あなたは自分のことを『受け身な人間』だと思いますか?それとも『積極的な人間』だと思いますか?この2つのタイプは実に両極端なものですが、一概にどちらが正であるとも言えません。

ですが一般的に社会で求められている能力はどちらかと聞かれるとほとんどの人が『積極的な人間』だと答えるでしょう。

では、受け身の人間は一体何がいけないのか、考えたことはありますか?受け身であるということは、具体的にどんな状態のことなのでしょう。

人はどうしても、受け身でいてはいけないのでしょうか。

受け身であることは“悪”なのでしょうか。

この記事を見ている人の中には、「受け身であることを叱られた」「受け身な態度を直したい」と悩んでいる人や、「受け身で何が悪いの?」と疑問に思っている人もいると思います。

どうしても『受け身』と聞くとマイナスなイメージがあるかもしれませんが、これは捉えよう次第でプラスに繋がる要素でもあります。

今回は受け身になってしまいがちな人の特徴と考え方について掘り下げていくと共に、受け身になってしまう理由や深層心理まで解き明かしていってみようと思います。

️受け身になりがちな人の特徴21個!

さて、まずは自分は受け身なのかそうでないのか、という所でジャッジに困っている人のために、受け身になりがちな人の特徴、一つずつ挙げて確認していきましょう。

自分の意思で行動しない

受け身の人と言えばまずコレ、と言って間違いないのが『自分の意思で行動しない』または『自分の意思で行動できない』という所でしょう。

主体性がなく、これから自分がどうしたいのか、なにをしたいのかという明確な意見を持っていません。

例えばお昼を食べに行くとしても「何を食べたい?」と聞いたところで「なんでもいいよ。」と自分の意見を述べることをしないのです。

これが本当に「なんでもいい」と思っているかどうかと言うと話は別です。

食事に関して頓着がなく、本当に何でもいいと思っている人もいるかもしれませんが、考えるのがめんどくさいという怠惰の気持ちや、相手の意思に反したことを言ってしまわないか様子をうかがっていることも考えられますね。

いずれにせよ答えが欲しくて問いかけをしている人からしたら最も困る解答です。

「どこへ行きたい?」「何をしたい?」「どうしたい?」というような問いかけに対して、「これ」といった具体的な回答をせず、曖昧な答えしか出すことができない人を優柔不断だと表現することがありますが、これは正に『受け身』の最たる特徴です。

もちろん、周りに気を遣って自己主張を抑えているということもあるのでしょうが、受け取り方によっては受け身で自分の意見を持っていない人だと捉えられてしまうこともあります。

というより、大半の人がそう思うでしょう。

聞かれるまで話さない

受け身の人は、消極的で積極性に欠けるところがあります。

プライベートであればよいのですが、仕事でもそういった面が露見してしまうと問題です。

受け身の人は自らが当事者だという意識が薄く、ちょっと離れた場所から傍観者として物事を俯瞰していることが多い傾向があります。

それが実際は当事者であったとしても、受け身の姿勢ゆえに、一歩引いたところで構えているので、話し合いの場などにおいても自分から進んで意見を発信することがありません。

当事者意識が薄く消極的と言うのは、ビジネスシーンでは大きな欠点となりかねません。

時と場合に応じて聞き手に徹するということも必要ではありますが、どんな時も聞かれないと話さない人では仕事の基本となる報告・連絡・相談の部分が疎かになってしまう可能性もあります。

社会人にもなると、臨機応変に自ら行動する力が求められるので、「聞かれなかったから話さなかった」という言い訳は通用しません。

その場面と状況をきちんと把握し、必要に応じたコミュニケーションを取らなければいけないのです。

仕事だけでなく、プライベートの集まりでも、受け身で聞かれるまで自ら発言しない人は交流がし辛いものです。

「大人しい人」というくくりに入るならいいですが、「最低限のコミュニケーションができない人」「マナーがなっていない人」という評価が下されることもあるでしょう。

その場の空気を汲み取って、聞く姿勢を取るのも気遣いですが、時には話す気遣いというのも必要。

場面ごとに、自分が今どうした行動をするのが最適なのか、どういう行動が求められているのかということを自ら考え、答えを導き出し、対応すると言う能力は仕事でも私生活でも不可欠です。

