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引きこもりの原因となる9個の要素とは?(続き2)

親の育て方や考え方

引きこもりには親の育て方や考え方が影響していることもあります。

親が過保護や過干渉である、子供に過剰な期待感を持っている、夫婦仲が悪い、子供に無関心や無干渉である、親が愚痴や不満ばかり口にしている、など様々な理由が挙げられます。

例えば過保護なことで、親が何でもやってくれるという環境を作ってしまうと、子供は自分で物事を考えたり、何かをするということができない人になってしまう場合があります。

いつかは親元を離れるはずなのに、親が過保護なばっかりに、自分の意見を持たない、言えない子に育ってしまうこともあります。

また、何か失敗をしたときも自分で何が悪かったのかを考える前に、親がどうにかしてくれる状況にあるので、考える力も弱まってしまう可能性があります。

また子供に過剰な期待感を持っていると、子供は計り知れないプレッシャーを感じてしまう場合もあります。

そして、親の期待に応えようとして「良い子でいよう」「良い子を演じなければ」と無意識のうちに本当の自分を隠すようになってしまう人もいます。

そうして、ありのままの自分を愛してくれないと思い込み、自分に自信が持てなくなってしまうということがあります。

また、失敗や挫折をしたときに他の人よりもダメージを受けやすく、周りの目を気にしてしまいがちになります。

そして、「自分はダメな奴なんだ」と殻に閉じこもって引きこもりになってしまうこともあるのです。

生活が縛られている

親の期待のもと行動をしている子供というのは、自分の意思を持ちづらくなりますね。

何をするにしても親の言うことが絶対的であり、自由と思えることが少ない傾向にあります。

小さい頃は親の言うことを聞くのが当たり前で、親のしていることが見本ともなりますね。

しかし成長するにつれて自分の意思を持つようになり、寝る時間であったり、食べるものであったり、友人関係を自分で選ぶことができます。

しかし過保護過ぎる親や、躾の厳しすぎる親の元で育った子は、自分の気持ちを内に隠してしまうことが多いのです。

そのため毎日の生活を親の言う通りに過ごし、生活自体が縛られているものになってしまいます。

それが反抗期と共に爆発して不良の道にいく子もいれば、引きこもってしまう子もいるのです。

【要素2】周囲との関わり

引きこもりは、周囲との関係性が非常に大きく関係してきます。

それは引きこもりになる前も、後もです。

引きこもりになった後は、極端に周囲の人間との距離を置くようになります。

滅多に外に出ることをしなくなるので、自然と人と関わらなくなっていく人が多いです。

実家で引きこもっている人も多いことから、親と家族しか関わりをもたなくなります。

ネットをやっている人は、ネットで話し相手を見つけたりもしていますが、リアルな世界で誰かと直接会って話すということは避けたがる傾向があります。

これは引きこもりになる前から、コミュニケーションをとるのが苦手という人も多いということもあります。

仕事上、無理をしながらも人と接している方もいます。

何かをきっかけとして、周囲と関わりをもつことが苦手になる人もいれば、もともと内気な性格のため周囲と関わりを持つのが苦手というパターンもあります。

周りになじめない

小さい頃から周りに馴染むのが苦手という人もいます。

人と何かをすることが苦手で、何時も離れたところから見ていたり、クラスの輪に入っていくことを苦手とする人もいますね。

いじめなどがなくても、仲の良い友達ができなかったりすると、自分の居場所がないように感じてしまい、学校や職場に行きたくないと思ってしまう場合もあります。

最初は数日間休んでいただけだったのに、徐々に休むことを繰り返し、そのまま不登校や引きこもりになってしまうこともあるようです。

いじめやいじり

いじめや嫌ないじりが引きこもりの原因になることもあります。

いじりに関しては、ふざけているだけで言われても流せるという人もいますが、いじられるのが嫌な人だっていますよね。

また、全てが好意的ないじりばかりではありません。

悪意のあるいじりもあるのです。

いじりといじめは、受け取る本人からしてみるとほとんど同じことであり、苦痛に感じるものです。