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描き下ろしの意味とは?漫画や小説などの出版業界でよく聞く用語をまとめてみました。


描き下ろしと聞くと、雑誌の連載漫画、連載小説をイメージする人達が多いのではないでしょうか。

今月号は描き下ろし、どんな楽しみな出来事があるのかとワクワクします。

他にも色々な描き下ろしが存在していて、見ている側もワクワクします。

今回は描き下ろしの意味、さらに漫画や小説などの出版業界でよく聞く用語をまとめています。

この記事の目次

描き下ろしの意味とは

描き下ろしとは、雑誌やWEBなど指定された媒体のためだけに描かれた漫画やイラストのことを言います。

すでに世間に出ているものは描き下ろしとは言わないです。

雑誌や新聞に掲載されてから単行本になったもの、人気作家の作品集、アニメ化されている作品のグッズなどが描き下ろしには該当しないものです。

その中でも、付加価値を付けることで消費者の購買欲を上げようとそれぞれが努力を重ねています。

すでに雑誌に掲載されている漫画の単行本であれば、著者の新しい短編漫画を入れることで付加価値を上げることができます。

グッズであれば、初回限定のオリジナル描き下ろしイラストを入れることで、今しか手に入らないものとファンの購買欲を上げることができます。

このように、描き下ろしは私達の購買欲や嬉しいと思う気持ちを上げてくれるアイテムとも言えます。

絵が主体の作品が初めて世に出ること

描き下ろしとは、絵が主体の作品が初めて世に出ることを言います。

初めてのものと聞くとより多くの人の視線を集めることが出来ますし、今後のヒット作品となるかどうかの期待も集まります。

1つの作品が描き下ろしとして世に出るまでにもたくさんの努力が積み重なっていますし、どれだけ絵を描いても描き下ろしとして世に出ないこともあります。

多くの漫画家やイラストレーター達は、まずは描き下ろしとして自分の作品が世に出る日を夢見て日々努力を重ねています。

イラスト

描き下ろしの1つに、イラストが挙げられます。

イラストレーターやデザイナーが様々な試行錯誤しながら作品を描き上げ、多くのスタッフとの間で打ち合わせを重ねながら描き下ろしとして世の中に発表されます。

イラストは様々な媒体で使用されており、子ども向けキャラクター、アニメ、雑誌やWEBの挿絵、インテリアに使用されるデザイン、企業ロゴ、数えきれないほどの作品があります。

1つ大ヒットを飛ばすようなイラストを発表することが出来れば、将来安泰と言われることもあります。

しかしその反面、著名ではないもののコツコツとマイナーな場所で描き下ろしイラストを発表している人達もいます。

1つ1つのイラストの始まりを調べてみると、今よりも新しい視点で作品を見ることができるはずです。

ぜひ、興味のあるイラストの描き下ろしについて調べてみてください。

漫画

描き下ろしの1つに、漫画も挙げられます。

多くの人たちが漫画家を志し、大手出版社に持ち込みや郵送で自らの作品を売り込みます。

その中で目に留まったものだけが描き下ろしとして様々な雑誌に掲載されます。

大ヒットを飛ばし、映画化やアニメ化といった夢を叶える漫画はほんの一握りです。

日本の漫画はレベルが高く、外国人からも注目を集めています。

昨今は紙媒体での漫画よりもWEB媒体での漫画を好む人が多いかもしれませんが、ぜひお気に入りの漫画は紙媒体で読んでみてください。

インクの滲み具合や漫画家の近況が描かれた1/4スペースなどをリアルに感じることができるのは紙媒体ではないかと考えています。

書き下ろしとの違い

描き下ろしと書き下ろしは同じようでいて、違うものを指します。

描きおろしとは、イラストや漫画が初めて世間に発表されることです。

書き下ろしとは、物語や詞といった文章が新聞や雑誌に一度も掲載されることなく、ストレートに映画化やドラマ化されることを言います。

著名な作家になればなるほど書き下ろしが発表されたときの注目度は高いです。