これは受け身でいては、なかなか実現が難しいでしょう。

誘われないと遊ばない


自らの意思を持っていない、または表現しない、さらに自ら行動を起こさないとなると、自然と内向的な性格や行動が目立つようになります。

人と遊びに出かけるという、なんてことない行動を一つとってみても、受け身の人は自分から人を誘い出したり、遊びのプランを組み立てたりと言うことがほとんどありません。

誘われたら遊ぶけど、自分からは誘わない、と言う人は周りから見たらどのように映るでしょうか。

いつも誘う側からしてみると、相手側が迷惑しているのではないか、本当は遊びたくないのではないか、と不安に思ったりもするでしょう。

相手にとって自分は誘ってまで会いたいと思う相手では無いのだと判断するかもしれません。

人から誘いを受けるというのは、その人が自分に少なからず好意を持っているのだと認知する手段でもあります。

誘われるのを待つだけでなく、時には自ら行動を起こすことで、より親密な人間関係を築けるでしょう。

感情を出さない

受け身の人は、どんな時も受動的です。

それは分かりやすい行動面だけに限らず、感情の動きや表現にも影響します。

受け身の場合、自分の感情を露わにして、周りへ影響を与えるような言動を起こしたりしません。

感情を表面化するほど、なにかに熱くなったり執着することがなく、ただ周囲から与えられる刺激や流れを受けるがままに、ゆらゆらと気持ちも行動も移ろっているのです。

自分の意思でなくてもすんなり行動できてしまうということは、あまり固執した信念やこだわりがないということでしょう。

ですから、感情的になることもありません。

わざわざ感情を露見させて自分を押し通してまで、なにかを周りに伝えようという気持ちにならないのでしょう。

人が感情を露にする時というと、喜びや怒りなど特に大きな衝動に揺り動かされている場面が多いですよね。

こういう時、人は自分の感情をまわりに伝えたい、共感して欲しい、理解して欲しいなどと言う意志を持って感情を表面に出します。

そして連動するように身体を通じて気持ちを表現するのです。

ただし、受け身の人だと何にせよ強い意思や感情を抱きにくいため、表面化するに至らないケースが多いんですね。

意見を言わない

会議や話し合いの場面など仕事における場面はもちろん、プライベートで人と話をしている時でも、自分意見を言わない人というのは受け身そのもの。

「なにか意見がありますか?」と聞かれたとして、本心から「何もありません」と言っているか、その場の空気を読んだうえでそう言っているかで状況はまったく違ってきます。

意見がないのと意見を言わないのでは大違い。

受け身の人の場合は、どちらのパターンも考えられます。

意見を言わないと、対象の物事や人に対して無関心であると見えてしまいます。

関心がないものに対して、意見が生まれないというのはごもっともですが、そもそも受け身の人の場合、考えるという活動を停止していることが多いのです。

言いたい意見を飲み込んでいるというよりは、言いたい意見さえも生まれてこない人が少なくないのではないしょうか。

「なるようになればいい」と考えている人もいるでしょうが、自分の意見が反映されて出した結果と、周りが決めた結果ではそれに向けられる意識も違うんです。

人に合わせる

いつも人の意見を優先して、人の言うままに行動している人は根っからの受け身体質ですね。

仲の良い悪いに関わらず、自分の意見を表に出せない人はいるでしょう。

この状況の受け止め方は相手によって異なります。

自分の意見を最優先して物事を進めていきたい人にとっては、自分の意見に口出しされず、言うがままに事が進んでいくので、受け身という存在は“都合のいい存在”だと言えるでしょう。

しかし、誰しもがそれを望んでいるわけではありません。

周りに意見を聞いて、それぞれの意思を尊重したいと考えている人に対して、いつも同意してばかりしてしまっては逆効果、その人はまるで独りよがりのように思うでしょう。

流れに身をまかせる

受け身の人は自分から流れを作らず、周りの流れに合わせて方向性を決めていきます。

それも、巻き込まれる形ではなく、自ら進んで乗っていきます。

正直、周りに合わせて流されていれば下手な衝突が起こることもないので、とても楽な選択でしょう。

しかしその生き方に本当に納得していればいいものの、心のどこかで納得していない部分があると、自分自身に嘘をついていることになります。

誰だって物事がスムーズに進むようにしたいと考えるものですが、その流れが正しいのかどうか、本当に自分自身の意思で選んでいるものなのかというのはきちんと考えなければいけません。

