CoCoSiA(ココシア)

滑舌が悪い原因と、改善する7個の方法(続き4)

それで、歯並びを改善するために歯の矯正をすることができます。

しかし、歯の矯正だけをしても滑舌の悪さが残る、ということもあります。

それは、歯並びが悪かった時の舌や唇の動かし方の癖が治らないからです。

逆に、最初のほうでもふれた通り、舌の癖が歯並びを悪くしていることもあります。

それで、歯を矯正するとともに、発音のトレーニングをすることによって滑舌を改善することができます。

歯並びが悪い場合、原因になっていることも

歯並びは歯だけでなく、舌や唇、あごの動かし方にも関係してきます。

それが活舌の悪さにつながってしまっていることがあるのです。

歯がガタガタに並んでいる人、出っ歯の人、下あごが出ている人、さらに、かみ合わせ時に上下の歯に隙間ができている人も、発音に影響が出てしまいます。

歯のならび、あごの位置によって、発音しにくい音が生まれてしまっていることがあります。

そのような人は特に、サ行、タ行、ナ行、ラ行が発音しにくいでしょう。

特にサ行は、かみ合わせたときに上下の歯に隙間ができている人にとって、特に難しい発音になります。

5.朗読でトレーニングをする

滑舌がよいと、はっきりと音を発音することができます。

逆に滑舌が悪いということは、言葉を発音するために舌や口の滑らかな動きができていない、ということになります。

例えば、唇の動きが足りていない場合、「ぱぴぷぺぽ」や「まみむめも」という音が同じように聞こえることがあります。

これは、表情筋や口唇筋が弱っているということが原因になっていることもあります。

しかしだからと言って、唇にあまりにも力を入れすぎると、話し方が不自然で大げさになってしまいます。

だから、自然な形でしかしはっきりと唇を十分に動かして発音する練習をすることが必要です。

さらに、舌の筋肉が衰えているために舌が動かしにくくなっていて、どもったような話し方になることもありでしょう。

それで、一音一音をはっきりと発音するために、朗読という形でトレーニングをすることができます。

とにかく朗読をして鍛える!という方法です。

朗読は、一つ一つの言葉をはっきりと言えるようになる以外にも効果があります。

それは、張りのある声にすることができる、ということです。

声に張りが出ると、はっきりと聞こえやすくなります。

そして、自分の声を聞く機会にもなりますので、どの音が発音しにくいのか、どこでいつも噛んでしまうのか、ということを知ることができます。

自分の苦手な音とか、自分の苦手とする言い回しというものを知って、練習することで、改善を図ることができ、さらに声も大きくなるので、相手にはっきりと伝えられる発声練習となるでしょう。

トレーニング用の練習文で練習をする

音読トレーニングは、普通に本を読んだりするのでも効果的ですが、滑舌をよくするために用意された文章を読むほうがさらに効果的です。

例えば、トレーニングとして、このような文章を発音してみることができます。

「あえいうえおあお かけきくけこかこ させしすせそさそ たてちつてとたと なねにぬねのなの はへひふへほはほ まめみむめもまも やえいゆえよやよ られりるれろれろ わえいうえをわを がげぎぐげごがご ざぜじずぜぞざぞ だでぢづてどだど ばべびぶべぼばぼ ぱぺぴぷぺぽぱぽ」
これは早口言葉ではありません。

唇と舌を十分に使って動かす練習です。

それで、一音一音を確実に発音し、一音一音で息を吐くようにして練習してみてください。

早口になって、音があやふやに流れてしまうのではダメです。

ゆっくり丁寧に、そして、はっきりとした発音で徐々にスムーズに言えるように練習してみてください。

このほかにも、本やネットでこのような文章をたくさん見つけることができるでしょう。

さらに、映画やドラマの中のセリフなど、人が言っているセリフを真似して音読するのも効果的みたいです。

いざ会話となると、上の文章のように決まりきったことを繰り返すわけではありません。

活舌改善のために用意された文章は、音をはっきりと出すための舌や唇の使い方を覚えさせるためには効果的ですが、長い文章や連続した会話を自然な形ではっきりと発音する練習には、映画やドラマのセリフを音読するのは適しています。