口呼吸をなくす体操とは
では、口呼吸をしていることに気づいたなら、どうしたらそれをやめて、鼻呼吸を習慣にすることができるでしょうか?
ひとつは、口の周りの筋肉を鍛えることです。
いつも口が開いていた人は、口の周りの筋肉が衰えているので、いつのまにかポカンと口が開いてしまいます。
それで、「あいうべ体操」と呼ばれる体操をするのが効果的。
「あー」と言って口を縦に大きく開きます。
次に「いー」と言って横に大きく開きます。
次に「うー」では、口を思いっきり前に突き出すような感じです。
最後に「べー」と、舌を重いっきし下に伸ばしてみましょう。
こうすることで、口周りの口輪筋、咀嚼筋、舌筋などが鍛えられるそうです。
「あーいーうーべー」という動きは、5秒ほどかけて行い、それを30~60回をセットにして毎日行うことがすすめられていました。
これをしているときは、顔がかなりヤバイ感じになるので、これは一人の時にやったほうがいいですね。
さらに、口呼吸をやめるために、ガムやグミを噛んで咀嚼筋を鍛えたり、夜寝るときにサージカルテープを口に張って寝る、という方法もあるそうです。
しかし、鼻炎持ちの人が寝るときにサージカルテープを口に貼ると、呼吸困難になるので、そうゆう人はまず耳鼻科で鼻炎を解消してもらうのが先ですね。
3.腹式呼吸をする
滑舌の改善のためのトレーニングの中には腹式呼吸があります。
腹式呼吸とは、鼻や口から息を吸い込み、お腹を膨らませる呼吸法です。
やり方ですが、まずは背筋を伸ばして座ります。
そして、8秒ほどをかけてゆっくりと息を吐いてください。
この時に、口で息を吐くようにしてお腹がへこんでいることを確認してください。
お腹の空気を出すイメージです。
そして、息を吐き終わったら4秒ほどをかけてゆっくり息を吸います。
ここでポイントですが、息を吸い込むときは鼻で吸い込みます。
そして、お腹に空気を入れていくようにして、お腹が膨らむことを確認してください。
これを3回ほど繰り返します。
この腹式呼吸の効果としては、まずリラックス効果があります。
滑舌が悪いことは、話すことへの不安、緊張という心理面でのストレスが関係していることもあります。
それで、腹式呼吸は、副交感神経を刺激してくれて体の緊張をほぐすことができるので、舌も柔らかくして、はやすことができるでしょう。
腹式呼吸によって声量が上がる
この呼吸法は、リラックス効果だけでなく声量にも関係してきます。
呼吸法には2つあるのですが、腹式呼吸のほかにもう一つ、胸が膨らむ呼吸、つまり胸式呼吸というものがあります。
これは交感神経を刺激して筋肉を緊張させるといいます。
それで、もし知らず知らずのうちに胸式呼吸をしていると、体がどんどんとこわばります。
そうすると声がうまく出せなくなってきます。
そうすると滑舌が悪くなって、人に聞きづらい話し方になってしまうのです。
しかし、腹式呼吸をしていると、声が遠くまで通るようになります。
お腹にたっぷり空気を吸い込んで、お腹から声を出すようにすることによって、リラックスしたながら、大きな声で話すことができるので、はっきりと音を出しやすくなります。
呼吸法で滑舌がわかるなら、日々の中で腹式呼吸を習慣にしておきたいですね!
4.歯を矯正する
歯並びがもともと悪い人も、それが影響して滑舌が悪くなっていることがあります。