それに、流れに身を任せてしまうと、その行きついた先にあったのがたとえ失敗だったとしても失敗の原因を人のせいにしてしまいがちです。

自分で選択せず、いつもその場の流れに身を任せている人は、自分の行動に責任感を感じることがなく、なにかに必死になって一生懸命になるような場面からも縁が遠そうですね。

内にこもりがち

ここまで紹介した、受け身の人の特徴を見てみると分かるように、自分の意見や言葉をアウトプットせず全て内に閉じ込めてしまう傾向が強いことが分かります。

自ら行動を起こしたり、人を誘ったりすることがないということは、日々のライフスタイルも消極的になりがち。

そうなると人と接する機会や、外に出ていく機会も減ってしまい、さらに内に内にとこもってしまう結果になります。

知らず知らずのうちに、自分で自分の可能性を中にしまい込んでしまっていることもあるでしょう。

自分では、内にこもっていると思っていなくても、いつのまにかその“こもり癖”が付いてしまっている人もいますので要注意です。

幹事は絶対にしない

受け身の人は、人の中心になるポジションに付くことがほとんどありません。

特に幹事などのまとめ役になるとなおさら、自分の行動一つで全体の流れが決まる重要な役どころですから、率先して人と関わり、意見を交わし合わなければならないわけです。

普段から、周りに合わせることに慣れてしまっている受け身体質の人にとっては、とても難易度が高い仕事ですね。

自分が中心となって計画を起こして、全体の進行を執り行っていくのですから、受け身では到底いられません。

そもそも、自ら志願して幹事となって人を集めるようなことは無いと思いますので、受け身の人が幹事になるとしたら、おそらくは致し方なく任命された時でしょう。

社会人にもなると、会社の飲み会などで幹事を任されることもあると思いますので、そういう時の為にも、普段から外交的に周囲とコミュニケーションを密に取っておくに越したことはありませんよ。

好奇心がない

好奇心というのは、人を突き動かす原動力になるものです。

好奇心があれば興味や関心を抱く事柄が増えて、自ずと積極的な行動が増えていきます。

好奇心が旺盛な人はフットワークが軽かったり、探求心を持っていたりすることが多いので、受け身でいることはほぼありません。

一般的には、好奇心の大きさに比例して、行動力も上がってくるものです。

ですから、好奇心が薄く、あまり物事に関心を抱くことがない人というのは、自分から何かを取り入れたりすることも少ないため、新しいことにも無関心。

結果的に、人から与えられるもののみを受け取るような状況になるので、自然と受け身が板についてきます。

行動範囲が狭い

好奇心が薄く行動力がないともなると、必然的に行動範囲も狭まります。

受け身の人は自分から進んで外に意識を向けないため、なかなか家から出ないという傾向も強めです。

誘われれば外に出るけど、そうでない場合は全く外に出ないという人も居るのではないでしょうか。

「誘われれば出るから、自分は決して内向的ではない」と言う人もいますが、これは内向的と言うより、受け身の特徴に当てはまるでしょう。

行動範囲が狭いと、新しい発見や新しい出会いというものとも疎遠となるのでもったいないことですが、受け身の人はあまり向上意欲などハングリー精神を持ち合わせていないため極力省エネルギーで過ごせる日常を好むようです。

声が小さい

受け身の人を見てみると、声が小さいという共通点があることも分かります。

全員が全員当てはまるわけではありませんが、受け身の場合、自分の意見を周りに通そうとする必要がないので大きな声で主張する場面が無いのです。

大きな声と言うのは、周りに自分の気持ちを伝えたい時や浸透させたい時に使うものですから、その必要性がない人は声のボリュームも常に小さめになるんでしょう。

声が小さい人は、周りから見ると消極的な印象に見えます。

それに、いざ意見を述べる際に声が小さいと自信が無いように見えてしまうので、説得力にも欠けるでしょう。

堂々と意志の強い声で論弁できる人と比べると、その差は歴然です。

いかに正しいことや魅力的なことを述べていても、小さい声であるがゆえに信頼度が著しく落ちてしまうのです。

存在感がない

常に受け身で居る人というのは、どうしても存在感が薄れがち。

それもそのはず、複数名が同じ空間に居たとして、その中で意見を述べて積極的な姿勢を見せる存在と、その場にただ居て同意をするだけの存在では人の脳裏に残る印象は雲泥の差でしょう。

