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ネット依存症を克服するためにやりた...(続き3)

どうしてやめられないのか・・・それは、脳に関係しているらしいです。

例えば、お酒という「物質」を飲むと緊張が和らいだり、気分が高揚したり、不安を感じなくなったりすることがあります。

このような感覚が脳で「報酬」として認識すると、脳内でそれを求める回路ができるそうです。

そして、「物質」を取り込むことが習慣になっていくと、脳は「報酬」を求めるようになり、それがどんどんとエスカレートすると自分では制御できないほどになってしまうことがあるのです。

つまり、これは脳に「報酬」を求める回路ができている状態で、このような状態になると自分の意志でそれをコントロールすることができなくなるそうです。

インターネットの使用に関しても、それが自分の意思ではもうすでにやめられなくなり、「わかっているのにやめられない」ということが起きているのなら、もしかしたらこのような脳の回路ができてしまっていて、自分ではどうしようもなくなってしまっているのかもしれません。

日常生活に支障をきたす

インターネットの使用が、日常生活に支障をきたすほどになっているとしたら、依存の可能性があります。

ネットゲームやSNSに夢中になるあまり、本来人間としてするべきこともしなくなることがあるのです。

例えば、食事。

食事って本体なら楽しいことで、食事をとりたくないと思う人は少ないでしょう。

食欲を感じること、それを満たすことは人間としての正常で健康的な活動です。

しかし、ネットに夢中になりすぎると、食べている時間すらもったいないと感じて、食事をとることも忘れていたり、簡単なカップラーメン一杯などで一日の食事を終わらせてしまうなどのことが起きます。

それで、栄養失調になってしまったり、体重が過度に減少したりすることもあります。

もし主婦がネット依存症になっていると、家族のためにするべき家事がおろそかになって、料理もしなくなって食事が手抜きになってしまうことも多いそうです。

さらに、お風呂に入ることがめんどくさくなって、連続で何日もお風呂に入らなかったり、顔も洗わなかったり、歯磨きだってしなくなります。

別にお風呂に入らなくても自分は困らない、といった考えも持つようです。

そして、一番犠牲になるのが睡眠時間です。

寝る時間も惜しんでゲームをしたり、SNSをしていて、ベットに入っていたとしてもベッドの中で続けいているので、結局眠っていないということもあります。

睡眠は人間の身体と心のバランスや健康に欠かせないものです。

それで、このような人間としての基本的で健康に必要不可欠なな活動がおろそかになってしまうことで、うつ病になったり、人格障害を患ったりすることもあるのです。

常にパソコンや携帯を手放せない

ここまで行かなくても、常にパソコンや携帯が手放せないということがあるなら、危険信号です。

食事中、お風呂に入っているとき、さらにトイレなど、どこに行くとしても、何をしている時でもパソコンやスマホなどを持っていて確認していないとどうしようもなくなる、ということであれば、依存性が高いということです。

ネットをしていないと不安になったりイライラしたりする

ネット依存症になると、ネットをしていないと不安になったり、落ち着かなかったり、悲しくなったり、気持ちが落ち込んでしまう、ということがあります。

さらに、ネットをしていない時間はイライラして、ネットの使用をやめるようにと他人から注意されると逆ギレすることもあります。

生活がインターネットが中心となっているので、ネットがない生活なんてつまらない、考えられないと思ったりもします。

でも、どうしてネットをしていないと不安になったり、イライラして落ち込んでしまったりするのでしょうか?

誰かと繋がっていたい

そこには、人との繋がりを求める人間の自然の気持ちが関係していることがあるようです。

リアルでは、人間関係ってなかなか難しいものです。

特に、人間関係で問題を持っていたり、さらには今まで何かの傷を負っていたという人にとってはとてもストレスの原因になっていたり、うっとうしく感じたりするでしょう。

しかし、だからと言って一人でいると寂しさや孤独感、そして虚しさを感じることがあります。

そのようなは、ネット依存症になりやすいそうです。

今はITの進歩で便利な時代だけど、人間関係が希薄になっていることもあり、「誰かとつながっていたい」という不安の気持ちがネットに走らせるのです。

そうすると、家族関係がうまくいっていないとか、友だちがいないということがネットでの活動に依存させる原因になっていることも多いということです。

現実の生活、仕事、勉強、いじめなどから逃れるために、そこに逃げ込んでいることもあります。

さらに、ネットをしていないと禁断症状がでて、ネットをやらないと不安やイライラが強く出ることもあります。

もっとひどい禁断症状としては、ものを破壊したり暴力的になったり、手が震えだしてジンマシンが出ることもあります。