正直、周りに合わせて流されていれば下手な衝突が起こることもないので、とても楽な選択でしょう。
しかしその生き方に本当に納得していればいいものの、心のどこかで納得していない部分があると、自分自身に嘘をついていることになります。
誰だって物事がスムーズに進むようにしたいと考えるものですが、その流れが正しいのかどうか、本当に自分自身の意思で選んでいるものなのかというのはきちんと考えなければいけません。
それに、流れに身を任せてしまうと、その行きついた先にあったのがたとえ失敗だったとしても失敗の原因を人のせいにしてしまいがちです。
自分で選択せず、いつもその場の流れに身を任せている人は、自分の行動に責任感を感じることがなく、なにかに必死になって一生懸命になるような場面からも縁が遠そうですね。
8.内にこもりがち
ここまで紹介した、受け身の人の特徴を見てみると分かるように、自分の意見や言葉をアウトプットせず全て内に閉じ込めてしまう傾向が強いことが分かります。
自ら行動を起こしたり、人を誘ったりすることがないということは、日々のライフスタイルも消極的になりがち。
そうなると人と接する機会や、外に出ていく機会も減ってしまい、さらに内に内にとこもってしまう結果になります。
知らず知らずのうちに、自分で自分の可能性を中にしまい込んでしまっていることもあるでしょう。
自分では、内にこもっていると思っていなくても、いつのまにかその“こもり癖”が付いてしまっている人もいますので要注意です。
9.幹事は絶対にしない
受け身の人は、人の中心になるポジションに付くことがほとんどありません。
特に幹事などのまとめ役になるとなおさら、自分の行動一つで全体の流れが決まる重要な役どころですから、率先して人と関わり、意見を交わし合わなければならないわけです。
普段から、周りに合わせることに慣れてしまっている受け身体質の人にとっては、とても難易度が高い仕事ですね。
自分が中心となって計画を起こして、全体の進行を執り行っていくのですから、受け身では到底いられません。
そもそも、自ら志願して幹事となって人を集めるようなことは無いと思いますので、受け身の人が幹事になるとしたら、おそらくは致し方なく任命された時でしょう。
社会人にもなると、会社の飲み会などで幹事を任されることもあると思います。
そういう時の為にも、普段から外交的に周囲とコミュニケーションを密に取っておくに越したことはありませんよ。
10.好奇心がない
好奇心というのは、人を突き動かす原動力になるものです。
好奇心があれば興味や関心を抱く事柄が増えて、自ずと積極的な行動が増えていきます。
好奇心が旺盛な人はフットワークが軽かったり、探求心を持っていたりすることが多いので、受け身でいることはほぼありません。
一般的には、好奇心の大きさに比例して、行動力も上がってくるものです。
ですから、好奇心が薄く、あまり物事に関心を抱くことがない人というのは、自分から何かを取り入れたりすることも少ないため、新しいことにも無関心。
結果的に、人から与えられるもののみを受け取るような状況になるので、自然と受け身が板についてきます。
11.行動範囲が狭い
好奇心が薄く行動力がないともなると、必然的に行動範囲も狭まります。
受け身の人は自分から進んで外に意識を向けないため、なかなか家から出ないという傾向も強めです。
誘われれば外に出るけど、そうでない場合は全く外に出ないという人も居るのではないでしょうか。
「誘われれば出るから、自分は決して内向的ではない」と言う人もいますが、これは内向的と言うより、受け身の特徴に当てはまるでしょう。
行動範囲が狭いと、新しい発見や新しい出会いというものとも疎遠となるのでもったいないことです。
ですが、受け身の人はあまり向上意欲などハングリー精神を持ち合わせていないため、極力省エネルギーで過ごせる日常を好むようです。
12.声が小さい
受け身の人を見てみると、声が小さいという共通点があることも分かります。
全員が全員当てはまるわけではありませんが、受け身の場合、自分の意見を周りに通そうとする必要がないので大きな声で主張する場面が無いのです。
大きな声と言うのは、周りに自分の気持ちを伝えたい時や浸透させたい時に使うものですから、その必要性がない人は声のボリュームも常に小さめになるんでしょう。
声が小さい人は、周りから見ると消極的な印象に見えます。
それに、いざ意見を述べる際に声が小さいと自信が無いように見えてしまうので、説得力にも欠けるでしょう。
堂々と意志の強い声で論弁できる人と比べると、その差は歴然です。