存在感を残すためには、人の視線を集めること、人の心に残る言葉を発さなければいけません。

もし、受け身の人が印象に残るとしたら「あの存在感の薄い人か」など、大した特徴のない存在になるでしょう。

存在感がないことは良いことなのか悪いことなのか…と聞かれるとそれはその人の目指す方向性にもよりますが、存在感が薄いということは、その人の本質や性質が理解されないということですから、相手が勝手に思い込んだマイナスのイメージで塗り固められている可能性だってなくはありません。

周りがなんとかしてくれると思っている

受け身の人はどうして受け身になったのか、と考えてみてください。

受け身でいられる状況というのは、実質とても恵まれた環境なのでしょう。

自分から進んで何か行動を起こさずとも、周りが助けてくれる、周りがなんとかしてくれる、という状況だからこそ受け身でいられるのです。

そういった環境に居ない人が受け身を取ってみたところで、物事はピクリとも進展せず、結局自分を苦しめる結果になりますから、自ら動かざるを得ない状況に陥ります。

仮に、あなたが受け身を取る相手が家族や友人など親しい間柄あればよいですが、社会へ出たら別の話です。

受け身でいることに慣れてしまって、体に染みついている人がそれまでと同じような心持で社会に出て、周りに頼りっきりでいては、一向に成長することもなければ、周りから評価されることもないでしょう。

受け身の人は、周りに依存し、甘えている状況であるということを知るべきです。

声をかけられるのを待つ

受け身の人というのは常に“待ち”の状態です。

自分から“行く”・“進む”という前向きな状況ではなく、ただじっと待っている停滞状態。

それこそ、誰かからの助けが欲しい時でも、相手が気付いて声をかけてくれるまで待っていることも珍しくはありません。

しかしその“待ち”の状態は無駄な時間でしかないのです。

同じ状況に置かれたとき、受け身ではなく、自分から行動できる人ならばもっと早く解決できたこともあるはずです。

しかし受け身体質の人の場合、自分から人に聞きに行く、という解決方法さえ導き出せないというケースもありますね。

受け身が習慣化している人は自分が思っている以上に受け身が板についてしまっているかもしれません。

プランを人に任せる

受け身と言えば聞こえはいいかもしれませんが、受け身というのは言い方を変えれば”人任せ”ということになります。

自分で考えることをしないで人に任せていれば労力もかかりませんよね。

仕事にせよ旅行にせよ、その日の食事にせよ、選択肢を考え、その中から取捨選択しセレクトするというプラン計画は、なにかと面倒です。

大きなプランになればなおさらです。

共に協力しながらプランを仕上げていけばいいのですが、非協力的で意見を出さない人では役に立ちません。

あなたと同じチームでプラン計画を任さられた人からしてみれば、自分ばかりが意見し行動している状況になっていたら、とんだ損な役回りだと感じるかもしれません。

個性がない

個性と言うのは、その人の独自の考え方やこだわりなどによって生まれ出るものです。

しかし、受け身の人にはそういったオリジナリティを貫くような姿勢があまりありません。

もしあったとしても外に出していかないので、個性として発揮されることは少ないでしょう。

受け身だというのも、個性の一つではありますがこれが人より特出したストロングポイントになるかと言えばそうではありません。

むしろマイナス方面に働くことの方が多いでしょう。

強みとなる個性は、主体的に行動することで積み上げたその人なりの経験がキッカケになって出来上がることが多いのですが、その点、受け身の人は経験値の部分で不利になります。

