現在では、スポーツ科学なども発達し、科学や数学を取り入れることによって効率的にスポーツを覚え、記録を伸ばしていくという考え方の人も増えてきました。
しかし、いまだに「考える前に身体を動かす」という考え方が体育会系の世界では根強く残っています。
その名残なのか、体育会系男子の多くが、あまり深くものを考えないという傾向にあります。
悩む前に行動、深く考えず行動、あまり意味の無い事でもとりあえず行動。
脳みそまで筋肉、と揶揄されてしまうその直接的な思考はまさに体育会系の代表ともいえる特徴です。
恋愛においてもその特徴が色濃く反映され、回りくどい小細工を使ったアプローチなどはせず、好きだ、と思ったら素直にその好意を伝える男性が多いようです。
日本の男性はあまり直接的に愛を表現することがないと言われていますよね。
そんな中で体育会系男子の物事を深く考えない直接的なアピールは、女性にとっては新鮮で魅力的に映ることが多く、彼らがモテる一因になっています。
先輩の言うことは絶対
体育会系の世界は上下関係がとても重要視されます。
目上の人へは敬意を払い1学年、1歳でも年上の先輩の言うことには絶対服従…。
そんな上下関係の世界に長い間属していた体育会系男子は、自分でも無意識のうちに、プライベートでもその上下関係を持ち出してしまうことがあります。
一昔前、体育会系の部活動に所属していると就活の面接が通りやすい、などと言われていたのはこの上下関係に対する慣れが大きく影響しています。
会社というのは大なり小なり上司の言うことが絶対という風潮があります。
学生時代、ゆるい先輩・後輩の関係しか味わっていない学生より、部活で厳しく指導されてきた体育会系男子の方が、よりスムーズに会社の縦社会に馴染めると判断されるというわけです。
社会においてはプラスに働くこともある上下関係ですが、彼女や友人に対して上下関係を持ち出してしまう体育会系男子も存在します。
自分より年下の友人や、弱い立場の彼女に強く偉そうに接してしまうのは彼らの悪い癖。
染みついたその習慣は簡単には取り除けないので、体育会系の男性と関わるときはその気質を上手く見極めましょう。
後輩はいびり倒す
先ほど説明した通り、体育会系の上下関係はとにかく厳しく年上絶対の世界です。
先輩は気まぐれに後輩に対して、買い物や雑用を命じ、後輩もけして逆らうことなく先輩の命令を聞く…。
そんな一見時代遅れな主従関係でも体育会系の世界ではまかり通ってしまうのです。
そのため、体育会系の縦社会では後輩をいびり倒すたちの悪い先輩も存在します。
本来なら、先輩にあたる人達は、後輩に上下関係の厳しさを教えながら、同じくらい彼らを尊重し可愛がって育てていきます。
部活動中の厳しさや理不尽も、一見暴君のように見える行動でさえ、後輩の成長を願って行うこと。
それを感じているからこそ、後輩も反抗せずに先輩を慕い従っているのです。
しかし、ただ自分のストレス解消のためだけに後輩をいびり倒している人も一部には存在します。
逆らえないのをいいことに、後輩に無理難題を押し付けたり暴力を振るったりと、上下関係という概念をはき違えてしまうのです。
世界中に善人と悪人がいるように、体育会系男子にも良い男子、悪い男子がいることを忘れないようにしましょう。
一人の危機はみんなの危機
野球部やサッカー部など、集団で行うスポーツに属していると一人の問題で部全体の士気を下げてしまうことがあります。
栄光を勝ち取るためには、チーム全体で足並みをそろえモチベーションを高めていかなければならないもの。
だからこそ、体育会系男子は仲間の危機を見逃しません。
1人のミスやトラブルがチームにどんな影響を及ぼすかわからないので、全員で解決に向けて協力しあうのです。
そんなチーム競技に属していた体育会系男子は、プライベートでも自分の仲間と認めた人物の危機を放っておくことができません。
そこまでしなくても…と思うようなところまで首を突っ込み、相手の気持ちになって問題を解決しようとするでしょう。
そんな熱く仲間思いなところが、体育会系男子が仲間や友人に恵まれる理由なのかもしれません。
体育会系男子は女子にモテる?モテない?
体育会系男子はモテる、というのは一般的によく言われている言葉ですが少々語弊があることも事実です。
確かに、体育会系男子は身体も引き締まっていて、爽やかで女性の人気も高そうですよね。