学部に進むのに対し、文IIIの学生は文学部・経済学部・教育学部の3か所に分かれて進学することがほとんどです。
残念ながら日本ではこれら文学部・経済学部・教育学部にあまり権威がないのです。
将来が決まったようなものの文I・文IIに比べて、文IIIはせっかく入った東大だけどエリートになれる可能性が低い・・・だから他の学部の学生に対しコンプレックスがあるんです。
もし将来子供に東大を目指して欲しいなら、ただ東大に入ることだけでなくどこの学部を狙うかということにも注目してみて下さい。
8.時間の使い方が上手く、メリハリがある
東大生は24時間365日暇さえあれば勉強していて「そうじゃなければあんなに頭が良くなれないはず」と思っている人は本当にたくさんいます。
でも、ふと考えてみれば人間一人に与えられた時間は1日平等に24時間です。
その時間ずっと勉強していることが本当に効果的といえるのでしょうか?
東大生は頭が良いので時間の使い方はもちろん工夫しています。
そのポイントは「メリハリ」をつけること、勉強する時は勉強し、趣味の時間など遊びに費やす時は勉強のことなど頭の中から一切削除して楽しむようにしているんです。
実は勉強する時とそれ以外のリラックスする時間に区別をつけないと、だらだらぐせがついて、時間ばかりが過ぎていってしまいます。
それが繰り返されると次は次第に焦り始め、余計に集中できなくなるという負の連鎖を招いてしまうのです。
東大生はそのことをきちんと理解しているので、最初は「勉強が面倒くさい」と思っても「やる時にやっておく方が後で楽になる」と自分の感情を上手にコントロールしているんです。
9.自分の部屋よりもリビングで勉強する
「勉強するのに最適な場所選び」についてですが、かつては静かな自分の部屋の中できちんと整理された机を使って勉強するのが最も集中できると思われていました。
しかし、歴代の東大生を調査した結果、自分の部屋よりもリビングで勉強する方がより勉強の成果を上げやすいことが分かりました。
でもなぜ騒がしいリビングで勉強することが最適なのでしょうか?
リビングなんて、誰かがテレビを見ていたり、いつどこで何を話掛けられるか分かったもんじゃありません。
そんな状況で集中力が高まるとは到底思えない状況です。
ですが実はリビングで勉強を始めようとすると、やる気の前に立ちはだかる”勉強したくない”というハードルを簡単にクリアすることができてしまうんです。
「子供に集中できる部屋が準備できなくて申し訳ない」と思っている親御さんも、リビングで東大を目指す方が成果がでるかもしれません!
雑音に慣れることができる
人は元々ある程度の雑音がある方が何かに集中しやすいといわれています。
事実集中さえしてしまえば、リビングでの音などはほとんど気になる音量ではないのです。
私生活での特徴
ここまで読んで頂ければ「東大生の基本的な特徴」は掴んで頂けたのではないでしょうか。
ここからはもっとディープに東大生の私生活についてご紹介します。
10.夜寝るのが早い
東大生の私生活で共通しているのが「夜寝るのが早い」ことです。
これは裏返せば規則正しい生活を送る人が多いともいえます。
一見「夜遅くまで勉強している人が多いのでは?」というイメージもありそうです。
しかし、東大生はしっかりセルフコントロールを行うので、夜ある程度の時間になれば、ぴったりと勉強をストップ、勉強していた本やノートをいつもの場所に片づけると、簡単なパジャマを着てベッドに入ってしまいます。
もし「もっとあそこを勉強しておきたかったな」とか「区切りが悪かった」なんて時は、朝早く起きて続きを再開します。