魅力がない

受け身の人は、自分から行動しないので行動範囲が狭く、特筆すべき個性やアピールポイントがない平々凡々な人柄になってしまうことがあります。

それに、受け身ゆえにその人本来の特徴や性質を周りに見せつける機会と言うのも少ないものです。

そうなると周りからみたその人は、無個性で印象に残らないぼんやりとした人になってしまいます。

魅力的な人というのは見た目はモチロンのことながら、その人の内面や考え方に美点がある人のことです。

受け身の人は、中身をひけらかさないので誤解されることも多いタイプ。

一見協調性があるように見えても実は考えなしなだけかも…物静かかと思っていたけど実は人任せのめんどくさがり屋かも…などなど、本質を見せない分、実際とは異なっている情報に信憑性が出てきてしまいます。

本来長くいればいるだけその人を深く知ることができますが、受け身の人は自分を持たずに行動するので、長くいればいるだけその人本来の気持ちや行動に統一性がなく、違和感を覚えるようです。

それでいては、到底魅力を感じるというのは難しい話です。

恋愛に発展しない

受け身な人が恋愛をする場合、基本的に相手ありきの恋愛になります。

自分から積極的にアプローチすることが出来ないので、意中の人がいたところでその想いを伝えるどころか、好意に気付いてもらえるかどうかも危ういところです。

どんな恋愛だって、お互いが意識を向け合って、意思疎通や駆け引きをしていかなければはじまりません。

たまたま自分の好きな相手から意識を向けて貰えてハッピーエンド、なんて上手く事が運ぶ恋愛ばかりではありません。

そもそも意見を言わない、行動を起こさない人は、なかなかに得体が知れませんよね。

そういう人に対して魅力を感じたり恋愛感情を抱くことは、珍しいことだと言えるでしょう。

相談しない

悩みがあったり、困ったことがあるときには誰かに打ち明けたり相談したくなるものですが、受け身の人はそれさえも“待ち”の状態です。

「ちょっと聞いて欲しいんだけど」と言うように自分から働きかけることは無く、相手から「どうしたの?」と聞かれてようやく相談の姿勢に入るという人が多いのです。

相談せず自分の中でモヤモヤと悩みや不満をため込んでいたり、勝手に結論を出してしまうことになると間違った解釈のままになってしまう可能性があります。

受け身の人は基本的に人の意見に寄り添って動きますので、自分の中でなにか疑問や不安が生まれたときに解決するための引き出しも少な目です。

さらにそうなった時、相談もできないとなると実に厄介な状況になりかねません。

仕事は振られた分だけ

受け身の人は、何に対しても自分から手を伸ばして積極的な行動を起こすことをしません。

それは仕事に関しても当てはまることで、自分に振られた仕事はきちんとこなすけれど、それ以外の部分に対して一切手出ししません。

まさに受け身の典型、「言われたからやる」「言われた通りにやる」というマニュアル型ですね。

逆を言うと、言われないとやらない上に自ら指示を仰ぐこともしませんので一緒に仕事をする人からすると、なんとも頼りない存在でしょう。

️受け身になってしまうワケ

さて、ここまで受け身の人の行動の特徴や性質について説いてきましたが、いずれにせよ少々厳しい意見が多くなってしまいました。

しかし、これが現実問題“受け身”に対して抱かれている一般論です。

自分の行動を顧みて心当たりがあった人や、受け身の自分に対して疑問があった人は、どこか引っかかる部分はありましたでしょうか。

ただ、受け身になった人は、なにもなりたくてなった人ばかりではないでしょう。

自ら願って受け身になった人も居るかもしれませんが、自然とその性質が染みついてしまうような環境に置かれていた人もいるはず。

ここからは、どうして人は受け身になってしまうのかと言う部分を更に詳しく見ていきたいと思います。

何事にも無関心

まず、何に対しても関心がわかないというのが受け身になる理由の一つです。

無関心というのは、何かを嫌いになる以上に厄介。

関心がある人は、その関心から生まれる行動力が自らを奮い立たせてくれるはず。

自発的な行動や積極性というのは受け身を脱する第一歩です。

全てに対して無欲で無関心というワケではなくなるだけで、とてもいい変化。

なにか関心の向くことが一つでもあると、そこから発展していく可能性は非常に大きいものです。

好きなことや関心のあることなら、自ら積極的な態度で臨む力が発揮されやすいですよ。

嫌われたくない

受け身の人は自分の意見を外に出しません。

