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ネット依存症を克服するためにやりた...(続き5)

なので、幻聴や幻覚がおこるような、一人ではもうどうしようもないほどの重症になる前の早い段階で、それを克服する必要があるでしょう。

それで、自分や家族がネット依存症になっている、もしくはその予備軍になっていると思うなら、どうしたらそれを克服できるのでしょうか。

1.ネットから意図的に離れる時間を作る

まず、ネットをしない時間を作ることです。

自分で時間制限をかけて、決めた時間以外には絶対にネットを利用しないのです。

そんなことできないと思いますか?
どうしてもSNSが気になるし、どうしてもゲームがしたくなるでしょうか。

それはもしかしたら、ネットにつながるスマホやパソコンが今手元にあるからかもしれません。

それで、インターネットから意図的に離れるために、その電子機器自体を触られないように、あるいはオフにしてみましょう。

意図的に、この時間はもうネットから自分を隔離する、という時間を作ることによって、徐々にネット以外のことに意識を向けることができるようになります。

自分で意識して離れる

でも、ネットから離れる時間を作るのは、そんなに簡単ではありません。

成り行きに任せていてはできないでしょう。

だって、どうしても友だちからメールが届いたり、ゲームの誘いがくるかもしれず、それを見てしまったらネットを利用せずにはいられないかもしれません。

それで大事なのは、自分の意識と決意です。

ネットをしない時間を作ることによって、別のより生産的で益となる活動に充てる時間を作ることが自分のためになることを考えて、決意を固めましょう。

2.寝る1時間前には使用をやめる

寝る一時間前には、パソコンや携帯を閉じ、それを見るのをやめましょう。

しっかりと熟睡するためには、寝る前にリラックスした状態を作らなければいけません。

しかし、スマホやパソコンを見ていると、脳はゆっくりすることができません。

逆に神経も脳も興奮状態になってしまうので、目がさえたりなかなか寝付けないという原因になってしまうのです。

そうなると、ネットをしていたらもう朝方になっていた、ということが起こり、睡眠が犠牲になってしまいます。

それで、寝る時間を決めたら、その時間の1時間前にはもうパソコンもスマホも見ない、開かないと決めましょう。

手元にあるとどうしても開いてしまうという人は、スマホもベッドには持っていかず、リビングなどに置いておきましょう。

不眠症のリスクが高くなる

スマホやパソコンの光ブルーライトは、睡眠に悪い影響を与えます。

なんと、20代や30代の人で寝る前にスマホを見ている人の、約7割は不眠症と疑われる症状を持っていることが分かっています。

それで、不眠症のリスクを減らすためにも、何時になったらネットを切り上げる、ということを決めちゃいましょう。

3.学校や職場から家に直帰しない

学校や職場から、そのまま直接家に帰り、帰ったらすぐにパソコンを開いてインターネットを始める、という人たちが多いようです。

これが習慣になってしまうと、常に「早く帰ってネットがしたい!」と思ってしまうかもしれません。

そうすると、現実の人間関係ももっと煩わしくなっていって、人との付き合いも希薄になり、めんどくさくなり、ネットの中の世界に早く帰りたいと思ってしまいます。

ネット以外のことをする時間を作る

そのような悪循環に陥らないために、学校や職場からすぐに家に帰るのではなく、ちょっとカフェによって見たり、図書館によって見たり、さらには友達に連絡をして飲み会にいってみたり、ネット以外のことをする時間を作りましょう。

ネット以外の時間を楽しむことができ始めれば、ネットへの依存性が徐々に薄れていきます。

最初は、早く帰ってネットをしたいと思うかもしれませんが、意識的に家に帰るのを遅くして、別のところに寄って自分の活動範囲を広げていきましょう。

4.ネットによって失った時間を考える

人はみな平等に”時間”というものを持っています。

これは裕福な人も、貧しい人も一緒です。

みんな一日24時間、無限の時間があるわけではないのです。