その理由の大半は、周りから反感を買ったりすることを恐れているからです。

確かに周囲と円満な関係を築くためには、いくらかの我慢や協調性を持った行動が必要ですが、何もあなたの考えを押し殺す必要はないのです。

「こんなことを言ったら嫌われてしまうのではないか」と考えてしまうと、何も発言できなくなってしまいます。

しかし“何も言わない”という選択が人を苛立たせることもあります。

自分の意見をアウトプットして発言をするというのは、周りと深い関係を築いたり自分を成長させるためにとても大切なこと。

大切なのは、きちんと根拠のある発言をすること、威圧的な言い方をしないこと、そしてタイミングです。

素直になれない

「言いたいことがある」「やりたいことがある」という場合も、自分を素直に表現できない人というのは、自分を大切にしすぎて臆病になってしまっているケースがあります。

誰にだって言いたい言葉を飲み込まなければいけないと時は度々ありますが、それが本当にどうしようもない状況で納得できる時と、どうにかできる状況なのに何もしないのでは気の持ちようが違いますよね。

素直になればきっと自分の気持ちが楽になるシーンも多いはず。

自分の意見に自信がない、自分自身に自信がない、と言う人はなかなか感情や思いを素直に表現できず、後ろ向きになりがちです。

素直になることには勇気と自信が必要になりますが、そのための努力をするというのも悪いことではありません。

相手を優先してあげたい

自分ではなく他人を優先してあげようとする気遣いから受け身になっている人も少なからずいると思います。

その優しさは決して悪いことではありませんが、いつもそういう姿勢でいることが正しいとも言えません。

ただ何の根拠もなく優先ばかりしていたら、事の本質が見えなくなってしまいます。

状況をきちんと理解し、見極めたうえで相手の意見が尊重するに値することであるかどうか、優先すべきことが本当に正しいのか、考え抜いた末の判断であれば後々になって後悔することもないでしょう。

ついどうしても相手を優先しがちになってしまう人は、自分の中で妥協できるボーダーラインとそうでないラインの線引きをしておくようにしましょう。

意見を言うのが怖い

これまでの経験上、自分の思いや意見を述べた際に、猛烈に批判をされたことがあったり、辛辣な対応を受けたことがきっかけとなって受け身に転じたという人も中にはいるのではないでしょうか。

トラウマが原因で、自分を守る術として受け身を取る方法を選択したというのも理解できます。

しかしトラウマを払拭してこそ、新しい道が開けるはず。

自分で選んだ保身という道が、本当に自分の為に最も良い方法なのかを考えてみましょう。

人の顔色を気にしすぎ

受け身の人は全く周囲を気にしないマイペースな人か、逆に周りの顔色をとんでもなく気にする人の両極端です。

自分が受け身になって楽をしたい、と思っている楽観的な人も確かにいるでしょう。

しかしそうではなく、周りの反応や顔色が気になって本当の自分を見せられない人の方が圧倒的に多いんです。

周りから良く思われたいという気持ちが先行してくるので、人の意見に合わせがちになってしまいます。

それが行き過ぎると八方美人と呼ばれるようになってしまうので注意が必要ですね。

限度を弁えて、周囲との調和を図りましょう。

自分に自信がない

これまでの情報を総じてみると、結局のところ受け身の人の消極的たる原因となっているのは“自信”です。

自信が足りていない人は、自分の発言や行動に対して確信や責任を持って取り組むことができません。

自信がある人は、自らの考えが正しいと確信しているので、迷うことなく自分の道を突き進むことができるのです。

自分を守るため

受け身の人は、極端に言ってしまうと戦うことを選ばずして流れの行くままに行動します。

これは一種の保身ともいえる行動。

理由はどうであれ、自分が傷つくことを恐れたり、自分が辛くない道を選んだりしているのです。

️受け身な人は優しすぎる人

受け身な人は、リーダー向きではない、保身的だなんだと散々述べてきましたが、結論、優しい気遣いができる寛容な人だということも確かです。

自分自分した対応ではなく、人の気持ちを汲んで行動できるというのは美点です。

しかしこれが行き過ぎか、そうでないかという点がポイントになりますね。

優しすぎるだけでは、自分の為にも周りの為にもなりませんから、受け身を取るにしても、考えることをやめずに、自分が納得のいく結論を出すことを心がけましょう。